
丁度一週間後ですかね、発売されますこちらの小説。
霧切さんの過去話、まぁ実家でもあれこれを詳細に補足するんでしょうけれども。
うーん、正直そこの部分に興味は無いんですよね。
それよりも読みたいのは、まぁ言うとネタバレなので言いませんけど、
でもどうしようかなー、買おうかどうか迷いはしてます。
だって表紙の霧切さんが可愛いんだもの。

というわけでサブタイトルコールも霧切さんが主役のチャプター5。
いよいよ物語もクライマックスに向けて加速し始める、運命の分岐点となる章です。
生き残った“超高校級”は僅か6人。
さくらちゃんの死に様を受けて遅まきながらも一致団結した彼等は果たして、
黒幕の正体を暴き、そしてこの物語の根底に横たわる絶望的な真実に辿り着く事が出来るのか。
それでは宜しければ続きからご覧ください。
今回の当ブログ内原作記事リンクはこちら。
CHAPTER.5-1
CHAPTER.5-2
CHAPTER.5-3

4度目の学級裁判を乗り越え、解放された校舎5Fの探索から。
事ここに至っては十神くんも腐川さんもキチンと探索に参加します。
これもさくらちゃんが生き残った皆にもたらした影響の1つ。
彼女の残したものが如何に大きいか、物語が進めば進むほど実感出来るのですよ。




植物庭園には“超高校級の生物学者”が作ったんですっけ、巨大なパックンフラワーに、
小屋には五羽の鶏が飼われていて、奥の倉庫には様々な農工具が置かれています。
色々と見落としている気がしますが、まぁウニと朝比奈さんじゃこの程度。
良い意味でも悪い意味でも。



十神くんは異様な状態で放置された教室の報告。
凄惨な殺し合いの現場、消えない血の匂いが残る荒れ果てた教室の様子、
そしてかつて“アルターエゴ”からもたらされた情報と照合すると、
ここが1年前に発生したという“人類史上最大最悪の絶望的事件”の現場だと推測。



ここで一旦報告会は中断して、ここ最近ずっと単独行動を取っていた霧切さんに、
その辺の事情をハッキリさせろと十神くんが詰め寄ります。
ホント、ようやくチームの統括役としての自覚が出てきましたね、“超高校級の御曹司”も。
まぁ、この中で所持する才能すらハッキリしていないのは霧切さんだけですし、
色々と明らかにして不確定材料を潰しておきたいのは当然の心理。






自分の正体を話せないのは記憶喪失だからだと説明する霧切さんに、
十神くんは下手な嘘で誤魔化すなと、信じようとしません。
その内「話さないのならば部屋の鍵を渡せ」と脅しめいた言葉も口にしますが、
それに対して霧切さんはあっさりと自分の部屋の鍵を差しだします。
言い出した手前、十神くんもその手を引っ込めるわけにもいかず、
そのまま霧切さんを見送るしか出来ません。
うーん、またぞろキナ臭い事に・・・。







それはそれとして報告会の続きと言うか、腐川さんが可愛いというか。
まぁ腐川さんは最初から可愛かったですけどね。
十神くんもホント、余程さくらちゃんの死に様が堪えたのか、
ここから普通に下々の者にも優しく接するイケメンの道を歩み始めます。
冬子胸キュン。
あ、とある教室で腐川さんが見つけてきたサバイバルナイフを、
人間性を考えて苗木くんが預かる事になった流れね、本筋は。
朝比奈さんもウニも翔ちゃんも前回で前科持ちですし。




腹立つけどここのモノクマ、マジで可愛いなぁ。
ここだけ切り取って聴くと完全にマスコットキャラなんですけど、
いや、切り取らなくても普通にマスコットキャラなんですけど。
とりあえずモノクマの“大事な物”を誰かが盗み出したらしく、
学園長は信じていた生徒達に裏切られて大層お怒りだそうです。
まぁ、モノクマも十神くんも、犯人は霧切さんだと決めてかかっているんですけどね。
うん、正解。



「脱衣所で待ってるから、後から来て」
預かったサバイバルナイフを抽斗に仕舞って、
物思いに耽っている苗木くんの部屋に突然やってきた霧切さんの台詞。
勿論密談をする為に、そしてそれをモノクマに悟られない為になんですけど、
いきなり部屋にやって来た異性に言われているのを考えると中々に意味深。
ていうか霧切さんが脱衣所から出てくる前に苗木くんが脱衣所に入るのを、
もしも黒幕が目撃していたらどう思うんでしょうね。
不純異性交遊には寛容なんでしょうか、更衣室にはガトリング置いてる癖に。






そこで霧切さんから見せられたのは、学園長室から盗み出してきたというモノクマ印の鍵。
さくらちゃんが娯楽室で死を迎える前に、
仲間を裏切っていた事へのケジメとして学園長室の鍵を壊してくれていた事を霧切さんが気付き、
前回の最後に苗木くんを情報処理質に囮として差し向けて黒幕の目を引きつけている間、
こっそり忍び込んで調査してきた戦利品だそうです。
苗木くんの扱いに若干以上の異論を提示したいですが、成果を出されては文句も口内で霧散します。
“超高校級の絶望”戦刃むくろ、当面注意するべき存在の名前。







霧切さんからの内緒話も一段落してまったりムードの中、
苗木くんは霧切さんに持ちうる情報の可能な限りの開示を求めますが、
霧切さん側がこれを拒否。
まぁこうして苗木くんにだけ重要な手掛かりについて明かしてくれただけでも信頼の証。
信頼ついでに霧切さんがこの鍵の使用場所を探る間、モノクマの目を引きつける様に頼まれて、
苗木くんは絶対戻って来る様に念押ししてこれを承諾します。
破ったら針千本。







さて、霧切さんが隠密行動をとる間、どうやってモノクマの目を引きつけるかですが。
大胆というか何と言うか、直接名指しでモノクマを呼び出すという正々堂々の力技で召喚。
またぞろアニメオリジナルに登場して笑いと萌えを提供してくれる学園長に、
しかし苗木くんは物凄く冷たい視線を向けて、モノクマションボリ。
その裏では霧切さんが単独潜入行動中です。







鍵の使用場所、寄宿舎の2Fへのシャッターを解錠する事に成功した霧切さん。
彼女が無事に戻って来るまでモノクマの注意を引き続けなければいけないのですが、
特に深くネタを考えてなかった苗木くんは対象の慰留に失敗。
まぁ最低限、霧切さんが未知の場所へ侵入する瞬間を気付かれなかっただけマシか。
シャッターが開いているのはバレバレなんですけどね。






その夜、自分の部屋で熱にうなされる苗木くんがふと目を覚ますと、
そこにはいつぞやの隠し部屋で自分を襲撃したフルフェイスメットが、
サバイバルナイフを手にこちらを覗きこんでいました。
一瞬のブラックアウトの後、上手く働かない頭でもう一度周囲を確認すると、
先程までフルフェイスメットが立っていた位置には霧切さん。
何か言葉を口にしていますが、体調不良だからか全く耳に入ってこず、
やっぱりそのまま苗木くんの意識はブラックアウト。





朝起きて、夢か現実か区別がつかない昨夜の出来事を思いだし、
確認の為に抽斗を検めてみるとサバイバルナイフが綺麗さっぱり消えていました。
ナイフが無いふ。
昨夜の事が現実だったと認識した苗木くんは、その事を皆に相談するべきか悩みつつ、
いつもの食堂に向かいますが、食堂は愚か、寄宿舎の何処にも誰の姿もありません。




ようやく皆の姿を発見したのは体育館での事。
霧切さん以外の全員で何をしているのかと思ったら、まさかのモノクマ解体ショー。
昨夜十神くんが見つけた時には既に黒幕のコントロールを離れてたのか、
微動だにしなかったモノクマをこうして分解して少しでも手がかりを掴もうとしているとか。
要するに苗木くんが昨夜自室でフルフェイスメットとご対面中、
皆は体育館で既に解体作業に従事していたと。







モノクマの内部から出てきたのは、テンプレ的なフォルムの振動感知型爆弾。
こんなものを標準装備しているなんて、そもそもモノクマは何の為に大量生産されてるのやら。
兎に角、モノクマが動かないという事は黒幕に何かあったと考えるのが普通、
それならばこれを機会に学園長室を調べてみようと、皆で向かう事になりました。
指を眼鏡に添えるのはまだいいとしても、最後に謎のカメラ目線。
その前の爆弾騒動でもやり取りと良い、十神くんも随分砕けたキャラになったものです。



で、学園長室。
さくらちゃんが壊した鍵は修復されたのか、施錠されているその扉を破壊する為に、
植物庭園の倉庫からツルハシを持ってくる様に腐川さんに言いつける十神くん。
相変わらずの扱いですが、腐川さんは真性のドMなのでこれが正しい用法・容量。






数分後、駆け戻ってきた時には何故か人格チェンジ済み。
人格間で記憶の共有はなされないので、当然ツルハシのお使いも覚えてません。
まぁそんな事は些細な事で、翔ちゃんからもたらされた重要な証言によって、
全員植物庭園に移動する羽目になりました。
要するに事件の発生です。




植物庭園に横たわる死体。
フルフェイスメットを被り、白衣をかけられ、胸をサバイバルナイフで刺されている死体。
血はまだ乾ききっていなく、刺されてから長時間経過していない事を感じさせます。
身体のラインから女性だと推測されるこの死体。
消去法で考えたら当然被害者は霧切さんと言う事になるのですが、さて。







身元判明するなら顔を見ればいいと、
十神くんの制止も聞かずにメットを剥ぎ取ろうとする翔ちゃん。
その手がヘルメットにかかり、脱がせようとしたその瞬間。
十神くんの嫌な予感が当たった格好か、突然死体が爆発して炎に包まれます。
至近距離で爆発を喰らって吹っ飛んだ腐川さんは完全にスルーで、
最優先が重要な手がかりである死体の消火活動なのが十神くんらしさ。




爆発による損壊で死体の身元判別は不可能となりましたが、
やはり可能性的に霧切さんしかいないだろうと判じる十神くん達に、
苗木くんは別の可能性として霧切さんが突き止めた16人目の高校生、
“超高校級の絶望”戦刃むくろの存在を挙げます。



白衣が吹き飛んだことで見えやすくなった手の甲には特徴的な紋章が、
そして指には真っ赤な付け爪がはめられています。
近くには特殊な鍵らしいものが落ちていて、十神くんには心当たりがある様子。
というわけでまたしても皆で移動です。
起き上った腐川さんに気遣いの言葉なんて勿論なっしんぐ。






遂に開かずの間だった情報処理室の扉が開かれる。
そこはいくつものモニターが並べられ、各々が学園内の各場所を映し出す、
要するに監視カメラの制御室の様な場所でした。
黒幕へ迫るまたとないチャンスに沸き立つ一同。







と、そこへいつもの様に唐突に、何気ない様子で出てきたモノクマ学園長。
一頻りいつものモノクマ節を披露した後、
徐に室内にあったTVに注目するように告げてスイッチを入れた、
その画面に映っていたのは情報処理室内にいる苗木くん達のライブ映像でした。
要するにこの“コロシアイ学園生活”は完全生中継で、
常に外部に向けて公共電波で配信されているという事。




その真偽と真意を問い質そうとする一同に、
モノクマ学園長は他にやるべき事があるだろうと告げます。
そう、死体が発見されたのですから、いつもの通りにいつもの展開ですね。
容赦も慈悲も無く、これを乗り切らなければ黒幕を追い詰める機会すら与えられません。




そして死体発見の放送を聴きつけたのか、ここで霧切さんが合流。
生存を喜ぶ皆に、あの死体は“超高校級の絶望”戦刃むくろだと告げます。
名前が出て来たと思ったら既に死体でした、という可哀想な戦刃むくろ。
やはり残念。

EDに全員乗っているのが最早ネタバレなんですけど、
まぁこれまで死んだ人が順番に追加されていっていたのに、
ここで生き残っている人間も全員登場しているのは、まぁ、そういう意味です。
別に全員死亡するってわけじゃなくてね。
どうせここから最終話までこの絵はどうせ変化ないからって理由。
次回学級裁判編。
皆さんはこの事件をどう捉えるでしょうか。
まだ捜査も始まっていませんが、1つ大雑把に推理して観て下さい。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>