
夜々可愛いよ夜々。
というわけで顔に似合わずシリアスで攻撃的な雷真と、
顔と体型に似合わずエロカワで積極的な、昼夜問わない雷真のお人形の夜々の物語。
『ストライク・ザ・ブラッド』もそうですが原作ラノベのサブタイトルを、
そのままアニメ化の各話サブタイトルにしてるのかな、わかりやすくていいです。
サブタイトルにツッコむ余地が無くなるというデメリットもありますけど、ともあれ第2話。
宜しければ続きからご覧ください。







学園1位、こんなダサい仮面をしている癖に、
シャルですら恐れを抱くほどの圧倒的な能力を有する学園一の実力者マグヌス。
雷真は自身の記憶の中にある仇敵の前に居ても立ってもいられず、
こうしてフライング気味の宣戦布告をしにきたわけですが、
その間に立ちはだかるはマグヌスが従える2人の幼女型自動人形。
その内の1人、ピンク髪の自動人形の顔に己の大切な人の姿を重ねたのか、
それとも本当に同じ顔の自動人形なのか、後者だとしたらかなりエグい話ですが、
お陰で今にも飛びかかりそうだった雷真の気勢も幾分削がれた模様。








雷真が懐から取り出した物をマグヌスに向ける素振りを見せた瞬間、
シャルや夜々の目にも留まらぬ速さで都合6人の自動人形が雷真の動きを牽制、
どころか状況によってはそのまま喉笛を描き切っていたレベルで武器を突きつけます。
これで殆ど動揺を見せない雷真も相当な胆力ですね、後ろでオロオロする夜々が可愛い。




雷真が渡したのは何でしょう、香料か何かなのかな。
マグヌスはそれをありがたく頂戴して、この場はそのまま収まりましたが。
さて、こういう場合マグヌスが真の仇敵である可能性は微妙だと思うんですが、
でもなぁ、人形の顔が同じってところが胡散臭いですよねぇ。
人型の自動人形ってもしかして生身の人間を材料に作られてるとか、あるのかしら。
というか人間型の自動人形って若い女の子のしか無いんでしょうか。
マグヌスが単純にロリコンだという可能性もありますが、それにしても6人って・・・。







「今日はお疲れになったでしょう?
夫の疲れを癒すのは妻の役目ですから!」
マグヌスの前では不敵な笑みを絶やさなかった雷真ですが、
何気にあの攻防で実力差をまざまざと思い知らされていたらしく、
シャワーを浴びながら1人思い悩んで苦しみ中。
普段なら「お背中流します!」とか言って強引に浴室に突撃しそうなものなのに、
雷真のそんな様子に遠慮して、最初は外で大人しく待っている夜々。
でも雷真の気分を少しでも紛らわせようとしたのか、
敢えて普段通りの明るい積極性を見せる健気さまで発揮しております。
良い子。







「う・・・わ!? な、何してる夜々、オイ!?」
「・・・大丈夫です」
「何が大丈夫だ!?」
「・・・雷真は、勝ちます、必ず勝ちます。勝負の舞台は・・・“夜会”です」
「・・・ああ、そうだな。ありがとよ、夜々」
何気に結構胸ありますよね、夜々は。
シリアスなシーンってのと、手とかで隠すことなく堂々と裸身を晒しているのとで、
煽情的というよりは神々しい清らかさの方を感じる佇まい。
物理特化型の割には胸とか人間の女の子みたいに柔らかいみたいですし、
自動人形の技術って凄いなぁ、夜のお人形としても十分に機能しそうですよ。





昨夜はお楽しみでしたね。
原田さんの甘えロリボイスの破壊力とは相変わらず恐ろしいものがあります。
というわけでスッキリ気持ちもリフレッシュした翌朝。
登校する雷真を待ち伏せていたのは風紀委員主幹のフェリクスという少年。
一応この子も≪十三人≫の1人らしいですが、仄かに漂う小者臭。
何やら“夜会”へのエントリー権に関する相談があるみたいですが、さて。






「“イヴの心臓”が人形に知性を与え、優れた人形師の手にかかれば、
人形を人間そっくりに作り上げる事も出来る。
・・・人間を模倣する事など、つまらぬ事に思えるがな」
「アンタがどういうつもりでそんな事言うのかは知らないが、
夜々は、世界最高の自動人形だ!」
「・・・雷真」
「硝子さんが作ったんだからな!」
「がっ!?」
馬鹿だなぁ、人間を模倣した方が“色々”と出来て便利じゃないか。
その日の授業中、自動人形に関して一家言あるのかキンバリー女史、、
何故か夜々んと雷真に対して煽る様な発言をわざわざ口にして。
煽られた雷真が良い事言って夜々がきゅんきゅんしたのも束の間、
お約束のパターンでクビシメサイクル始まって。
まぁでも冗談抜きに人型の方が汎用性は高いと思うんですが、どうなんでしょ。
マグヌスのロリコンハーレムを見る限り、人型でも十分なパワーや速度を出せるし。






「・・・気になるのか?」
「ば、馬鹿言わないで! 明日からグリーンピース食べさせるわよ!?
・・・確かに彼は、いつも優しくて紳士的だけど」
昼休み、か放課後か、フェリクスの提案に乗る事にしたのか、
再び顔を合わせている雷真を教室から目撃したシャルはついつい視線が外せなくなり、
シグムントにツッコまれて照れ隠しに怒り出すツンデレの鑑。
ていうかアレ? もしかしてシャルはフェリクスの方がお好みなのでしょうか。
でもシグムントは既に雷真が結構お気に入りな様子。





その夜、風紀委員室なのかな、それとも共有スペースか、
フェリクスから提示されたエントリー権授与の交換条件として提示されたのは、
学園で発生している連続生徒失踪事件、
及びそれに付帯する連続自動人形破壊事件の下手人を見つけ出す事。
・・・いや自分でやれよ≪十三人≫にして風紀委員。




一連の事件の犯人に付けられた通り名は“カニバル・キャンディ”。
サブタイトルの意味もここで判明したところで、タイミングよく動きが。
主幹輔佐と名乗る眼鏡な能登さんが登場。
この人もフェリクス同様敵に回りそうな雰囲気が全開ですね。
ていうかこの能登さん改めリゼットといいフェリクスといい、
自動人形を帯同しないんでしょうか、マグヌスやシャルはいつも連れてるのに。
てかこの女子の制服、胸が大きくない人には嫌がらせの様なデザインだな。






尺の問題なのか、本当に都合よく発生した事件現場に赴くと、
集まっている野次馬の中にシャルの姿を発見。
やっぱりフェリクスの方ばっかり見ていたり、
女の子な表情を浮かべている所を見る限り意識はしている様ですが、
その割にはフェリクスからのデートの誘いを断っているのは何なんでしょ。
男性経験ないからチキってる的なノリなのかしらね。







夜々を庇ったりシグムントを一個の人格として自然と認めていたり、
こうして壊れた自動人形を調べる前に手を合わせて悼んだり、
これが雷真の美点なんでしょうね、自動人形を人間と平等に扱う意識。
被害者は昨日シャルとの決闘を邪魔してくれたヤツらの内の1人で、
足を止めておいた上で魔術回路をゴッソリ奪われた模様。




「男女の睦み事か?」
「はぁッ!?」
「寝言は死んでから言ってください。
・・・いえ、間違えました、死んでください」
「何処を間違えたんだ何処を・・・」
「雷真!? 罵られると萌えるクチ!?」
「・・・お前も間違えてるな」
自分なりの方法で犯人を見付ける為、
フェリクスと別れた雷真達に追いすがってナンパを始める能登さん改めリゼット。
2人きりで話がしたいと言われて当然夜々はふくれっ面ですが、
雷真はジョークをかます余裕の対応で応じます。
お陰様で話がドンドン横道に逸れていってるんですが、
ともあれリゼットさんと大人のデート開始。




デート場所は何故か巨大迷路と化している庭園もどきの真ん中で。
こんなところまで連れて来て何の話かと思ったら、
シグムントが“禁忌人形”、つまり生身のパーツを使用して作られたものであり、
風紀委員はシャルを第一容疑者としてマークしていると告げてきます。
目星がついているんだったら雷真に頼らずに自分達で調査を進めればいいのに。









「雷真・・・さっきの女狐の事を考えているのですね」
「何で無駄に勘が良いんだ・・・?」
「今すぐパンツを脱いでください!
あの女狐がふざけた事をしていないかどうか、匂いで確かめます!」
雷真が好き過ぎて自重が出来ない幼妻な夜々お嬢様。
自室に戻って、先程のリゼットの話を考える雷真の様子に危機感は更に募り、
あっさりと限界ラインを越えて暴走を始め、これには流石の雷真の怯えモード。
だがしかし、そんな夜々の機先を制する様に話を真面目モードに戻して、
どうにか夜々の機嫌も直って明日から調査を頑張る事で今夜はお開きの流れ。










「・・・デ」
「・・・デ?」
「デート!! ・・・してあげてもいいわよ。
明日の放課後、空けておいて」
「でででででデート!???」
そこへ緊急事態なのか、夜中に男子の部屋を訪れるシャルロット。
何やら逡巡している様子に雷真が先を促すると、飛び出してきたのはデートのお誘い。
どうせ愛を語らう恋人達の営みとかでは全然無く、事件の犯人捜しなんでしょうけど、
残念ながら雷真に他の女性が絡む事に関して敏感過ぎる夜々は再び発狂開始。
折角リゼットの件が落ち着いたばかりなのに、忙しい事です。




結局機嫌が直らなかったらしい夜々を連れて、シャルと一緒に捜査開始。
雷真の役どころは犯人を誘き寄せる囮役で、
ノコノコ出てきた相手をシャルが討ち取るという素晴らしい計画。
まぁその計画自体の妥当性は置いておくとして、
とりあえず最近昨日知り合った場合の自分に声がかかる時点で、
シャルに友達がいない事を看破した雷真は流石の洞察力。







「止めだ止め、探偵ごっこはもういい。これからデートする」
「ふぇ!?」
「・・・へ? えぇッ!?」
図星を突かれて慌てるシャルの様子の鬼畜心が刺激されたのか、
無駄に攻めてシャルを赤面させ慌てさせていくスタイル。
ついでに反応しまくりな夜々は本当に昨日から嫉妬心が休まる時がありません。
そんな反応を敢えて無視しているのか、いつもの事だと気にしていないのか、
取り合わずに夜々の頭上で進められるシャルとのデートプラン。
正妻はこういう苦労を乗り越えてこそ、想い人とと結ばれるのですよ。







女性慣れしまくってんな、雷真。
それとも女性を虐めるのが楽しくてしょうがない変態さんなんでしょうか。
戸惑うシャルの手を握って2人で愛の逃避行、
後に残されたのは空気を読んでお留守番をするシグムントと、
涙を流しながら愛する夫の不倫を見送るしかない哀れな夜々。
雷真に捨てられて絶望する夜々を慰めるシグムントの一級介護士スキルが光ります。










人形使いらしいデートコースながら、
割と普通に街中散策デートを楽しみ、そのまま夕暮れまで何事も無く、
というか食事時に至っては相当良い雰囲気ですしね。
こうして腹を割って喋る機会が設けられてシャルとの距離も縮まって、
後はフェリクスさえ亡き者にすれば無事に雷真ハーレムのメンバー入りですね。



食後は夜風に当たり、月を眺めながらの男女の語らい。
フェリクスが好きなんだろうと容赦なく確信を突く雷真に、
完全に否定しないながらも、女子に人気のあるフェリクスと関係を深めて、
これ以上学院の中で孤立するのを恐れるあまりデートの申し出を断ってるのだとか。
≪十三人≫だとか“君臨せし暴虐”とか大層な二つ名で呼ばれてても、
集団生活の中でのそういう気遣いはやはり必要なんですね。







帰り道、確実に精神にダメージを負っているであろう夜々の為に、
お土産でどうにか帳尻を合わせようと気を利かせる雷真の心配り。
終始和やかな本日のデートも寮に戻ってきて、このままラブラブに終わるかと思ったら、
どうも状況がさっぱりわかりませんが“カニバルキャンディ”が学院内に出没した模様。
夜々の身を案じた雷真が一目散に駆け出して、事態は急展開を告げます。
というか本当にデート楽しんだだけかい、雷真や。

EDのアニメーションぐうかわ。
ボカロかってくらいに早口歌詞とアップテンポな和風ロックが心地良いです。
合間合間の合いの手も軽妙でこれは今期のEDの中でもかなり評価いいんじゃなかろうか。
合いの手の時のキャラの表情も凄く可愛いですしね。
そしてちょいちょいエロ可愛い画像が差し挟まれるのもまた素晴らしい。
ノンテロップ観たいなぁ。

次回「Facing"Cannibal Candy" Ⅲ」に続きます。
次あたり第1巻完結編でしょうか。
犯人は何となく判明していますが、どういう形で決着をつけるのか。
夜々と雷真の本気が見られるのかどうか。

ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>