

実写版『シュタインズゲート』のオカリンがイケメン過ぎて泣いた。
ホント、何と言うイケメンをキャスティングしてしまったんでしょう。
いや、オカリンは確かにイケメンですけど、
もっと無精髭とか生やして・・・はいないけど、何となくうだつが上がらない感じがあったので。
これじゃ普通にイケメン過ぎて色々とヤバいわ、そらクリスティーナも惚れるわ。
あと後ろでこっそりミスターブラウンがハマり過ぎて噴くレベル。
『シュタゲ』は舞台化しても結構原作のまんま雰囲気出せそうなので、結構面白そうではありますが。
・・・うん、まぁこれ以上コメントするのはやめておきましょ。

夏休み後編、というか8月編。
サブタイトルからして残念っぷりが伝わってきますが、
別にもこっとが見栄を張るのはいつもの事。
というか見栄を張る相手って基本的に優ちゃんな気がするので、
はなざーさん再び登場か。
ネットの情報だと釘宮さんが出るとか何とか聞いたんですけどね。
別に私は釘宮病に罹患していないので特に問題は無いと思われ。
それでは宜しければ続きからご覧ください。




くぎゅうううううううううううううううううううううううううう!
・・・・・・ハッ!?
というわけで開幕からくぎみー改めきーちゃんの御光臨でございます。
もこっちの従姉妹として、毎年夏休みの恒例行事として本日午後に遊びに来るそうです。
もこっちを「お姉ちゃん」と呼んでいる様子からすると純朴幼女キャラの模様ですが、
どうでしょう、優ちゃんみたいに劇変している可能性も無きにしも非ず。
あるいはもこっちよりももっとヘビーなオタク化している可能性も。
うむ、期待に胸が膨らみます。
物理的には膨らんでないでしょうけど。







去年遊びに来た時に、エア彼氏の自慢話を散々吹き込んだ挙句、
大人の女性としてあれこれ恥ずかしい演説をしてしまった記憶が鮮明に思い出される―。
見栄を張るというか、既に張った見栄をどうフォローしていくか、
今回はどうもそんなお話みたいですね。




きーちゃんは今年から中学生。
大人の女性に憧れる時期ど真ん中です。
これは想像以上にフォローのハードルが高い予感ですが、
まぁ自分で蒔いた種なのでもこっちが頑張るしかないんですよね。
きーちゃんが到着するまでの僅かな間、もこっちの無駄な努力が始まります。
「きぃちゃんが来る前に、
中学生相手でも説得力のある“ビッチ女子高生”にならなくては!」



くぎゅううううううううううううううううううううううううううう
うううううううううううううううううううううううううううううう!
どうも中学デビューでスレてしまったとか、そういう事は全く無いらしく、
あの頃と同じ、清らかで純朴なきーちゃんのままというか。
でもまぁ、もこっちの武勇伝(虚飾)を鵜呑みにした挙句、
「お姉ちゃんの話って凄い」と母親に嬉々として話している様子は、
少し穿ってみると結構怪しく感じられる様な・・・。







「“ビッチ”はビッチに教わるのが一番」
“ビッチ女子高生”になる為に優ちゃんに相談するってのも大概失礼な話ですけど、
外見だけでなく心の中まで天使、ついでに言えば声まで天使な優ちゃんは、
そんなもこっちの汚れた純粋な心なんて知る由もなく、
だがしかし、彼氏と海デートに向かっている途中らしく、
それを察したもこっちはいつもの様に胸の痛みに耐えながらそっと電話を切ったのでした。
余計なところで勝手にダメージを受けるのもいつもの事。
ていうか途中から薄々感じてましたけど、
もこっちって優ちゃんの事あんまり親友と思ってないですよね。
まぁ世の中の友情の半分くらいはそのくらい温度差があるものかも知れませんが、
もこっちの場合は割と本気で下衆い感じがします。
それでこそ我らがもこっち。







他人の力はアテにならないというか、優ちゃんしか頼れる相手がいなかったもこっち。
仕方なく独力での状況打開を模索して、まずはビッチコスチュームを調達する為に、
庶民御用達の呉服屋へ。
確かに“ビッチ”という呼称に合いそうな店名になってますけれども、
ここならば自分でも気後れせずに振る舞えるともこっちが思ったのも店に入るまで。
予想外にビッチだらけの店内に恐れ戦くもこっち、
そして更に彼女の精神を追い詰める、お洒落な女子小学生達の姿。
わざわざ外出して心に傷を負いに行った様なもこっちに涙する場面です。




でもちゃんと新しいアイテムも購入しましたけどね、これがビッチっぽいかはさておき。
締めて2000円弱のお買い物。
典型的オタク式金銭感覚の持ち主であるもこっちにしては大枚はたいた方です。
まぁ普段よりはマシになったとはいえ、首から上がいつも通りなので、
変にアンバランスになってて怖い感じも。







というか本人も自分で買って来たくせに、
あんまりビッチっぽく見えない事を自覚しているらしく、
何が足りないのか思案した後、徐に行動に移しました。
その発想もさることながら、実行する行動力、
そしてこれできーちゃんを上手く納得させられると思いこめるメンタル力。
やっぱりもこっちは凄い子です。




まぁ、当然ながらそんな方法で首元とかにキスマークは付けられない上、
綺麗にキスマークをつけるには想像以上の力を使うらしく、
次第に唇の吸引力ご落ちて来て早くも計画は頓挫の兆候。
そこへ娘の部屋を掃除しようと黒木ママが掃除機持参でやってきて、
その姿を認めた瞬間、もこっちに電流走る。







綺麗な円形、しかもどれだけ薄い唇でキスマークつけたんだか。
かなり無理があると思うのですが、本人はこの結果に大満足。
もしかして歯型か何かと言って誤魔化すつもりなんでしょうか。
調子に乗って全身に痕をつけまくって、最早取り返しがつかないレベルの変態に。
途中から何だか気持ち良さそうでしたしね。






掃除が終わった頃合いを見計らって様子を見に来た黒木ママも、
娘の異常な性癖の痕跡に暫し絶句。
だが普段から娘の奇行には慣れているだけあってすぐに立ち直り、
嫁入り前の身体に変な痕つけた娘を叱り飛ばした後、長袖を着て誤魔化す様に助言しますが。
ここでもこっちが珍しく黒木ママに逆切れして喚き散らすも、
黒木ママはそれを冷静に聞き流して、冷静に平手打ち。
母は偉大なり。





くぎゅううううううううううううううううううううううううううう
うううううううううううううううううううううううううううううう
うううううううううううううううううううううううううううううう!
この居た堪れない感じ、久し振りに感じる気が。
平手打ちの痕、涙ぐむ濁った眼、そして掃除機の痕をキスマークと言い張る年上の従姉妹。
流石の純朴聖幼女のきーちゃんも完全に引く、この異様。
もこっちが頑張ると大体結果が悪化するといういつもの流れ。
今回もその例に洩れず、というところですね。




図書館へ行きたいというきーちゃんに付き合ってもこっちも珍しく外出。
あれだけ夏休み出掛ける用事が無くて嘆いていた頃からしたら、十分な進歩です。
さっきも服を買う為に外出してますしね。
とはいっても外で何かをするわけじゃなく、
また家で色々なお話を聞かせてほしいとせがむきーちゃんはマジ天使。






図書館できーちゃんが借りる本を選ぶ間、休憩コーナーで1人黄昏るもこっち。
一旦どんな話をしようかと、頑張って頭の中で創作活動に励んでいるのでしょうか、
そこで突然空気を読まないイケメンの声。
誰あろう、いつぞやのビニ傘の王子様がまさかの再登場です。
物語として盛り上がるところですが、話の流れ的にここでの登場は若干不穏。







あの時寝ていたもこっちは今の今まで知らなかった事実。
自分を置いて先に逃げたムカつく野郎だと思っていた目の前の男子高校生が、
あの時気が付いたら置いてあったビニ傘を持って来てくれた恩人だとしり、
印象点がマイナスから一気にプラスに反転。
これは恋の予感がしなくもないですが、
このアニメでもこっちが幸せになれるわけがないのでやっぱり不穏。






もこっちが口下手なのを見越してか、何かと話題を振ってくれる爽やかイケメン。
一番あり得るのはこの人が優ちゃんの彼氏という、一番絶望的なオチなんですけど。
さっきの電話でも、はっきり「彼氏と海デート」って言ったわけじゃないし、無くは無い。
そしてそのまま、話題が尽きてから暫しの後、
ジュースを飲み終わったイケメン小坂は再び勉強へ、受験生と言う事は高校3年生か。
もこっちが完全にメスの貌になっております。
嫌な予感ビンビン。






きーちゃんが借りてきた本は胡瓜夫人かな?
中学1年生の読書感想文にしては中々渋いチョイスをしますね。
『私モテ』の読書感想文でも書けばいいのに。
で、その間ずっとうわの空でアヘ顔晒してる残念なもこっち。
そんな彼女の表情に全く臆する事無く、あの小坂がもこっちが以前言っていた彼氏なのかと、
興味津々に訊いてくる幼女の純粋な視線に、もこっちは一瞬逡巡したものの首肯。
さぁ、これで更に後戻りが出来なくなりましたよ。







翌日、また小坂に会えるかもと、
ウキウキしながらきーちゃんを伴って図書館へ出かけた我らがもこっち。
そこで衝撃的な、というか普通に想像して然るべき光景が眼前に。
心配するきーちゃんに強がって見せたもこっちは、1人涙で公共のトイレを荒すのでした。
思ったよりも早かったなぁ、地獄。




そんな従姉妹の心中を勝手に慮って、直談判しに行くきーちゃんはマジ天使。
もこっちの為を想って、浮気はイケナイ事だと小坂を諭しに行ってしまいました。
それをトイレから出て来て気分を改めたもこっちは目撃しますが、
出るに出られず物陰から祈り続けるのみ。




一方小坂も何を責められているのか心当たりもなく困惑中。
その様子にもこっちも精神的な負荷が限界を超えたのか、
この謎修羅場に飛び込んできーちゃんを説得し、
小坂と1vs1で話し合う事を決意します。
この辺りの勇気は毎回の事ながら流石です、もこっちは本当は強い子。












これ以上誤魔化しや言い訳を重ねるのは無理だとようやく悟ったもこっち。
全てを打ち明け平身低頭、公共の場で見事な土下座を披露して許しを請い、
小坂もその心意気に打たれたのか、
衆目のあるところで女子高生を土下座させる居心地の悪さに耐えかねたのか、
ともあれあっさりと許してくれて問題は解決したかに思われましたが・・・。
心配になって様子を見に来たきーちゃんに全て見られてもこっち再び大ピンチ。




そんな事とは露知らないもこっちは何気ない風にきーちゃんと合流しますが、
止せばいのにここでも「自分からフッた」とか見栄を張るものだから、
きーちゃんからの視線の温度が最早絶対零度ですら生温いくらいの“無”に。
もこっちの事、本当に尊敬していたんですねー。
これは修復不可能なくらいの溝ががが。







帰宅してからもはっきりと感じられる心の溝に、もこっちは戦々恐々としながら対応策を。
その結果、翌日きーちゃんを連れて行ったのが行きつけの駄菓子屋さん。
少なくともあの全てに絶望した様な目は解除されましたが、
依然としてきーちゃんの内心ではもこっちへの憎悪と軽蔑は根強く燻り中。
果たしてここからどうするというのか。






ありますね、こういうお店の一角に、近所の子供達の遊び名的なスペースって。
ここでは内容は兎も角カードゲームが人気らしく、もこっちは去年のこの店の大会での年間覇者。
その姿に気付いた周囲の子供達が群がって来て、もこっちを“クイーン”と呼び褒め称えます。
いやいや、マイナスをより大きなプラスで打ち消そうという腹かも知れませんが、
とりあえずまず謝りなさいな、嘘ついてた事を。
しかもきーちゃん、普通にドン引きしてるし。






小3相手に粋がる事しか出来無いその姿に、きーちゃんの心は更に離れている感じがしますが、
ここでポイントを稼ごうと必死なもこっちはそれに気付かず、現№1を指名。
子供相手に鮮やかに勝利を収めてお姉さんとしての威厳を取り戻そうと必死です。
小3相手に勝って誇れるとは到底思えませんが、溺れる者は藁をも掴む。







デュエル開始ー。
何だか“MTG”っぽいカ-ドゲームでバトル開始。
が、しかし、序盤から攻勢を仕掛けてくる相手に対して、
もこっちは土地カードとかばっかり引いているのか、明らかに劣勢を強いられています。
小3相手に真剣に勝負をしている大人げない姿に同情してるのか、
ここで何故かきーちゃんの態度が少しずつ軟化の兆しを見せ始め。








“もこっちはいつも劣勢の時に引きが強くなる”。
そのフレーズに嫌な予感しか感じませんが・・・。
予感も何も、速攻で馬脚を現しましたね、
というかこの程度のイカサマ見抜けないってどういう事なの。





事後。
あまりに複雑な心境でどう対応して良いかわからないきーちゃんですが、
もこっちがあくまで自分の為にイカサマまでして小3を虐めてたんだと改めて気付き、
何だか良く分かりませんがもこっちに対するわだかまりが氷解した模様。
女心って不思議。




「次は私の言えに遊びに来てね。
私、お姉ちゃんの為に一杯何かしてあげたい!」
あぁそういう心理か。
そんな感じで、想像を絶するもこっちの残念っぷりを見せつけられて、
何だか母性と言うか、介護欲と言うか、何かそういうモノに齢12歳にして目覚めたきーちゃん。
これはこれでもこっちの望む形とは違えど、
とりあえず滞在中に仲直り出来てめでたしめでたし、かな。

次回「モテないし、夏が終わる」に続きます。
今回はいつも以上に居た堪れなさの深刻さが増し増しで辛かったです。
きーちゃん単体ならもっと弾けられたんですが、もこっちの失敗具合が本気で笑えないレベル。
でもまぁ、無難に最後は着地で来ていたので良かったかな。
これで1つ、人として成長出来たきーちゃんの将来が楽しみです。
くぎゅう。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>