
最終回シーズンですねぇ。
結局ソロモンに身体を乗っ取られたまま最終回に臨む哀れなウィリアム。
ダンタリオンの事を全く知らない風でしたが、
アニメ第1話冒頭に思いっきり強制契約させていた描写との矛盾はどうなるのか。
ダンタリオン本人もウィリアム自身との因縁から従っているみたいな事は言ってましたが、
その割にはソロモンにも結構な執着を持っている浮気野郎だったり、謎が深いです。
というか結局最終回まで“代理王”候補達同士で明確に競い合ったりせずに平和。
それはそれで別に良いんですが、カミオが結局あの距離感のまま来ちゃったのが勿体無い。
いやまぁ、普段は全然絡みに来ないけれども、内心ではソロモンラブな現状も好きですけどね。
とかまぁそういう話は末尾に付しますか。
それでは宜しければ続きからご覧ください。












ふーあーゆー?
全く覚えのない置鮎ボイスを無惨に打ち払った挙句に、
容赦の無い追撃まで打ち込むキングソロモン。
いや、ていうかこの怪光線みたいなエネルギー波は何なんでしょう。
魔術に造詣が深いとかいうのは分かるんですが、
それでも高位の悪魔をこんな簡単に蹴散らせるというのは恐ろしい話。
流石は“選帝侯”という説明だけで良いのか疑問を覚える光景です。
というかダンタリオンが白目剥いている顔がギャグにしか見えな-い。










ここで気絶中のダンタリオンの回想編。
幼少期からソロモンはソロモンですねぇ、
このイラッとする男性のぶりっ子の仕方は流石、斎賀さんと言ったところ。
何気に綺麗どころを近くに侍らせているあたり素直と言うか、アシュタロスェ・・・。
シトリーも何だか今より更にロシショタに幼く見えますね。
デカい猫は何なんだろう、黒点虎を思い出すモフモフな可愛らしさ。



回想は続くよ何処までも。
これだけの高位悪魔を侍らせて毎日を面白おかしく過ごすだけのソロモン。
地上で並ぶものがない程の力と知恵を持つ男は、
だがしかしそれを徒に振るう事も無く、唯一存在を疎んだ父親が攻めてきた時だけ、
その独創的な軍団を率いて戦場へと身を投じる変わり者だったとか。






仕方なく王位を継いで、それでも性格はやはり変わらず。
何を望むでも無く日々を過ごすソロモンの側にダンタリオンは付き従い続けます。
経過はわかりませんが、その回想の最後はソロモンを自らの手に掛けている場面。
果たしてこれがどういう経緯で行われたのか、
現在のソロモンがダンタリオンを覚えてないのは何故か。
物語は後半へー。











皆が茫然と対応を決めかねる中、ダンタリオンは絶賛眠り姫状態という事で、
とりあえずバアルベリトが最高に噛ませ犬なノリでソロモンに噛みつきます。
そういえばソロモンの魂だかかに憑依されているのはわかりましたが、
それにしてもウィリアムの肉体のままなのに声までソロモン化しているのは何故じゃろ。
バアルベリトの全力もソロモンの強大過ぎる力の前には余りに矮小、
幼い子供の我儘をあやす様なソロモンの、邪悪をはらんだ底知れない微笑は崩れません。






バアルベリトの必死の抵抗を冷ややかな目で見守る四方王。
シトリーとカミオは未だ状況を割り切る事が出来ずに動けず、
その中でジル元帥だけが常と変わらないテンションのまま、
状況を更に混沌へと追いやるべく介入を始めます。
結局ジャンヌとは全然絡まずに終わりそうな雰囲気。
このまま悪魔側だけのドンチャン騒ぎで纏めちゃうんですかねー。








煽動した下級悪魔達がソロモンとバアルベリトに群がっている隙を突いて奇襲するも、
ソロモンの圧倒的な力の前にあっさり撃退される哀れなジル元帥。
バアルベリトも暴走を始めて戦場に尋常ならざる力の奔流が吹き荒れます。
これ、そこら辺で寝転がっているダンタリオンは大丈夫なのか。
流れ弾とか思いっきり当たりそうな混沌なんですが。







今度は隙を突いてバアルベリトが指輪に手をかけますが、
直接触れる事すら出来ずに指輪自身に拒絶され、撃墜。
先程のダンタリオンは触れる事は出来ていたのに、
それより上位である筈のバアルベリトがこの結果に終わった事に周囲も違和感を覚えます。
というかもう、バアルベリトとジル元帥、ダンタリオン以外の全員はギャラリー化してる。










バアルベリトを退けた事で場の勢力図が一気にソロモンに傾き、
ここでようやくダンタリオンも戦線に復帰の気配を見せますが、
そんなのお構いなしにバアルベリトに“お仕置き”を執行しようと顔を寄せるソロモン。
目が完全に病んでるーバアルベリトも恐怖で顔が歪んでおります。
こんな顔、こんな目で見つめられながら指輪をつけた側の手で頬を撫でられたら・・・ねぇ。







ウィリアムの手で殺しはさせまいというのか、
どうも状況と事情をある程度把握しているのかな、
ダンタリオンはバアルベリトの前に割って入り、ソロモンビームを受け止めます。
BGMでOPも流れ出したし、これがどうやら最終バトル。









「・・・思い出せ、ウィリアム。自分が何者なのか」
「君は・・・誰だい?」
「俺は、ダンタリオンだ」
「・・・私は」
「お前は、“ウィリアム・トワイニング”だ!」
「ウィリアム・・・トワイニング・・・・」
「戻ってこい、ウィリアム!}
ダンタリオンがマジでヒロインしてるなぁ。
それに比べてシトリーとカミオの役に立たなさ。
愛に溢れたダンタリオンの熱い叫びがソロモンの意識の下で眠りにつくウィリアムの魂に届いたのか、
先程と違ってその手を振り払う事も無く、茫然と自問するかの様にソロモンは呻くのみ。







このタイミング、ソロモンをダンタリオンが抑え込んだ事と関係があるのか。
物々しい“門”が空中に出現したかと思うと、その中からおびただしい量の天使の羽根が。
その様子にソロモンが出現した時以上に驚愕を浮かべる四方王やカミオ達ギャラリー勢。
どうもルシファー猊下がお目覚めになった兆候だそうですか、
はて、もしかしてこういう状態になった“選帝侯”を鎮める事が選定基準とかってオチかしら。














「・・・わかったよ、君に返そう」
ルシファー猊下から窘められでもしたのかな、
羽根を1つ手に取って愛おしそうに口付けをした後、悟った様にダンタリオンに告げるソロモン。
それを受けて跪き、その手から指輪を抜き取り、ソロモンの意識は眠りにつきました。
結局お上の鶴の一声で問題が解決しちゃいましたけども。
ダンタリオンの必死の声がルシファー猊下に届いたって事で良いのかしら。









ルソファー猊下が目覚めたという事で。“代理王”を早急に決める必要性も薄れたと、
良い感じに状況が纏められて問題は全てクリアされたかな。
年甲斐も無くはっちゃけた上に何も得られなかったバアルベリトとかは痛恨の極みでしょうが、
一先ずは誰も何も失う事無く、このまま現状維持という事で1つ。



最後の大一番に全く出番の無かった天使側。
ミカエルは兎も角ケヴィンの方は何らかの形であの場に飛び込んでくるのかなぁと思ってたら、
結局ノーチャンスで終わっちゃいましたね。
何だったんだ、アンタらの存在価値って。









全てが元通りに戻るかとも思っていたんですが、
どうも悪魔側は全てウィリアムの周辺から姿を消した模様。
ご丁寧に関わった全ての人間の記憶を操作して痕跡を消し、
ウィリアムの中にはぽっかりと“穴”が空いてしまって物憂げな心境の様です。
ケヴィンも敢えて覚えていないフリをして誤魔化していますが、
ウィリアムにだけは記憶操作がされなかったのか、出来無かったのか、さて。






最後はやはりお約束と言うか、やっぱり出てくるよねお前、というか。
シトリーとカミオは何してるんでしょうね全く。
完全にダンタリオンの1人勝ちで最後までいっちゃった感じです。
これからまたシトリー達も押しかけてきて元通りの賑やかな学園生活になるのかしら。
いずれにせよそれはまた別のお話。

こんな感じで最後の最後もソロモンが掻っ攫って行っちゃいましたが、
これにて本作は終了ですね。
2期はちょっと無いかな、この感じだと。
最後までカミオがメインとして絡まなかったり、ジル元帥とジャンヌが出会わなかったり、
何故ダンタリオンの事をソロモンは覚えていなかったのかだったり。
色々と放りっぱなしの感は否めませんが、どうなんでしょうねその辺り。
ではでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
スタッフ・関係者諸兄に等しく感謝を。
失礼します<(_ _)>