
パーティーナイト後編、正義様が大暴れした挙句に何者かに狙撃されたシーンから再開です。
やっぱり正義様はここで退場してしまうのか。
残り話数考えたら、今回で正義様終了させて、2話くらいでピアノさんと決着付けて、
ラスボスに宣戦布告的なものされて、二期へ続く感じかしら。
それでは宜しければ続きからご覧ください。






「“ルールブック”よ、『手を出すな』と言った筈だ。
今日は“醜聞”の者達に“女王”を披露するだけの場だ。
………君にもそう伝わってるはずだが?」
話しぶりからして“醜聞”のお偉いさん、というかトップか、
前回切の首吊りショーを肴に飯をたらふく食べていた金髪さんの粛正によって、
既に開幕から正義様がお亡くなりになりそうです。
この間はっちゃけ過ぎましたからね、でも流石にまだ大丈夫か、
何だか死ぬ時は銭形の目の前か、彼女と一緒に死にそうな気がするし。







とか言ってたら怪しい毒薬飲まされて大量に血吐くし、
“殺害遺品”を用いて逆襲しようとするも大量のナイフが雨あられで、
良い感じにオーバーキルっぽい風体でそのまま床に倒れ伏し。
1vs1の尋常な勝負では無敵の“判決執行のルールブック”も、
能力を発動する間も無い奇襲にはご覧の有様という事ですね。



そのまま、気が付いた切に看取られながら正義様はご逝去召されちゃいました。
………あれー?
死んだフリして今度こそさっきの金髪巨乳さんを殺してやる的な流れでしょうか。
流石にこれで死亡はないよねー。
切も宿敵の突然の退場に沈痛な面持ちを浮かべているので、とりあえずアーメン。






事切れるまでずっと暗闇の中で出番を待っていたのか、
正義様の退場と入れ替わる様に再び姿を見せたのは“醜聞”のトップ、
歩く度に胸が揺れる驚異の胸囲、ヴァイオレット=ウィッチー卿その人です。
彼女が“女王”の由来、長くて美しい黒髪を憎むあまり該当する娘達を狩りまくった結果、
目的と手段が入れ替わったのか、殺人中毒者になったのが“呪い”の始まりだとか。
現状では同情の余地が無いくらい自業自得ですね。
ていうかウィッチー卿、まさかのボクっ娘………。







睨みあう両者の間に、存在を忘れられかけているヒロインの祝が乱入。
どうやら本格的にデスゲーム編に突入しそうな雰囲気で、
このままだと人質にされたり攫われたり、
留守番させられたりと不遇なヒロインポジションを与えられて出番が減りそうですし。
そんな必死さが凄い伝わってきますが、容赦なく“ルールブック”でビンタされて崩れ落ちて。
あまりの衝撃に『ゲゲゲの鬼太郎』みたいな風貌で放心状態。
これが本作のメインヒロインです。




とりあず控室か客室か、まぁ兎に角一息入れて落ち着いて。
銭形さんを連れて病院坂姉妹がやってきました。
お前ら、この間祝が檻の中にキャプチャーされて切が首つられている時何もしなかった癖に、
今更どの顔下げてやってきたというのか。
舞台の裏側をさっぱり分かってなさそうな銭形さんが良い感じの営業スマイルで更にやるせない。




「何かあったらちゃんと病院にかかって下さいね? では」
「小桜さんは………」
「あ、はい?」
「小桜さんの方が、辛いんじゃないですか?」
「………え」
「だって、その、アイツの琴、好きだったんじゃないんですか?」
敢えて相手の傷口に塩を塗っていくスタイル。
切はやはり鋏を持っているだけあって本質的にはドSです。
どう転んでも小桜にダメージが行くだけで、切的には大した徳が無い質問を何故したし。
ていうかそれを受けて頬を染めるって、本当に好きだったのかしら。
どちらかというと母性的なものかと思ってたのに。







案の定、中学生の思考だと思いっ切り大爆笑されてしまいましたが、
それでも手のかかる弟分みたいに思っていたとかで、
小桜が追いかけ、正義様が首を絞めて気絶させて逃げる、その繰り返しの日々が、
もう二度と帰ってこない今となっては、とても有難く、とても楽しかったと振り返って落涙。
あぁ、本当にアレでもう死亡確定ゲームオーバーだったんだ。
あーん。







人の死の瞬間を初めて目の当たりにして、沈み込む切と祝。
自分が死んだ時の事を、相手が死んだ時の事を考えて不安が募り、
どちらからともなく自然と身体を重ねるわけですが。
流石は神アニメならぬ髪アニメ、王道的に抱きしめるとか、ギャグ的に変なところを触るとか、
そういうのとは別次元、突然髪を一房手に掬って舌を這わせ始めました。
まぁ祝は髪の毛が性感帯のフシがありますから、ある意味これが正攻法なのかも。







「切………くん………」
「僕も淋しくて、雰囲気に流されてるのかもしれない、でも………」
「あ………」
そのままリビドーに突き動かされてソファに押し倒し、
昂ぶっている祝も全く抵抗する様子も無くされるがまま。
いつもの髪を介しての代替行為じゃなくて、ガチで大人の階段上り始めました。
さっき『思考が中学生』って銭形さんに笑われた2人がこんな事になるなんて、
………若さとは恐ろしいものです。







「君の髪も、躰も、心も、全部好きだ。
君と出逢ってから、僕はずっと幸せで………。
この気持ちを無くすなんて出来ない」
「うん、あたしも………消したくない」
折角祝が覚悟を決めたというのに、やっぱり中学生だった切は結局、
まうすとぅーまうすに踏み切る勇気が無くておでこにキッスで一杯一杯でしたとさ。
いやー、どうなんでしょ、髪の毛や鎖骨、うなじを舐めるのよりも、
“唇にキス”って難易度高い物なんですかね、世間一般の男子諸君には。
まぁそれだけ好きで好きでたまらないって事の裏返しなんでしょうけれども。







「わ、私………唇も待ってますから!
少なくともその時までは死なないでください!」
攻めるねー祝も。
というわけでアレコレいちゃついたお陰でようやく正義様の死の影を振り払えたのかな。
笑顔が戻って、より絆も深まって、これからも続く殺し合いを2人で生き抜く事を誓うのでした。
結局病院坂姉妹は何の為にパーティーに来たのやら。

次回「スタンディング・ベイベーション」に続きます。
ついにOPで気になっていた、祝を越えるロリ娘のご登場です。
これだけ引っ張ったという事はやはり“殺害遺品”持ちなんでしょうけれども。
色々と楽しみです。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>