
最終チャプター、最終決戦。
いよいよここまでやってきました『ダンガンロンパ』。
事ここに至っては何も言う事なんてありません。
生き残った6人の“超高校級”達は、果たしてこの学園の真実に迫れるのか、
そして16人の“超高校級”の中にいるという、黒幕の正体は一体誰なのか。
ここからは一方的に与えられた状況に右往左往させられるのではなく、
自分達の意思で明確に黒幕に対して攻めに出るステージ。
それでは宜しければ続きからご覧ください。
当ブログ内原作記事リンク
CHAPTER.6-2
CHAPTER.6-3




最後の学級裁判前と言う事で、
学園内に掛けられていた全ての部屋のロックが解除されました。
これもモノクマからの挑戦状ですね、謎が解けるものなら解いてみろと言う煽り。
いくらなんでも霧切さんや十神くん、苗木くんを舐めすぎですが、
これもTV番組のプロデューサーとして仕方がない部分と言うか、
黒幕自体も中々困った性格の人ですからね、そんなわけで寄宿舎2Fの探索です。
PCを触る時の霧切さんの体勢が中々にせくしー。




学園長室、霧切パパの使用していた部屋のPCには鍵がかかっていました。
思い当たるものを虱潰しに試してみたけど成功しなかったとボヤく霧切さんに、
苗木くんは一番素直で可能性が高い、それでいて霧切さんが試していないであろうものを1つ、
入力してみて見事大当たりを引き当てます。
流石、“超高校級の幸運”は伊達ではありません。
そういえば前回、地下から梯子で脱出する際に、
霧切さんが如何に父親を憎んでいるか、みたいな話しましたっけ?
ここも自分の名前がパスー^ドとして使われていた事に霧切さんが衝撃を受けていた気がするのに。
はて。






パスワードで開かれた秘密の小部屋には、装飾が施された箱が1つ。
霧切さんは開ける前から中身に想像がついているらしく、
果たしてその不穏な予言通りに、蓋を開けたら中からドクロがコンニチハ。
驚き怯えながらも同梱されていた学園長専用電子手帳を拝借する苗木くんと、
自分の父親との予想外の再会にひょめん上は冷静なままの霧切さん。
両者共にメンタリティの強さが光ります。




そんな霧切さんの強がりも綻ばせる、決定的な代物。
自分と母親を捨てて逃げ出した筈の父親が秘密の小部屋に大事そうに飾っていた、一枚の写真。
絶縁状を叩きつける機会も黒幕に奪われ、
こうして憎んでいた相手が自分の事を想ってくれていた残滓だけを見せつけられて。
努めて冷静に振る舞っていても、内心グチャグチャでございます。






ここでも写真立ての裏からメモリーカードを発見した苗木くん。
やはり霧切さんは動揺しているんですね、こんな簡単な発見物すら見つけられないなんて。
というわけで早速PCで中身を覗いてみると、
それは学園長と“超高校級”の生徒達の個別面談を記録した動画ファイルでした。
その中には死んだ舞園さん達の他に、覚えの無い苗木くん自身の面談の様子まで。
しかも学園長からの質問の内容は“希望ヶ峰学園内で一生過ごす事”への理解を求めるもので、
自分を含めたビデオに出てくる生徒全員がそれを殆ど抵抗なく受け入れているというもの。
理解の範疇を大きく超えたその内容に、苗木くんも霧切さんもただただ絶句。




そしてビデオが江ノ島さんのシーンに差し掛かったところで、
現れたモノクマが直接PCのコンセントを抜くという荒業で映像を強制シャットダウン。
瞬間的には憤りを覚えますが、そうまでして再生を止めたという事は、
今の映像の中にモノクマに不都合な情報があったという何よりの証拠。
どこが該当するかはわかりませんが、相手にも急所があると分かっただけでも前進。



苗木くんや霧切さんが寄宿舎を捜索している頃、
他の面々も学園内を各自の判断で巡り、謎に迫る手がかりを探し求めています。
十神くんは学園長室で、事件の被害者と思しき戦刃むくろの資料を洗い直し、
モノクマファイルとの矛盾点を発見。
ただまぁ、この段階で既にこのモノクマファイルの文章の細工に気付くとは流石十神くん。






苗木くんは学園長専用電子手帳で開かずのロッカーを探索中。
中からはウニの物と思しき授業ノートや占い道具、
また別のロッカーからは興味深い情報が載せられた、霧切さんの手帳を発見。
一度も父親に会えず終いで死に別れたと言っていた筈の学園長と、
この手帳の記載では直接会って話をしているというメモ内容。
入学したばかりなのに長い間希望ヶ峰学園で授業を受けていた風のウニのノートと併せて、
さて、1つ謎が見えて来たかな。





寄宿舎2Fと同様、今回解放された生物室。
というかぶっちゃけ今までの犠牲者の遺体安置所なのですが。
戦刃むくろの遺体を思しき全身丸焦げのモノを見て翔ちゃん曰く「全身メッタ刺し」。
さて、全身に刺された様な傷がある遺体というと思い浮かぶのは誰でしょうね。










現在使用されている棺の数は9つ。
そしてこのコロシアイ学園生活が始まってからこれまでに死んだのは、
舞園・江ノ島・桑田・不二崎・大和田・石丸・山田・安広・大神・戦刃(?)の10人。
先程最後の被害者である戦刃(?)の遺体がここに安置されているのは確認済み。
さて、この矛盾はどう解かれるでしょうか?








そんな苗木くんの思考を中断させるように、
神出鬼没のモノクマが置いていったのはこれまでにもいくつかあった、
全く身に覚えのない、あり得ない皆の集合写真。
皆、この学園生活でのものと違って希望ヶ峰学園の制服に身を包み、
更に戦刃むくろらしき女の子も写っている15人の“超高校級”の写真です。
残姉ちゃん、胸も残念だった気がするんですが、意外とこの画像だとある様に見える不思議。
そしてこの写真に写っていないのは自分、苗木誠ただ1人。
果たしてこの状況で一番最初に思いつく仮説とは、さて何でしょう。
それこそがモノクマの狙いなわけですが。
苗木くん同様に、“自分だけが写っていない”集合写真を見せられて、
他の皆もそれぞれ感情を露わにする者、しない者、様々。









そして迎える、正真正銘“最後の”学級裁判。
今回はノンストップ議論にモノクマも参戦してのスペシャルな仕様。
黒幕との対決というカタチがこれでより鮮明になりました。
口火を切るのは怒りに燃えるウニ。
自分だけが写っていない例の写真を取り出して、
この学園生活は“自分以外の全員が黒幕と共謀”したドッキリなんだろうと声を荒げます。
それを受けて朝比奈さんや腐川さんも同様に写真を取り出し、同様に捲し立てます。
これらの写真、黒幕の正体を知ってから見ると納得する、ある共通点があるのですが、
果たしてそれは何でしょうか。
あと舞園さん巨乳過ぎ。







考察する価値すらない捏造だと斬って捨てる十神くん。
モノクマの罠に決まっていると写真を見る事すらしなかった霧切さん。
そして依然として記憶にない写真に踊らされるその他3人。
彼等の言葉を聴いている内に、苗木くんの中に突如閃いた“とある仮説”。
この場にいる黒幕以外全員が、もっと言えばこのコロシアイ学園生活に参加していた、
黒幕以外の全員が記憶を操作されて希望ヶ峰学園での生活を忘れてしまっている事。
真実は小説よりも奇なり。



まだまだ言及すべき事柄ではありますが、モノクマによって強引に本筋である、
“戦刃むくろ殺しの犯人捜し”に議題を戻されますが、既に判明していると苗木くんは豪語。
わざわざツッコみ用の迂闊な発言をしているモノクマを見るとお馬鹿に見えますが、
これも黒幕の正体と性格を知ると仕方がないのかなーと思える仕様。
安置所に置かれた死体の数が、これまでの犠牲者の数より1つ少ない。
つまりはどれか1つは既にあった死体をリサイクルして黒幕が殺人事件をでっち上げたもの。
それは当然、未だに身元の分からない最後の事件、戦刃むくろの事件。
被害者は身元が判別不可能ですが、全身にある無数の刺し傷、
そして剥がれかけた真っ赤な付け爪、その他色々あった気がしますが、
兎に角あれは江ノ島盾子の死体だったのだと、苗木くんは確信に近いものを以て告げます。



ならば犯人は生き残っている戦刃むくろだと判じる一同に、
苗木くんは首を縦には振りません。
ここにいる6人がクロではないのなら、
未だ姿を見せない戦刃むくろが黒幕だと追い打ちするモノクマに、
苗木くんのコトダマの弾丸がまたしても撃ち込まれます。
生き残っている黒幕が戦刃むくろではないとする、
そしてあの最後の犠牲者が間違いなく戦刃むくろであるという証拠。
それが右手の甲に刻まれた特殊なタトゥー、傭兵部隊“フェンリル”の証の刻印。



だがこれで戦刃むくろの死を証明した事で、
黒幕はやはりこの6人の中の誰かだとモノクマはしたり顔で突いてきます。
苗木くんの論陣を逆手にとって、右手に手袋している霧切さんが怪しいとイチャモンつけて、
それを受けて霧切さんは特に拘泥する事も無く手袋を取って右手を衆目に晒します。
画面で見切れててよく見えませんが、
まるで炭化しているかの様な酷い火傷の痕が微かに見えます。
本筋には何の関係も無いですが、見ていて痛々しい傷痕。










さて、霧切さんへの謂れなき疑いが晴れたところで、改めて黒幕探し。
とか思ったら苗木くんがあっさりと核心をついて、
黒幕の正体が死んだと見せかけて入れ替わっていた本物の江ノ島盾子だと看破。
学園長との面談の模様が江ノ島盾子の場面に差しかかったところで慌てて中断した事、
皆に渡された写真で唯一、顔が一切写っていない事。
それらも推論の補強材料となり、苗木くんはこれまたほぼ確信をもって断言します。
チャプター1あたりでもさくらちゃんが江ノ島さんを見て、
「雑誌で見るのと印象が大分違う」と言っていたのもここに繋がる遠大な伏線。







足掻きもここまで、遂に降臨した“超高校級のギャル”にして“超高校級の絶望”、
ワタクシ様こと江ノ島盾子(本物)。
究極的に飽きっぽい性格で人格が次から次へと変化して口調もテンションもいったりきたり。
こうしてラスボスも無事、同じ土俵に下りて来て、ここからが本当の最終決戦。
この学園に潜む全ての謎を解き明かして、生きて学園の外へと出ていく為の、ラストバトル。
果たして苗木くん達はこの“超高校級の絶望”を前に、
心を折られず打ち勝つ事が出来るのでしょうか。
次回、最終回・・・かな?
ありがとうございました、次回もよろしくお願い致します。
失礼します<(_ _)>