
鹿児島は最近雨が降りません。
各地で記録的な豪雨が頻発していて、
少なからぬ被害が出ている事を考えれば幸せと捉える事も出来ますが、
それにしても半月くらい雨がまともに降らないというのはちょっと勘弁して欲しいです。
後、桜島閣下が最近ハリキリボーイされている様で、降灰量が半端無いです。
道を歩いていても目が開けられないとか勘弁して欲しいところ。
雨が降らないものだから農作物についた灰も自然に流れないし、
農家の方々も大変お困り中。
雨乞いの儀式でもするべきですかね。
具体的にはテルテル坊主を逆さ吊りの刑に処するんですけど。
そんな感じで良い夢みたいお年頃のもこっち。
言えばこの作品自体のテーマが“いい夢見たい!って感じですし。
果たして彼女が見る夢はどんな電波な夢なのか。
それでは宜しければ続きからご覧ください。







今日も今日とて深夜のネット徘徊を怠らない勤勉なもこっち。
もう2時だし、そろそろ寝ようとして最後の1記事に選んだのが、
“Hな夢を見る方法”。
要するにうつぶせで寝ると良い感じにかかる身体への圧迫が、
脳内変換されてそういう夢に置換される的な仕組みだそうで、もこっち早速実践っち。
見事虫姦というマニアックな世界へご招待されるという貴重な経験をなされました。
未だかつて虫姦の夢とか見た事無いですけど、もこっち虫姦願望でもあるのか。









きっと身体の圧迫が足りなかったんだと、Hな夢を見る事に何故か一生懸命。
胸に詰め物をして圧迫感を強め、再びうつぶせになって夢の世界へ。
まぁ残念ながら結果は惨憺たるものだったらしく、
ゴリラにワニと、獣姦祭りで朝まで濃厚な時間を過ごされたそうな。
めでたしめでたし。




翌朝、朝の小テストの時には消化しきれなかった眠気が容赦なくもこっちを襲います。
ヒロインが決してしてはいけない表情で、それでも必死にペンを走らせますが、
やがて抗い切れない巨大な波に意識が押し流されて、
先生が見回りに来る頃にはヘヴン状態。
いいよーもこっちセクシーだよー。



お昼休み、食事をとりつつ先程の素敵でドリーミィな夢に思いを馳せるもこっち。
偶発的に得られた成果を必然に変えるべく、
状況や状態を考察して方法を確立しようと脳内フル回転中です。
過程も結果もアレですが、少しでも上を目指すその心掛けだけは立派。
心掛けだけ、ね。




痴漢は外見的な女子力のバロメーター。
………と誰が言ったか知りませんが、痴漢被害をこれ見よがしに愚痴る女子連中に、
満員電車の中ですら避けられるもこっちは魅力全否定されたと感じで怒り心頭。
その帰りの電車も、見事にもこっちの周囲だけA.T.フィールドが(外側から)張られて、
彼女達の言葉が時間差で胸に刺さります。
ていうかもこっち、徒歩通学じゃなかったのか。






帰宅後、女性としての性的魅力について本気出して考えてみた結果。
シュミレーションで自分の身体に痴漢してみてアレコレ検証する事に。
傍目から見ると大変イタイタしい光景ですが、本人は至って真面目。
でもこれは割と良いアプローチの仕方に思えます、男性心理から攻めてみる感じ。
「うむ、触り心地は問題無い。
それにこの細い身体、抵抗する腕力も無さそうだし、
今時黒髪ってのも清純さをアピってるだろ。
………では一体、何が足りないというのだ?」






困った時の親友頼み。
あれ程のスタイルと美貌を持つ非処女の優ちゃんならば、と早速電話をかけ、
開口一番、痴漢経験の有無を問い質します。
当然の様に脈絡のない質問を訝しむ優ちゃんに、
止せばいいのにまた見栄を張って今日痴漢されたとか何とか言い出して。
もこっちの泥沼天国、始まるよー。
優ちゃんから実は高校デビューする前から被害らしきものに遭っていた事を告白され、
もこっちは余計にダメージを負ってしまうのでした。
「もしかして、私以外の女子高生って皆痴漢されているのか?」






更に翌朝。
いつも以上の乗車率となった満員電車に圧迫されながら、
只管耐え忍ぶもこっちに突如訪れた異変。
予兆も何もなく股間に通された硬い棒状のものに、痴漢の存在を感じるもこっち。
あれ程待ち焦がれていたのに、いざそれらしい状況に置かれるとやはり恐怖が先に立つのか。
オチがどうあれ。






じっと我慢を続けて次の停車駅まで耐え忍び、
兎に角逃げねばと降車口に駆けだしたもこっちを逃がすまいとする不思議な棒。
結局降りる事は叶わず、再び満員電車地獄の中に囲われてしまいました。
もこっちの苦難の時間はまだまだ続く。










誰も助けてなんかくれない、自分の身は自分で守らなければいけないんだと、
決意を固めたもこっちは、その次の停車駅でホームに向かって一目散にダッシュ。
股間の異物を逃がさない様に鷲掴みにしながら、
ホームの乗客達に痴漢アピールを行います。
うむ、ナイス勇気、だが残念、それは薙刀だ。
もこっちの固まった表情に様々な感情が見え隠れして涙。






心に重大なダメージを負ったもこっちは朝からヤサグレモード全開。
水着や海の話で盛り上がるビッチ連中を横目に心の中で悪態をついていましたが、
ふと気付きます、ビッチ達の透ける下着の存在に。
人のフリ見て我がフリ直せ。
ブラなんてノーセンキュー、タンクトップで済ませている自分は、
もしかしてダサいんじゃないかと今更ながらに気付いたもこっち。
危機感が募ります







全て母親任せ、パンツも特売の拘りも何もないハンズの安価品。
そこでもこっちは考えました。
自分も髙い下着を穿けば美人になって、友達も彼氏も入れ食い状態になるんじゃないかと。
その妄想の想定金額が5300円のパンツっていうのはどうかと思いますが。
ネタ的には53万円のパンツといきたいですけど、そんな値段のパンツってあるんですかね。
いや、無くは無いか。






次なる目的は“可愛いパンツ”を買う事に決まったもこっちは自宅で早速脳内作戦会議。
懸案事項は購入場所、自力での下着購入経験のないもこっちには皆目見当もつきません。
こういう時はやはり先達、優ちゃんに聞くのが一番。
てうか優ちゃんのこの服装、中々表現に困る出で立ちですね。
「ハァ…ハァ………ゆ、優ちゃんは今、どんなパンツ穿いてるの?」




相変わらず垂れ目巨乳ミニスカニーソ絶対領域はなざーさんと完璧超人かお前は。
というわけで可愛い下着を買おうと目論むもこっちニアドバイスをくれる、
本日の特別講師の優ちゃん先生です。
何回見ても、かうてもこっちと同じ人間階層にいた存在とは思えない輝き。
ミニスカ具合に思わずもこっちの視線も釘付けです。







親友のミニスカ姿を斜め後ろ下段から視姦する女子高生。
同性同級生から見てもエロいその肉付きに敗北感がひしひしともこっちの心にのしかかりますが、
自分の目指す姿が具現化して側に居てくれるという意味では良いお手本。
そのまま優ちゃんに案内されて、行きつけのお店に連れてって貰いました。
その余りの別世界感にもこっち絶句。







始めこそ煌びやかな世界に大はしゃぎのもこっちでしたが、
次第に場違い感が増大していって、思考はいつものネガティブスタイル。
来たばかりだというのに、早く買って帰りたいという欲求に支配され、
てっとり早く優ちゃんに決めて貰おうと無茶振り開始。
流石の優ちゃんも不審を覚えますが、そこで何も言わずに付き合ってくれるあたり大人。
「わ、私に似合うパンツってどれかな?」
「………え?」
「優ちゃんが私に穿かせたいと思ったヤツでいいから」
「そんな事今まで思った事無いよ」





優ちゃんが真剣に選んでくれている間、
もこっちは暢気に優ちゃんを親父目線で視姦再開。
そんな妄想モードは優ちゃんが選び終わっても続きました。
このまま放っておくと優ちゃんとの百合ルートまで行きそうな危なさ。
「(しかし優ちゃんって可愛いよなー優しいし。
こんな可愛い子が、あんな可愛いパンツ穿いて。
あんな短いスカート穿いて、きっと定期的にパンチラして。
こんな子の彼氏だったら………)」
「もこっち?」
「こりゃホンマ勃起モンやでー」
「も、もこっち!?」




優ちゃんに選んでもらったパンツを握りしめて、今後の方策を練るもこっち。
色々とツッコまれたり気遣われたりするのが嫌なので家族バレは厳禁。
そういえば結局パンツだけでブラは買わなかったんですね。
どうせならセットで買ってておけばいいのに、髙いですけど。
それにしても家族にバレない様にするというのは中々ハードなミッション。
どうするつもりだ、もこっち。







翌日、いきなり買ったばかりのパンツ失くしたそうです。
じゃあその手に持っているパンツ型ハンカチは何なのかと。
男子生徒の怪訝な反応でもこっちも連鎖的にその事実に気付き、
2人の間に気まずい沈黙が流れます。
後方窓際の角席だった事で、この男子にしかバレなかったのは幸いと言うべきか。



もこっち発狂っち。
こうしていくらしたんだか分からない可愛いパンツは、
一度も股に通すことなくボロ雑巾と化してしまったのでした。
まぁ細切れにされる前に男子に披露出来たとは言えますし、無駄では無かった?




1680円の下着を失った精神的ダメージはもこっちの身体すらも蝕み、
帰宅途中でその場に崩れ落ちそうになる程。
そんな彼女は普段手に取らないBLゲーを購入して気分を持ち直す作戦に。
奮発した下着に1680円、気の迷いで手に取ったBLゲーに6820円。
これがオタクの金銭感覚。




貰った町内会の福引券で3等賞のハンドマッサージャーが当たりました。
右手にバイブ、左手にBLゲー。
見る人が見れば完全にアウトな組み合わせ。
一番アウトなのはもこっちの表情だという噂もありますが。
今夜はお楽しみですね。










その夜、早速二つ併用でお楽しみタイムの我らがもこっち。
ずっと張りつめていた緊張の糸がここでようやく弛んだのか、
それともバイブの気持ち良さが格別だったのか。
強烈な睡魔に寝落ちしてしまいました。
そこへ忍び寄る父親の魔の手。
ドアを開けて飛び込んできた光景から色々間違って察してしまった父親は、
敢えて何も言わず優しく娘を介抱してベッドまで運んであげるのでした。
年頃の娘の変態性癖を見なかったフリする優しさ、プライスレス。

次回「モテないし、スキルアップしてみる」に続きます。
スキルアップ、何のスキルでしょう、包括的な女子力アップとかかしら。
それとも逆ナンとかそういう直接的なスキルかしら。
まさかの料理スキルとかもあり得る。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>