
完全鬼畜な『ディアラバ』、積極的でエロ可愛な『機巧少女』、天真爛漫な『凪のあすから』。
それらはそれらで見ていて面白いしカッコ可愛いのですが、
やはり本作の雪菜の様な、古き良きヒロインとでもいいましょうか、
何だか観ていて安心します、良くも悪くも変な属性を付与されていなくて。
そこに古城のやる気の無さ気な態度も相まって心穏やかになれる本作。
普通なら『凪のあすから』あたりに癒しを感じなければならないのかも知れませんが、
キャラ萌えに比重が偏りまくっている私の視点としてはそういう位置付けになってます。
さて第2話。
新しいヒロイン達も増えるみたいですし、古城の苦労が更に増しそうですね。
とりあえず前回最後に登場した悪魔な幼女と、
予告だかどこかで出て来たゴスロリ少女は誰なのやらー。
あと妹もそろそろ顔見せしてくれるかな。
それでは宜しければ続きからご覧ください。





佳奈様ー! 俺だー! 結婚してくれー!
というわけでいきなり回想編、
雪菜が獅子王機関とやらから第四真祖の監視を命じられるシーンです。
その命を下している、御簾の向こうのお偉いさんの中の人が佳奈様ですよ、ひゃっほい。
雪菜も制服が変わると雰囲気も変わりますね、少しこっちのが大人っぽい。






何でそんなに第四真祖を警戒するかと言うと、
実は世界中で第一~第三の真祖が元気に活動中らしく、丁度互いの勢力が均衡中だとか。
そこに余計な波紋となりそうな第四真祖が割って入ってくると困るって事で、
こうしてうら若き女子中学生に面倒なお鉢が回ってきたと、そういうお話。
せめてもの餞別として“雪霞狼”を与える等、一応それっぽく取り繕ってますが、
どう考えてもブラフというか、監視と言うよりはエサとか捨て駒とかだよなぁ。





















OPだぜー。
というわけで基樹とかも思いっ切り裏の人間っぽい動きもしていますが、
どれだろう、何だか雪菜をポニテにしたみたいなのが妹ですかね。
ゴスロリちゃんは何なんでしょう、全裸の幼女は他の真祖からお資格とかか。
弓使いは雪菜の同僚っぽい感じで、まぁ色々と取り揃えられているようですが、
私はゴスロリちゃんが普通に好きっぽい第一印象。




というわけでそのゴスロリちゃんから開幕ですよ、やっほー。
前回のCパートでチンピラ悪魔2人を逆ナンしていた幼女がやらかした現場の検分中。
OPを見る限りだと魔術師っぽいんですが、とりあえずここは顔見せだけで出番終了。
うーむ、敵っぽいなぁ、ていうか暑くないのかなぁ。







「・・・まだあちーなぁ、オイ」
「そうですね」
「だろ? ッて、えぇぇぇぇぇえ!?」
「おはようございます、先輩」
「・・・ッて姫柊、お前、まさかずっとここに立ってたのか?」
「はい、監視役ですから」
「マイかよ、オイ・・・」
「冗談です、クス」
夏の日差しは普段以上にヴァンパイアにとって厳禁。
そうでなくても一般人です嫌がるくらいの猛暑日ですが、使命感溢れる雪菜には何のその。
まぁ古城の場合は太陽光を遮る為に長袖長ズボンという出で立ちなのも原因なんですが。
そして女子中学生相手に胸高鳴る男子高校生。
日本は今日も平和です。






というわけで先週までお隣さんだった山田さん(仮名)を大人の事情で追い出して、
新しく古城の部屋のお隣さんポジションに納まった雪菜嬢。
古城が少なくとも年頃の妹と2人暮らししているだけあって、
中はかなり広めのファイリー向けな間取り。
そこにたったダンボール3個だけで突撃してくる雪菜もアレですけどね、
冷蔵庫とか洗濯機はちゃんと備えてつけであるのか、これから買いに行くのか。
とりあえず監視兼必要物資買い出しデートの約束を取り付けて場面転換。
仲良くなったものです、いつの間にやら。






ゴスロリちゃんはゴスロリちゃんじゃなくてゴスロリさんでした。
というわけで古城の担任の英語教師、南宮那月26歳(26歳!?)。
所謂合法ロリの範疇に入るのか微妙なレベルですが、
その上更に攻魔師だったり古城の正体を知っていたりと、中々やり手のお姉様。
声は完全に幼女、というか女子中学生くらいなんでゲソけどね。
くそ、それにしても本当に可愛いなコヤツめ。






先生を“ちゃん”付けで呼んではいけないそうです。
というわけで那月ちゃん改め那月先生に“獅子王機関”について訊くと、
散々脅された挙句、関係者には決して近づくなというありがたい警告まで頂きました。
ていうかてっきり攻魔師って全員“獅子王機関”に属しているのかと思ってたんですが、
どうも那月ちゃんみたいな国攻魔官とは根本理念からズレている組織らしく、
その設立目的は真祖、というか魔族の殲滅とかそんな感じっぽい。
でも少なくとも那月ちゃんは古城の敵ではないみたいですね、良かったけどちょっと残念。




「これは何と言う武器ですか? メイスの一種ですか?」
「いや・・・それは只のゴルフクラブだ、スポーツ用品だ」
「・・・そうですか」
というわけで那月ちゃんの忠告なんて馬耳東風、女子中学生補習後デートのお時間です。
物を知らないでゴルフクラブを武器だと勘違いするところに1票、
そもそも未知の武器を発見してテンションが上がっているところに1票、
何だかんだでゴルフクラブなら十分に武器になりえるというところにもう1票。
雪菜はやっぱりお馬鹿可愛いなぁ。
外見だけなら那月ちゃんの方が個人的に圧勝なんですが、総合力では雪菜も中々。











高圧洗浄機=火炎放射機、チェーンソー=チェーンソー、洗剤=毒ガス材料。
初めておもちゃ屋さんに行った子供の様に大はしゃぎで先行する監視役と、
彼女が変な事をしないか付いて回る監視対象の組み合わせ。
必要なものの買い出しも無事に終わった様で、何だか良い雰囲気で帰路へと就きます。
うーん、結果的にはデートっぽかったのかしら。
ついでに電車の中から浅葱に思いっきり目撃されてますけど、
新学期始まったらロリコンの烙印を学校で押されたりするのかしらね。










「あれ、古城くんも今帰り?」
「凪沙か・・・あ、そうだ姫柊、コイツは俺の妹の凪沙・・・」
「雪菜ちゃんもお帰り!」
「・・・へ? お前ら知り合いなのか?」
アレですよね、古城の妹とかどうこうよりも、
雪菜と実の姉妹とか双子とか言われた方がしっくりする容姿ですよね、凪沙は。
どこをどう捉えても古城と血が繋がっているとは思えません。
兄を“くん”付けってのは萌える部分ではありますが、
雪菜の“先輩”の破壊力に比べたらまだまだ。
というわけで既に友誼を結んでいたらしい凪沙の計らいで歓迎会なるものを開く流れに。












包丁を持つ手付きもそれなりに手馴れたもの、何気に妹様は良いお嫁さんです。
そうして妹が甲斐甲斐しく歓迎会準備を進めている間、
兄は妹の友達とお部屋で宜しくイチャイチャ中。
凪沙は気に入った相手にとことん饒舌になると古城が苦笑ながらに言ってましたが、
雪菜は一度打ち解けた相手にはノーガード戦法だとでもいうのか。
異性の部屋に来るのって一大イベントな筈なのに古城も雪菜も普通にスルーですね。
まぁ雪菜の部屋は状況が状況ですが。










楽しい宴は諸事情でカットされて、シーンは後夜祭のコンビニ出勤から。
部屋を出たら当然監視役が顔を出すわけですが、疑問点は全身ずぶ濡れな点。
行水でもしてきたのかと疑ってたら当たらずも遠からず、
お風呂に入っている途中で古城が出掛ける音を聞きつけたらしく、
身体を拭く間すら惜しんでこうして服だけつっかけて参上仕ったと。
どうせならバスタオル姿とかで飛び出して来れば更に面白い頃になったろうに、
それでもこれはこれで風情があるのか、古城のリビドーが華麗に暴走寸前大ピンチ。
ていうか盗聴器でも仕掛けているんですかね、
お風呂だかシャワー中に隣の家の生活音が聞こえるとか。
内装的にかなり防音性能も高そうな部屋に見えるのに。







というわけで紳士的に髪を乾かしたり身体を拭いたり濡れてない制服に着替えたり、
そういう準備が済むまで大人しく待ち続けてから改めてコンビニへ。
初めての夜のコンビニに背徳的な高揚感を覚えているらしい雪菜は年相応の女の子。
途中、ゲーセン前のUFOキャッチャー、正確にはその中のプライズ品、
その名も“ネコマたん”かな、それに視線が釘付けで動きが鈍るあたりも可愛らしいもの。
古城、ここが男の見せ所です。




何気にクレーンゲームが上手い男性って評価上がるんですよね。
というわけでものの見事に一発で“ネコマたん”を釣り上げる古城。
ですが勝利の喜びに雪菜と2人で浸るのも束の間、
背後から呼びかけられた聞き覚えのある声に、
盛り上がっていたテンションが綺麗さっぱり反転急落急降下してしまいます。
ていうか制服姿の雪菜は兎も角、古城には気付こうよ、昼間見たでしょ那月ちゃん。






遠くで火災が発生したっぽい、そんな緊急事態に那月ちゃんが気を取られた隙に、
手と手を取り合って愛の逃避行。
雪菜は思わぬ肌の接触に恥ずかしがるとかも無く、
肌の温もりを確かめる様に繁々と掴まれた手を眺めながら2人でキープランニング。
那月ちゃん、まさか本気で古城に気付かなかったとかはないですよね。
次に会う時が大変そう。




「先輩、すみませんがここでお別れです。
何が起きているのか、調べてきます」
「待てよ、なら俺も・・・!」
「立場を弁えてください、先輩は第四真祖なんですよ?
下手に手出しをすれば大問題になります」
「う・・・」
「・・・先輩は家に帰って、凪沙さんと居てあげてください」
火災現場では案の定、何処かの魔族の怪鳥型眷獣が大暴れ。
状況を確認しようと雪菜が単身乗り込もうとするのに当然古城も同行を申し出ますが、
冷静な雪菜の正論に論破された挙句、気遣いまでされて立つ瀬無し。
ここまで言われたら逆に男性側は感情的に引っ込みがつかなくなるというのを、
人生経験不足がちの雪菜はわかっていないご様子です。







今日のラッキーカラーは白と緑のストライプ。
列車を文字通り足代わりに現場へ急行する雪菜が目撃した眷獣の主らしき人物は、
うだつの上がらなそうな中間管理職っぽい、スーツ姿のオジ様。
何だか破壊衝動に身を任せて暴走しているとかじゃなくて、
上からの命令で仕方なく暴れています的な雰囲気が満載で悲哀を感じさせます。







どうも怪鳥型の眷獣とは別勢力が介入しているというか、
他勢力同士の衝突現場に雪菜が飛び込んできたというか、
ともあれ列車を破壊され、徒歩で現場へと急行する雪菜の前には既に倒された中間管理職の姿と、
そしてどこか危ない雰囲気を漂わせる神父っぽい男。
何処のどなたかは存じ上げませんが、まぁどう考えても敵ですね、うん。







「ロタリンギア殲教師、ルードルフ・オイスタッハが手合せ願います!」
そうして自然と対峙する両者。
どうも裏の業界では雪霞狼はかなり有名な槍らしく、
一発で看破した神父さんは相手が女子中学生だからとて油断も下心もなく、
さりとて退く事も無く正面から名乗り上げた上で勝負を挑んできます。









「やりなさいアスタルテ!」
「アクセプト、エクスキュート“薔薇の指先”」
互角か、あるいは相手に分がある勝負に更に割って入ってくる敵側の援軍が、
先程の怪鳥型眷獣を喰らった白い手の様な存在を操る青い幼女、
感情を失くした様に機械的に喋るアスタルテが飛び出してきて、
雪霞狼と激しい鍔迫り合いを開始します。







「しまった、避けられない・・・!」
「姫柊いいいいいいいいいいいいいい!」
アスタルテの感情の爆発に応じる様に増えた2つ目の白い腕。
これ最終的には巨人か何か出てくるんじゃないだろうな。
1本だけでも手一杯だったところにまさかの2本目が追加されて、
対応が間に合わあいと悟った雪菜は走馬灯の中で古城の事を想います。
舞台は全て整いました、後はヒーローのお時間です。






「・・・てめええええええええええええ!」
「・・・ほぅ、良い目だ。それにその魔力、貴族と同等かそれ以上。
もしや第四真祖の噂は真実ですか」
「・・・なぁオッサン、頼むからさ、この島から今すぐ消えてくんねぇかな?」
「退けません、我が目的の為には膨大な魔力が必要ですので」
「リスタート、リエクスキュート“薔薇の指先”」
雪菜の流血を見て普段の気怠いキャラは何処へやら。
野性味溢れる攻撃的な性格に変貌しつつも、
どうにか理性でそれを抑え込んでいる風の古城は爆発寸前。
しかし相手が第四真祖だと判明しても退く気の無い神父と幼女は戦闘続行の姿勢。
これは遂に古城の真祖としての力が見られるか。










魔力を載せた右ストレートで正面から白い腕と殴り合う第四真祖。
流石に相手も名うてのエクソシストだからか、撃ち負けて吹っ飛び流血する古城ですが、
彼の叫びは傷や流血の痛みに対するものでは無く、
己の内から溢れ出そうになっている、制御出来ない強大な力に対するものか。
周囲が見守る中、古城の身から呼び出されるものとは、さて一体何でしょうね。












エンディングはよくわからない組み合わせの男女7人物語。
古城や雪菜が通う学校関係の7人ではありますけど(右端は知りませんが)、
そこに何か意味があるのか無いのか。
ちなみに那月ちゃんだけ個別ショットが無いのは文字消すのがダルかった為です。
私の愛なんてその程度。

次回「聖者の右腕篇 Ⅲ」に続きます。
またしても古城無双のお時間はお預け。
さて、どうも肉体自体の強度というか、格闘戦では余り頑張れないみたいですし、
これは真祖のみに許された特別な眷獣でも召喚する感じでしょうか。
まさかそれらの眷獣達が美少女獣娘ばかりでハーレム突入とか、そんな展開あるー?
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>