
発売日的には昨日からですっけ、みんくじに登場した『ダンガンロンパ』グッズ。
ちなみにラストワン賞はカップ麺で髪の毛をデコレーションされた霧切さんフィギュアなんですが、
いや、霧切さんが可愛い事には別に異論の余地はないんですがね、
でもA賞にしろラストワン賞にしろ、何故モノクマが頂点に君臨していないのか、それが問題。
というか霧切さんメインヒロインとはいえ優遇されまくりだー。
苗木くんの立場が完全に無いんですがそれについてはどう考えているのでしょう。
でも欲しいものは欲しいですけどね、カップ麺ヒロイン。

そんなこんなで最終回、江ノ島劇場からエピローグまでぶっ通しです。
果たして彼女との最後の闘いはどの様に描かれるのか、
そして正真正銘、最後の“お仕置き”はどういう見せ方をするのか。
それでは宜しければ続きからご覧下さい。
当ブログ内原作記事リンク
CHAPTER.6-3
EPILOGUE



江ノ島劇場、はっじまっるよー。
ジョジョ立ちからジェットコースターの様に顔芸を披露していく江ノ島さんに、
苗木くんを始め場にいる“超高校級”達は全員ドン引き。
さぁさ、これが皆が追い求め続けた黒幕の正体ですよ。










フェアな勝負である事を中継を見ている観衆に強調する為か、
舞台裏に関して事細かに説明してくれるインテリモードの江ノ島さん。
その過程で戦刃むくろがとても酷い言われ様をされておりますが、
まぁむくろさんが生きてこの場に居ても悦びこそすれ怒ったりはしないか。
どこまで行っても残姉ちゃんですし。
というか十神くんや霧切さんの台詞に被せてガヤみたいに喋っても聴こえないって。
要するに飽きっぽくてすぐ自分の今のキャラに絶望しちゃうから、
こうして定期的に自分のキャラを変えて喋っている的な事を訴えてます、裏で。
色々なキャラに合わせて色々な声を出して、めぐ姉お疲れ様ざんす。








十神くんから話を振られて、特に逡巡も無く場に公開された“学園の外”のライブ映像。
モノクマの一派に全世界が支配されているかの様な突拍子もない光景に、
誰もが言葉を失い、その真偽を計りかねて考え込むのみ。
その中でただ1人、“外”の記憶を所持している可能性のある人物に思い至った苗木くん。
記憶の非共有という特性はここに繋がる伏線だったってわけですね。
出番ですよ翔ちゃん、十神くんがお呼びです。
「アイツに代われって言うの!? い、イヤよ、絶対に・・・!」
「・・・腐川、お前だけが頼りだ」
「ハックション! ぱんぱかぱーん、実は家庭的な殺人鬼でーす!」




「へぶぅ、あの映像!? ・・・ていうかアンタ誰よ?」
「あの・・・黒幕ですけど」
「あ、はじめましてー」
「あ・・・こちらこそ」
このやり取りは入れるんだ。
意外と余裕あるのか、繋ぎ的にどうしても入れざろう得なかったか。
何にせよ翔ちゃんが映像が真実“人類史上最大最悪の絶望的事件”の光景である事を証言し、
世界は確かに“超高校級の絶望”の一派によって滅茶苦茶にされてしまったと確認。
話がサクサク進むのは喜ばしい事ですが、いいのかしら、こんなにペース早くて。
この最終議論の大一番は実は“全ての謎を明らかにする事”ではないとはいえ。







こんなものはくだらない茶番だと取り合わない十神くんを煽りつつ、
粗方判明した状況説明が更に深く掘り下げられていく議論内容。
議論と言うか基本的には江ノ島劇場、一方的に黒幕側のネタバレに驚かされるばかりですが。
この学園に苗木くん達が入学したのは今から2年前。
例の事件が発生して世界が滅びたのが1年前。
逆に言えばそうで無ければ例の、本人達には覚えのない写真の存在であったり、
事象間の時間的整合性がとれなかったりなので、寧ろ納得なんですけど。










2年前に学園に潜入を果たしていた“超高校級の絶望”が引き起こした、
“希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件”の爪痕が十神くんが見つけた例の教室。
生徒会のメンバーだか1学年丸ごとだかを巻き込んで、
このコロシアイ学園生活と似て非なるものが行われた結果、
生き残ったのが“超高校級の生徒会長”ただ1人。
それを受けて学園長だった霧切仁が正体の見えない“超高校級の絶望”から、
未来の希望である“超高校級”の生徒達を守る為に立案した“シェルター化計画”。
ただ霧切仁にとって計算違いだったのは、その守ろうとした生徒達の中に既に、
宿敵である“超高校級の絶望”姉妹が紛れ込んでいた事を見抜けなかった事。
自分達の手で学園の出入り口や窓を塞いだ苗木くん達は記憶を奪われ、
自分達が築きあげた檻の中で友達同士でコロシアイをさせられていたと、そういうお話。
ちなみに霧切仁は第1話暴投で強制宇宙旅行みたいな“お仕置き”を受けて骨にされていた人。
地味にアニメ中での“お仕置き”第1号という栄えある称号をゲットしてたりしたのですが。
悲しい話ですね。






このチビキャラ可愛いなぁ。
というわけで学級裁判の締めはやはり投票による決着。
今回は特別ルール、江ノ島さんと苗木くん達6名のどちらが勝つかを決めるもの。
その為に江ノ島さんが提案してきたのは、
苗木くん達6人に、絶望に支配された学園の外に出るか、
このまま学園に残って穏やかに余生を過ごすかを個々人に選んでもらうというもの。
全員が揃って学園からの卒業を選べば江ノ島さんの負け。
露骨ながらも効果的な、これが黒幕からの最後の挑戦状です。





このまま学園の中に残れば本当の意味での自由は得られないが、
死ぬ事も無く江ノ島さんの言うとおりに穏やかに皆で暮らせる。
対して学園の外に出るとなると、あの荒廃した、社会的に滅んだ世界に放り出される。
多少なりとも心が揺れる一同の中、苗木くんは声を上げてその甘言を否定しますが、
それが癇に障ったのか追加ルールで、江ノ島さんが勝利した場合、
苗木くんだけはスペシャルなお仕置きを受ける事に。
苗木くんを犠牲に5人で生き残るか、6人全員で学園を出るか、その二択。












そんな言葉なんかに流されたりはしないと嘯く苗木くんに、
周囲の5人は不穏な態度、まぁ翔と霧切さんは特にブレた様子も見せてませんが、
朝比奈さんとウニは元より、あの十神くんですら、
己の存在基盤である十神家の滅亡を受けて心がほぼ折れかけている状態。
更にそこに畳み掛ける様に、弱い心に駄目押す様に、
外の世界が汚染されている事、学園内の空気清浄器が無いと生きていけない事を告げ、
心攻の手を弛めない“超高校級の絶望”。
その言葉に絡め取られるかの如く、皆の心が絶望に染まっていきます。














それは違うよ!
この台詞も良い感じにネタ扱いされ始めて早三ヶ月。
これまで幾度となくあった窮地を覆してきた苗木くんの魔法の言葉。
絶望に身を委ねず、希望を信じて諦めない力ある言葉。
ここは原作以上に面白い事になってますね、言葉どころか本人自体を撃ち抜いて、
皆が苗木くんの希望に引き摺られる様な格好で上を向き胸を張り、
この学園からの卒業への迷いを捨てて、晴れやかな表情へと変わります。
まぁ翔ちゃんだけは必要なかったですけどね。








パラメータ更新、“超高校級の幸運”改め“超高校級の不運”改め“超高校級の希望”。
希望ヶ峰学園が究極の目標としていた“超高校級の希望”とは違う、
これが本当の意味での“超高校級の希望”の誕生だというのが皮肉な話ですが、
苗木くんの言葉で心が定まった6人は、最早江ノ島盾子の絶望に心乱される事無く、
都合6発の希望の弾丸が江ノ島さんを撃ち抜き、因縁に終着。
“超高校級の絶望”は“超高校級の希望”を打ち砕く事は出来なかった、
これが局地的ではあるとはいえ、このコロシアイ学園生活で証明された事実。





























負けて大喜びの変態さん。
勝利した苗木くん達の方が戸惑うくらいの、
それは強がりでは無い、心の底から溢れ出る歓喜に身を震わせる姿。
自身の逃れ得ぬ死と言う究極の絶望を味わえる事への期待が嬉し過ぎるとか何とか。
凡人には到底及びもつかない程の絶望、だからこその“超高校級の絶望”。
苗木くん達が止めるのも聞かずに自らスイッチを押しこみ、最後の“お仕置き”の開始です。














これまで行った“お仕置き”フルコース。
全ての責め苦を順番に楽しんだ後、最後はプレス機でぺちゃんこに潰されてあっさり終了。
あれ程皆を苦しめた黒魔の最後にしては潔すぎる幕切れですが、
今度こそ替え玉も偽装トリックも挟む余地は無く、
江ノ島盾子の死を以て苗木くん達の希望ヶ峰学園で戦いは本当に終わりを告げました。

















そしてここからは新しい戦いへの、その旅立ちの一歩。
扉を開ける前に十神くんに全く台詞が無かったのが気になりますが、
霧切さんも最後までマエインヒロインらしく可愛い事を言ってくれて、
不安こそあれ、誰1人として迷う事無く学園から卒業して、これで本編は本当に終了。

エンディングテロップ、例の女子の入浴シーンもちゃんと差し挟まれてましたね。
だったら本編に入れて欲しかった・・・。
相変わらず霧切さんが見返り美人過ぎて惚れますが、
やはりこのスチルはさくらちゃんの健康的な美が光る肩甲骨が一番のポイント。
さくらちゃんマジ天使。

ありがとうございました、これにて本作は終了となります。
とはいえ、二期フラグなんですかね、最後のモノミの出現は。
『スーパーダンガンロンパ2』は『1』以上に長めなので1クールは無理だと思うんですが、
いやでもそこをどうにかしてこそのプロなのかなぁ。
何だかんだでありましたが、やっぱりアニメ化してくれて良かったと今は思えますし。
原作に忠実な演出を最後まで貫いてくれたスタッフ及び関係各位に感謝を。
ではでは、2期が始まりますその時まで皆様息災で過ごせます様に祈りながら、
失礼します<(_ _)>