
心優しい方に“100users入り”タグを付けて貰えました。
ここ1ヶ月近くpixiv自体にまともにログインしてなかったので気付くのが遅れましたが、
付けていただいた方、まぁこの文章をほぼ100%目にしている事は無いでしょうが、
兎にも角にも、ありがとうございました<(_ _)>
今年は毎月1作品は上げるぞーとか思っていたのに、
結局3月はゲーム記事に追われてて何も出来ませんでした。
イラリクもね、上げられる筈だったんですけどね。
またぞろ問題発生でどうしよう状態です。
うぬぬ。

では本題。
前回ラストにちょろっと出てきたハンマー使いとの、デスゲーム初戦です。
いや知りませんけど流石にそうですよね、あの演出だと。
鋏や注射器でハンマーと正面から殴り合うのは得策でないどころか意味不明です。
ので、基本的には策を巡らし隙をついての暗殺ミッションとなるのかしら。
本作の本格的な戦闘シーンが如何程のものか見定めるに大事な回。
それでは宜しければ続きからご覧ください。







開幕変態シ-ンって心地良いですね。
戦闘がまともに始まるとこんなのんびりハァハァしてられなくなりますから、
出来る時にヤっておくのが青少年の嗜み。
据え膳喰わぬは何とやらです、お互い合意の上での行為ですからね。
切は実際どうなんでしょう、キスとかその先よりも髪切ってる時の方が興奮するのでしょうか。
ちなみに2人の会話の内容自体は結構真面目です。
例のハンマー男の目的はやっぱり祝を殺して願いを成就させる事だよねー、とか、
でも祝の居場所分からないから暫くは大丈夫だよねー、とか。
切が髪の毛切るのに慣れてきたねー、とか。
ツインテ祝の可愛さやべぇ。




散髪を終えたところで、友人の家に寄るという切にくっついていき、
祝も遂にお友達の家に遊びに行くという引き篭もりには憧れの経験をする事に。
その相手が恋のライバルっぽい美墨かしこ宅なのは皮肉な感じですが、
祝がランドセル背負っているせいで三角関係とかそういう緊張感が皆無っていう。
ていうかママさん若ぇ。




そもそも何故に切が呼び出されたかというと、
かしこが将来美容院を継ぐにあたっての練習台という事で、
要するに失敗しても問題無い哀れな生贄として白羽の矢が立てられたと。
既に若干1名程犠牲者が存在しておりますが、技術の進歩には犠牲が付きものなのですよ。



改めて面と向かって敗北を悟る潔さ。
髪の毛的にはまぁ、祝のは伊達に呪われてるわけじゃないので勝負にならんでしょうが、
容姿的にはどうなんでしょうねぇ、タイプ違うから単純比較も無い気がしますが。
これで切と付き合ったりしてればまだ自分に自信も持てたでしょうが、
モタモタしていた間に祝という本命馬が登場してしまってそちらの戦線も望み薄。
これがモブキャラとメインヒロインの越えられない壁。
それなのに祝はかしこの事を褒めまくるから余計にかしこが微妙なテンションにー。



でもまぁ直後の切の「かしこ、凄い綺麗だ」の呟きを耳聡く聞きつけ、
一瞬にしてテンション振り切れちゃうのも乙女な若さ。
切の事、ちょっと良いなぁ、とかじゃなくてベタ惚れじゃないですかかしこさん。
というわけで犠牲者を悼む事も無く、あっさりと美容室継がない宣言をして、
この良くわからん流れは終了いたしました。







「切」
「ん?」
「あの娘の髪って何なの?」
「えッ!? な、何で、そんな………」
「人の髪ってさ、どんなに手入れしても少しずつ荒れていくんだ。
私の髪も、この瞬間も老いている。なのにあの娘は違う。
まるで赤ん坊の様に艶やかで、最初に触れた時も、今日も、
悔しいけど鈴が鳴るような心地がした。」
先に帰宅する祝を見送ってから、2人っきりになったところでかしこのターン。
流石は神アニメならぬ髪アニメ、謎の緊張感の中、髪の毛に対する熱い思いが語られております。
そしてそれを聴きながら、何故か満足そうな微笑みを浮かべる切。
髪フェチが集まる作品です、登場人物も、視聴者も。
これだけ語れるならやっぱ美容師なったらいいと思うの、かしこは。



結局一緒に帰ってる2人。
その途上で、何やら人だかりと、規制を強いている警察官の姿が見えました。
ま、そうじゃなきゃ戦闘になりようが無いですものね。
というわけでお待ちかね、デスゲームの最初の対戦相手、
ハンマー男さんがすぐ近くまで来ているそうです。
何の当ても無かった癖に昨日の今日でもうここまで来ているという事は、
情報をリークした輩がいるのか、“殺害遺品”所持者は無意識的に“髪の女王”に惹かれるのか。
後者かな、それなら第1話の切と祝の運命的な出会いにも納得がいきますし。



「“破砕粉壊のスレジハンマ”………」
「………お前、何で」
「安心して、お姉ちゃんの言い付けは守るから」
今日は何だか顔色が今まで以上に良いですね、病院坂妹。
わざわざ情報提供の為にご登場いただきました、これも尺短縮の為のご都合主義。
ありがたく拝聴いたしましょうね。
ていうか登場頻度的にはこの娘が祝について女性キャラ№2なんですけど、
果たしてこの娘とのラブロマンスとかあり得るんでしょうかね、デレモードとか想像出来んす。




そしてこの露骨な距離感である。
引き続き病院坂妹の、“破砕粉壊のスレジハンマ”に関する情報提供が続いております。
まぁ要約すると“代償”も居なくて“殺害遺品”の殺人衝動が溜まり過ぎて、
人間的に壊れちゃってるから“髪の女王”を狙う様な理性すら持ち合わせが無く、
よって警戒しなくても大丈夫だよ的な事言ってます。
つまるところフラグですね。



「………それでも、もしもの覚悟は必要かもね」
「………ッ!?」
「人を傷つけるのも、もう慣れたでしょう?」
フラグ建築士、病院坂妹。
何でしたっけ、この娘、“病子”と書いて“やまね”でしたっけね名前。
語呂と語感が良いので“病院坂妹”って呼んでますけど。
まぁ万が一切に対してデレる日が来たら、その時は本名で呼ぶようにしましょう。



病院坂妹のせいで不安そうにしている祝を気遣って、祝邸に泊まり込む切。
照れてるせいか、親への方便として口裏を合わせて貰う小太郎にも居場所は秘密にしてますが、
電話口から漏れ聞こえる祝の声でバレバレっていう微笑ましさです。
明日学校に行ったら何て言われるんでしょうねぇ。
そもそも明日学校に行けるかはまだ微妙なラインですが。
状況的には今夜来てもおかしくないレベル。






「………きょ、今日は宿題あったっけ」
「何で?」
「………いや、だって。一晩、何しようって………」
「なッ!?」
「男の子って夜、何するの!?」
「い、祝ちゃんこそ、いつもは!?」
「ゲームとか!?」
だというのに、やはり若い男女が(しかも完全に2人きりで)1つ屋根の下にいるこの状況。
見ず知らずの殺人鬼の襲撃を気にするよりも先に気になるのは当然別の事。
祝ってまだそういう事気にしない系かと思っていたら、ちゃんと女の子してるんですね。
ホッホッホ。






外では“破砕粉壊のスレジハンマ”が出る機会を窺って待機中なのですが、
内の2人はそれどころではなく、気まずい空気のままトランプ中。
ちょうどすぐそこにベッドもあったんだし、勢いで行っちゃえば後々楽だったのですが。
ていうか何時間トランプしたんでしょう、そして晩御飯はどうしたのでしょう。
濡れた制服も脱ごうぜ、お2人さん。




プレッシャーに負けて、先に音を上げたのは祝の方。
お風呂に入ってくると言い残し、ロボコップの様な動きでノシノシと部屋から出て行きました。
………着替えをベッドの上に忘れて。
ようやく息苦しさから解放された筈が、何故か余計に精神的に追い詰められる切。
とりあえず持っていって上げないと、襲撃時にバスタオル姿で祝が逃げ回る羽目になりますが。
それはそれでアリか。




とか思っていたら、流石は切くん、ちゃんと着替え持ってきてあげました。
何も触っていないアピールも忘れません、青少年ですから。
ここら辺の切の声の、不器用な感じの裏返り具合が声優さんの力を感じます。
しかしまぁ、こういう一般的なサービスよりも髪を切るシーンの方がエロいって、
やっぱりこのアニメは色々と間違ってますよねぇ。



「行かないで、切くん」
「………?」
「待って………お話、しよ」
浴槽の底からの背面あおり構図って何だかエロい。
そして謎の提案から、謎の展開に。
ていうか屋敷の大きさの割には、あと脱衣所の大きさの割には意外と浴槽自体は小さいですよね。
祝の身体の大きさに合わせて作っているのでしょうか。
これじゃあ切と2人一緒に入るのは中々難しいかな、でも縦長だから絡み合わなければ大丈夫か。







「やっぱ怖いんじゃん」
「切くんいなかったら、きっと泣いてたね」
「………大丈夫、僕が付いてるから」
ここぞとばかりに言いますねぇヒーローさん。
祝は切にとっての“代償”みたいな存在ですし、2人で1つみたいなものですからね。
で、まぁ、ここで丁度いい機会だと思ったのか、
“断裁分離のクライムエッジ”の起源、ノーマ=グレイランドについて祝にわざわざ説明開始。
殺害人数200人超とか、史上最悪では無いにしても相当ハイレベルな事は疑い様もないですが、
やはりこの世界のルールとして、殺害人数が多い方が強いみたいな設定あるんですかねー。
ていうか自分から祝を怖がらせてどうするんだよお前。







突然の停電、そしてお約束の展開。
いい加減待ちくたびれた“破砕粉壊のスレジハンマ”もようやく家宅侵入する気になったみたいですが、
切と祝はそれどころじゃありません。
例え暗くて良く見えなくても感触的に色々とアウト。
なのですがそういうのって、当ててる側は言われるまで気付かないのもお約束。




午前零時の鐘が鳴る。
さっきから髪全然伸びないなぁと思っていたら、日付変更と共に元の長さに戻る仕様らしいです。
完全に“零時迷子”ですけども何か?
切は勿論の事、祝自身も伸びる瞬間を目にしたのは初めてらしく、
さっきまでの喧騒も忘れてすっかり落ち着いてしまいました。
で、“スレジハンマ”は一体何処で何してるんじゃい。







髪が伸びたせいで興奮し出す切。
裸体を押し付けられても慌てるだけだったのに、
髪が伸びた途端この恍惚の表情ですよ、コイツは真性です。
良くわからんけど祝も髪を撫でられたり梳かれたりすると気持ち良いらしく、この表情。
これも“髪の女王”の呪いなんでしょうか、髪の毛が性感帯。
何にせよ、似合いのカップルですね。
「祝………ちゃん」
「うん…?」
「ねぇ………切って良い?」
「ん………………変態」




流石にそのまま全裸でプレイに及ぶのは流石に許容外らしく、
一旦服を着る為に脱衣所に閉じこもる祝は完全に襲われるフラグ。
何故か残念そうに落ち込む切はもしかして全裸散髪プレイしたかったのでしょうか。
そして気付く、思いっ切り破壊されている屋敷廊下の壁。
落雷の瞬間に殴って破壊音を消したのだとしたら相手はかなりの猛者。
ていうか音は兎も角、破壊の衝撃というか振動というか、気付かない筈は無い様な。
そんなに祝の裸体に動揺していたのでしょうか、切は。




ようやく危機感を抱いて祝に早く着替える様に言いますが、
既に手遅れ、背後には妖しく光るハンマーが。
入口が1つしか無いっぽかった脱衣所にどうやって忍び込んだのかは謎。
破壊に気付かなかった事と良い、そういう隠密系の能力でも付加されているんでしょうかね。



お姫様のピンチにすかさず割って入る鋏の騎士様。
敵に掴まれていた祝の髪をバッサリ切り落とし、寸でのところで攻撃を回避して廊下へ逃走。
ハンマー相手なら室内の方が有利っぽいですが、
仮にも“殺害遺品”相手ですからねぇ、妙な能力とかが付加されているとその限りでも無いですし。
何にせよ、これが切の本当に初陣。



逃げ込んだ先で電話が突然鳴り響く。
電話の相手は病院坂姉妹でしょうが、そんな事よりも祝の足元に広がる水溜まりの方が問題。
量が量なだけに汗とか涙ではないのは明白ですが、
まぁ無難な答えは濡れた髪から零れた水滴ですよね、濡れたまんま伸びたせいで、
水気を凄い含んでたからこんな水溜まりが出来るくらいまでになった的な。
でももう1つの可能性だった場合は………どうなのでしょう。
私は何も言いませんけど。



「ごめんね切くん、私、巻き込んで………」
「違う! 今日、今、僕がここにいるのは、僕自身の意思だ!」
壁の穴からこんにちは。
自分のせいで切がまた危険な目に遭う事になって、祝はずっと謝罪の言葉を口にしますが、
逆にそれで肚の座った切はイケメンモード開始。
残り時間少ないですが、果たしてどうなる。







勇猛果敢に正面から飛び込んで、火に入る夏の虫の如く叩き潰されたかと思いきや、
華麗に躱していて敵もびっくり、祝もびっくり、そして誰より切自身がびっくり。
眠れる殺人鬼の遺伝子が隔世大遺伝してましたとかでしょうか。
でも祖先は地下室に拉致監禁して殺してた殺人鬼なので、
仮にそうだとしても、そんな正面からの切ったり張ったりが得意にも思えませんけど






それともこれが“殺害遺品”の殺害数による格の差なのでしょうか、
嵐の様に振り回す相手の攻撃を、赤ん坊が振っているかの様に感じる余裕っぷり。
あまりの拍子抜けさ加減に最初こそ戸惑いが大きかったですが、
次第に冷静になってくると今度はこちらのターンという事で。
キリッ。






「“女王”は諦めろ、さもなくばお前は敵だ」
「切………くん………?」
「我は災厄の血を継ぐ者、“断裁分離のクライムエッジ”!」
切の、突然の重い厨二病の発症に茫然とする祝の図。
さっきまで凄い逃げ回っていたのに、
相手が格下だと分かるやこの強気かつ痛い発言ですよ奥さん。
心なしか声色や口調も変わってますし、キャラ作りも完璧です。







そして決着は呆気なく。
何故か満面の笑みで突撃してくる気持ち悪いのを滅多切りにして、
四肢の腱を全て断裁するという荒業を以て迎撃。
最早“殺害遺品”をその手に持つ事すら出来なくなった、
名前も知らない敵さんはその場に倒れ伏して戦闘終了、まさに圧倒的。



あまりの出来事に祝は言葉を失って、怯える様に切に呼びかけますが、
まぁまだ流石に“殺害遺品”に引っ張られて精神を病んだりはしないらしく、
しっかりVサインで正気をアピール。
自分が祝の目にどういう風に映っているかの自覚はあったんですね。

次回「客は何処だ」に続きます。
休む間もなく次なる敵が現れそうな予兆を見せておりますが、
どうも次は首吊さんなのかな、えらい使いづらそうな“殺害遺品”ですけども。
兎も角、ようやくこれで本格的に物語が動き始めますね。

無邪気な女王様と騎士兼床屋。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>