
だんがーん!(ろんぱー!)
知りませんけど、イベントとかでこんな掛け声やってたりするんですかね。
ていうかこのノリ、ゲーム日記の時もやったなぁ。
今回は第1の事件の学級裁判編(+お仕置き編)ですね。
1クールという予定である以上、この#3だけで終わらせなければいけないのですが、
さて、どのくらい議論が端折られているでしょうかね。
学級裁判の魅力って細かいボケやツッコミも含めての疾走感だと思うので、
そういう小ネタがほぼカットされているだろう事は純粋に残念です。
とはいえ、時間的制約を考えたら当然至極。
メインヒロインと目されていた舞園さんが殺された事件の犯人捜し。
まぁ当然の如く方々で驚きの声が上がってましたし、私もゲームプレイ時、
本当に最初に殺すんだ―と驚いた覚えはありますが。
結果としては体験版みたいにウニが死ぬんじゃなくて舞園さんが殺されて良かったかなーと。
事件の詳細どうこう以前に、ゲームをプレイしてる時舞園さん凄い怖かったですもの。
とはいえ、今回のクロともどもご冥福をお祈りいたします。
あーめん。
それでは宜しければ続きからご覧ください。
<ブログ内記事リンク>
CHAPTER1-6




“嬉し恥ずかし”学級裁判。
このゲームの肝であり、代名詞でもある中核パートがどう再現されているか楽しみです。
1話で終わらせられるのか凄い心配ですけど、そこは構成・脚本さんの腕の見せ所。
というわけで臨場感溢れる“学級裁判”場のお披露目です。
円環状に並べられた証人台みたいな席に各人の場所が割り振られていて、
既に死亡した人間の席にはそれとわかる様に赤字バツ付きの遺影が飾られる仕様。
最後の、全員が席についた時の俯瞰絵の迫力がヤバいです。



死亡した人間を併せても15人しかいないのに、
席は16個ある事を疑問視するセレスティアなんとかさん。
霧切さんや十神くんもそうだけど、
この異常な状況でそういう事に普通に気付けるメンタリティは流石です。
伊達に『ラ〇アーゲーム』で優勝してません。



“学級裁判”、開廷。
別にキャラクターの薄っぺらさまで再現する事もないんじゃないかって気がするけど、
ともあれ、ほぼ原作通りの演出具合。
当然選択肢を間違えている暇なんて無いから、
“コトダマ”だけは適宜正解を入れ込んでいく式ですが。







第1の争点は“犯行に使われた凶器”。
ゲームの時の流れる様に発言者が回る演出もスピード感があって良いですけど、
こうやって1画面に複数人が見えているっていうのもまた違った良さが。
アニメの腐川さんマジ可愛いなぁ。
そしてモノクマのウザさもゲームプレイ時に比べて大増量。
それは兎も角、話の流れの中で朝比奈さんからの証言から判明した、
重要なヒント、というか追加の“コトダマ”。
“食堂から凶器の包丁を持ち出せたのは舞園さやかのみ”
早いなー、この1回の議論だけでゲームの議論3回分くらい終わらせてる。




それを具体的に説明する為に回想入ります。
ティーカップを持つさくらちゃんの可愛さが異常。
さくらちゃんマジ天使だからなー、
登場人物の中で一番天使な事は誰も否定しないところだと思うんですが。
朝比奈さんの前には好物のドーナツも置かれているし、芸が細かいぜ。




それはそれとして、犯行現場が苗木くんの部屋である以上、
未だに容疑者第1位が苗木くんである事は動かしがたく。
自分の潔白の為に、殺された舞園さんの為に、そしてここにいるクロ以外の皆の為に、
苗木くんは何とか議論の流れを変えて、
真犯人の存在を明らかにしていかなければならないのですが。







「待って、苗木くんを犯人だと決めつけるのは早いんじゃないかしら」
と、そこで救いの女神、本作の真のメインヒロイン、霧切さんの一声。
この人が居なかったら本気でここで話が終わっててもおかしくない空気でした。
そんな霧切さんが苗木くんを犯人じゃないとする根拠はシャワールームのドアの状況。
ここの弾丸論破は若干スピード感に欠けていて残念でしたが、
ともあれ、男子の部屋のシャワールームには鍵がかからないので、
ドアノブを壊して開けるのはおかしい、というのが霧切さんの言。
そしてすかさず苗木くんからドアの立てつけの話と開け方のコツを聞かされて、
わざわざ犯人がドアノブを壊している、という事は、
立てつけの悪さを知らずに鍵がかかっていると思いこんだからだとか何とか。



ここで第2の議論開始。
争点は“何故犯人は犯行現場が男子の部屋なのに、鍵がかかると勘違いしたか”。
これは既に捜査フェイズで描写があった通り、
霧切さんが部屋のネームプレートの入れ替えを指摘してあっさり終了するかと思いきや、
とりあえず前段階として“犯人が単に部屋の入れ替えを知らなかったから”となりました。



そこから派生、というか視点を変えて、“そもそもどうやって犯人が部屋に侵入したか”について。
ピッキングなどが不可能な作りである以上、
可能性は“舞園さんが自ら招き入れた”しかありえないと。
だがそれを苗木くんが否定、“誰が来ても開けない”と確かに別れ際に約束したから、と。
そもそも部屋の交換は怯える舞園さんの為に行われたわけで、
そんな彼女が他の人間を部屋に招きいれるわけがない、と




「彼女が自分から鍵を開けたとは考えられないよ」
「なら、彼女が怯えていた事自体が嘘だったとしたら?」
その仮説に激昂しかける苗木くんを押し止め、
霧切さんが見せたのは犯行現場にあったメモ帳の一番上の紙。
筆圧の関係で既に使用された紙に書かれた内容が、すぐ下の紙にも写っていたという、
よくあるネタではありますが、それに気付く霧切さんの恐ろしさ。
最早苗木くんも反論の余地はありません。
“舞園さやかが誰かを自分の部屋に呼び出した”







ここで原作通り、“ネームプレートの入れ替え”が明かされ、
更に争点は当然“誰がそれを行ったか?”に移ります。
苗木くんがやっていない以上、候補者はただ一人。
“舞園さやかがネームプレートを入れ替えて苗木くんに罪を被せようとした”




「模擬刀の先制攻撃だべ!」
クライマックス推理のカットも織り込みながら、かなり拙速に議論は進みます。
いや本当に早過ぎてどう考えてもゲーム未プレイ者に優しくない仕上がり。
そしてある意味ウニの一番有名な台詞きた。
でも今のクライマックス推理のカットを見てからその発言を聞くと更にアホさ加減が際立ちますね。
何処をどう見たら模擬刀の方が先制攻撃だと思えるのか。
そもそも模擬刀の鞘の傷とか、ちゃんと説明されてましたっけ?
あと、模擬刀の金箔はすぐ剥がれるから、持ったり触れたりするだけで金箔が付く云々。
舞園さんの手の平には金箔が付いてなかったから模擬刀を使用したのは犯人の方だ云々。
流石に端折り過ぎて若干暴論と化してる気も………。








兎に角、一連の事件の流れはこれで把握出来ました。
後は真犯人を特定するだけです。
それで次に議論されるのは“ダイイングメッセージの意味”について。
まぁ大勢の方が感じている通り、流石にこれはゲームプレイ時にもやり過ぎだと思いましたが、
言ってこれは最初の殺人事件ですからね、難易度的にも相応という事で納得するしかありません。
苗木くんも速攻で犯人の名前だと気付くし。



というわけで桑田怜恩(くわた れおん)が真犯人候補として突然踊り出てきました。
余りにまんま過ぎて、最初ミスリードトラップかと疑ったくらい、まんま。
まぁでも計画も何もなく完全に突発性の殺人事件だったので、
こんなものと言えばこんなものですよね。
殺した段階では“卒業の補足ルール”の事も“学級裁判”の事も知らなかったわけですし。
証拠隠滅頑張らなくても仕方なし。






否認する桑田くんを追い詰める苗木くんと霧切さん。
悪足掻きをする彼に突きつけるのは、
焼却炉に落ちていた血痕付きのワイシャツの燃えカスと割れたガラス玉。
そして早くもきた、苗木誠の決め台詞。
「これが事件の全容だよ」







焼却炉当番の話や、そのYシャツの持ち主議論や、
何やかんやをすっ飛ばして勝負を決めてしまう剛腕苗木。
ほぼ言い逃れが出来ない状況が成立しても、尚も抵抗の意思を見せる桑田くんに、
トドメを差すべく最後の一言を。
激昂する桑田くんを冷ややかな目で見つめる周囲の表情も原作の雰囲気っぽい。





アホアホアホアホアホアホアホアホアホ。
アホアホアホアホアホアホアホアホアホ。
アホアホアホアホアホアホアホアホアホ。
………あれ、やっぱりMTBはカットですか?







桑田くん以外の男子は全員工具セットを未使用状態のまま保管してあります。
確認が取れていないのは桑田くんだけ。
というところで反論する気力も失い、ようやく大勢は決しました。
後は投票タイム、そして選ばれた人間が本当にクロかどうかのモノクマジャッジ。
徹頭徹尾冷たい目で見つめるセレステイアなんとかさんのプレッシャー半端無い。



口々に詰る周囲に対して、あくまで自分は舞園さやかに殺されそうになった被害者で、
今回の事件は正当防衛で、そんなに非難される謂れはないと泣き崩れる桑田くん。
………あれ、セレスティアなんとかさんのトドメの台詞が無いぞ。
あそこの流れ、割と容赦なくて好きなんですが、尺の関係なら仕方なし。







レディース&ジェントルメン。
モノクマプレゼンツ、皆さんお待ちかねの、
ワックワクでドッキドキのお仕置きターイムの始まりです。
抒情酌量も執行猶予も無い、無慈悲で残酷な断罪の刃。










“超高校級の野球選手”である桑田くんの為のスペシャルなお仕置き。
そのお題は“千本ノック”。
一発でズバンと終わらせるんじゃなくて、
じわりじわりと命を削っていく様な処刑方法は見ていて本当に痛いです。
これを皆、表情はさすがに歪みますが、
誰も目を逸らす事なく最後まで見届けたってのもまた凄い話。



モノクマのとっても嬉し楽しそうな表情や仕草と、
あまりに壮絶凄惨な光景に言葉も無く立ち尽くす一同との温度差がヤバいです。
ていうかモノクマ退場後のあれやこれやまで大幅にカットされて、
これで初めての“学級裁判”は閉廷。
うーむ、言うの何回目か分かりませんが早い早い。







とか思っていたら一旦自室に戻った後に、苗木の部屋を訪れた霧切さん。
霧切さんの立ち位置を考えたらこれは完全に蛇足ですが、
それでこそ霧切さん、アフターケアまでバッチリとはメインヒロインの鑑です。
モノクマの言う通り、舞園さんに裏切られて心に傷を負った苗木くんに、
その傷を背負って尚、先に進む活力をくれたのは間違いなく霧切さん。
たまに見せる笑顔が素敵です。

というわけで、CHAPTER.1が終わった段階で生き残っているのは12人。
早くも5分の1が削られて、幸先不安というか絶望というか。
勿論これで事件が終わるだなんてありえませんし。
次に殺されるのは誰か、そして殺すのは誰か。
エクストリームな展開と演出を期待しております。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>