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「ARMEN NOIR」プレイ感想⑥:ゼクス編+α(終)

2013.02.28(21:00) 524

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超びっくり。
うん、超びっくり。
何て言えば良いのか分かりませんが、超びっくり。

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さて、当初の予定の2倍かかった本シリーズもこれで最後。
毎回の事ですが、最後の記事を書いている時は達成感を感じます。
別に自分で何かを成し遂げたわけでは無いのですが、何となく一段落というか。
ラストはこれまでの集大成ともいえる物語、ゼクスルートとなります。

それでは宜しければ続きからご覧ください。

ぜくす (1)

開幕は確か、序盤でエルの誕生日プレゼントを悩んだノワールが、
相談相手としてゼクスを選んだ場面、でしたかね。
珍しく優しい対応の上司に部下は喜ぶよりも不審を覚えてます。
完全にゼクスの日頃の行いのツケなので仕方ないにしても、
その後の折角のソードのフォローもただのネタフリにしかなってません。
ノワールも言う様になりましたね、心の中でだけとはいえ。

ぜくす (3)

さて、ゼクスルートの展開はゲーム開始当初から当然あるものと分かっていた、
バウンティア側のハンターとファーム側の賞金首達が協力して、
真の黒幕に立ち向かう少年漫画的な熱い物語。
ゼクスの命令でナイヴス駆除に向かった先で、
ソードとレインまで乱入しての大乱闘の末、なんとソードが死亡。
代償にレインとナイヴスは負傷し、勝負は持ち越しとなります。
こうしてノワールはファームを訪れる事無く、バウンティアに無事帰還。

ちなみにこの時レインとナイヴスも初対面。
てっきりそれなりに長い付き合いがあるのかとずっと思っていたのに、
お互いにノワールとほぼ同時に面識を得てたんだそうです。
そうは言ってもレイン側は、ナンバーズの素性を事前に知っていた様ですけど。
ソードも例年よりもいち早く素直になれたわけですが、
まさかそれが死亡フラグだったとは本人もびっくりでしょう。

ぜくす (4)

ソードを喪って心神喪失状態に陥ったノワールは、
エル達に回収されてバウンティアに戻った後、
狂乱したところに鎮痛剤を投与され自室療養。
頑なにソードの死という非情な現実から目を背ける彼女に、
ゼクスはノワールと同棲しる事で、ソードの死の責任を取る事にします。
悪いものでも食べたのか、予想外の行動のオンパレード。

ぜくす (5)

勿論これは“例のあの人”の事。
心臓を機械化したとか、オルカと契約し賞金首№1を継承したとか、
そういった事が原因では勿論無くて、
あの料理の破滅的な才能は生来のものだそうで。

まずそもそもゼクスとクリムソンが意気投合している図というの自体、
想像出来ませんけども昔は今と性格違ったんですかね。
特に目の前のこのオッサン。
オッサンと言ってもまだ20代だと言い張ってますが。
そう言い張る時点でオッサンです。

ぜくす (6)

ヤサぐれているから、というのも勿論ですが、
冒頭のアレを踏まえるとノワールは普段から、
ゼクスに対してチクチク刺す様な一言が多い模様。
ノワールのこういう台詞とかって今まで殆ど無かったので、
結構新鮮です、ゼクスルートは総じて。

ぜくす (7)

要するに亡くした妹と面影が重なって優しくしてるんだと。
このシスコンペド野郎が。
残念ながらノワールがその死んだ筈の妹とかいうサプライズは、
まぁ当然ですがありませんでした。
そもそも年齢からして計算が合わないし。

ぜくす (8)

悪夢にうなされ、宥めようとしたゼクスを押し倒して、
そのまま殺っちゃいそうになるノワール。
それにしてもゼクスルートはエルもクーロンも出番無いです。
基本的にはノワールとゼクスの同棲生活が粛々と語られる感じ。

ぜくす (9)

ノワールだけじゃなくて、
エクリプスやエルからも虐げられるバウンティア最高責任者。
流石は表のラスボス、皆から嫌われまくりですよ。
基本的にはエルに対して絶対命令権を持つゼクスですが、
絶対命令権の第一位はエクリプスが保有しているのでこんな事に。
段々ゼクスが可哀想に思えてくる不思議。

ぜくす (14)

寝付かないとまた殺されかけるかもしれませんしね。
そもそもノワールが悪夢にうなされる原因は確実にゼクスにあるわけで、
最終的にはただの自業自得。
この作品、自業自得なキャラが多いなぁ。
ナイヴスなんかは良い意味で自業自得ですが、
ゼクスやクリムソン、ソードは同情の余地あんまりないよなぁ………。

ぜくす (15)

じわじわゼクスが格好良く見えてくる頃合い。
冷静に考えたら20歳代で巨大企業のトップやってんだもんなー。
おまけにこの髪型。
将来絶対禿げる。

ぜくす (16)

ソードが死んでから、
彼を越える事がハンターとしての存在理由だったクーロンは下野してました。
そこをゼクスが上手い具合に利用して、
エクリプスやヴァルチャーに気付かれぬ駒の1つとして囲っている様子。

これで意外と繊細なんです、神経。
部下から嫌われていないだなんて本気で思っているんですからね。
ていうかこの作品は基本ボケだらけなので、
クーロンの様なオールラウンドなツッコミ役は貴重です。
そのありがたみが良くわかるルートでもあったり。

ぜくす (17)

まぁ勿論やる事はちゃんとやってます。
完全にノワール置いてけぼりで密談してくれてますが、
何をしようとしているかはかなりバレバレ。
とりあえずクーロンの最後の台詞が超かっけーです。
何気にナイヴスと為張るくらい熱い男。
CAが鉄パイプじゃなければ攻略キャラになれたでしょうに………。

ぜくす (18)

うーむ、外見で確実に損をしている。
これが攻略キャラだったら「俺たちが……俺がそうしてやるから」だったろうに。
敗因は何でしょうね、クーロンの性格は少年漫画的で、
このゲームは乙女ゲーだった事でしょうか。
あーめん。
内心ではクーロンもノワールの事、結構憎からず思っていると思うんだけどなー。

ぜくす (19)

さて、クーロンが作戦行動中の間、
ゼクスとノワールは陽動も兼ねて街でデートと洒落こみます。
2人してブティックで私服を買ってお披露目会。
しかも相手の衣装をお互いに選んで着せるという、カップルでもしない暴挙。
ついでに髪型まで変えたら、ノワールあら可愛い。
ゼクスは………中年の哀愁が増しただけ。

ぜくす (20)

どうですか、この光景。
傍から見たら完全に援助交際です。
完全にパパですね、父親じゃない方のパパ。
しかも調子に乗っているゼクスに対して、
ノワールが嫌そうな顔をしている様にも見えなくもない素敵は一枚。
ノワールも可愛いし、色々な意味で胸熱。

ぜくす (21)

ぜくす (22)

ぜくす (23)

今日一日遊び倒して、思い出しながら泡沫の幸せに浸る2人。
ゼクスは地味にジェネレーションギャップを感じて寂しそうですが、
寧ろノワールが若い子の感性を理解出来ている方が驚きです。
………そうでもないかしら?

そも店頭にジェラルミンケースが品物としておいてある鞄屋なんて見た事無いで。
良い雰囲気ですけど、やっぱり恋人というよりは父娘、
頑張って見積もって年の離れた兄妹だよなー、この2人。

ぜくす (24)

デートの最終到達地点はノワールの忌まわしい記憶の原点。
幼い頃ネロと契約した、曰く付きの場所。
そこで脳裏にフラッシュバックしたのは、
倒れている両親とアシュラの刃、そして自分の首を絞める、良く知る男の顔。

感情の暴走するままネロをゼクスに向けて展開し、
当のゼクスは全てを受け入れ、立ち去ります。
最後の最後でようやくノワールの過去が明らかに。

ぜくす (25)

喧嘩別れしたゼクスからの頼みで駆けつけたクリムソンとシャンタオに連れられ、
ファームへとやってきたノワール。
違和感バリバリですが、勿論話の展開上初対面なんですよね。
如何にこのルートが特殊かこれだけでもわかろうというもの。
まぁクリムソンもシャンタオも中身はいつも通りですけど。

ぜくす (26)

マジ切れクリムソン先生はノワールと犬猿の仲。
一応この中では一番年長者の筈なのですが、そんな事は微塵も感じさせませんね。
というかそうです、このルートで一番特殊なのは、
何と言ってもナイヴスが生きている事ですよね。
ついでにソードも生きていますが、
こちらはしっかり一回死んで機械人形化されてるので問題無し。

ぜくす (27)

多少のしこりは残ってますが、
基本的にはファーム陣営とバウンティア陣営は上手く共同戦線張れてます。
それもこれも身体を張って皆の心を纏め上げているクリムソン先生のお陰。
格好つけて自分が賞金首№1だと正体バラしたのに、
畏敬されるどころか普通に白眼視されてシバかれるだけだなんて、
普通の人には中々出来る事ではありません。

ぜくす (28)

ナチュラルに火に油を注ぐソードは流石にノワールの養い親。
ノワールみたいな可愛い女の子がやるとプラス評価な行動でも、
ソードみたいな無愛想な成人男性がやるとこういう結果になるのは仕方なし。
クリムソンも変なテンションになって、自重しない言動のオンパレード。
何回も言いますけど、この人この場で最年長なんですよ。

ぜくす (29)

さて、クーロンから聞いたゼクスの計画。
彼がやろうとしている事を知ったノワールはバウンティアへと舞い戻り、
機械人形部隊と交戦中のゼクスと再会します。
ソードを逃がした事でエクリプスと決別し、
子飼いの量産型機械人形をバッタバッタを薙ぎ倒すアシュラとゼクス。
好感度やフラグが足りないとここでゼクスに置いていかれてバッドED直行なの。

クリムソンもそこらへんで機械人形やヴァルチャーあたりと交戦して、
限界稼働時間を突破して良い感じにラリってるんですが、
本筋にはあまり関係無いのでスルー。
面白かったんですけどね、当時の私はスクショ撮らなかったみたいです。

ぜくす (30)ぜくす (31)

こちらが追加版のEDでしたかね、あんまり記憶にないですが。
ゼクスと一緒にエクリプスと対決して、超展開に次ぐ超展開で、
兎に角仮初の平穏を掴む事出来ました的な。
無印版のベストEDの印象が強過ぎて霞んでしまってますコチラ。

ぜくす (32)

さて、話は相当変わるのですが、
無印版での物語展開は既にエクリプス達との戦いを終えたゼクスが、
バウンティアの奥でノワールを迎え撃つ流れになります。
忌まわしき悪夢の記憶、それを巧みに利用してノワールを煽るゼクス。
全てはノワールを極限まで追い込みCAの進化を促す為の茶番です。

そもそもノワールの両親を殺したのは賞金首№4ガルドですし、
ロリノワールの首を絞めていたのは、
この厳しい世界で幼子1人が生きていく事の難しさと残酷さを慮って、
一思いにここで殺しておいた方が幸せだろうと思ったからで、
でもやっぱりそんな事は出来なくて拾って帰って育てて。
だからこそのゼクスのこの言葉。

ぜくす (33)

ゼクスの目論み通りにネロは最終進化を遂げ、
その圧倒的な力で以て場を蹂躙。
“不殺”を捨てたノワールは躊躇する事無く最大の力でゼクスを粉砕します。
全てが思い通りに進んで、ゼクスは満足だったのでしょうかね。

ぜくす (35)

戦い終わって場面は大きく転換。
大草原の小さな家、みたいなノリでラブラブ新婚生活を営むゼクスとノワール。
最後までノワールはゼクスに対してだけは毒舌ですよね。
これも愛の為せる業、幸せそうで何よりです。
どうでもいいですが、ゼクス白Yシャツ似合わねー。

ぜくす (36)

………という夢だったんですけれどね。
2人が今際の際に見た、あり得ない、けれどもあって欲しかった幻。
実際にプレイしている時はさっきの幻想、本気で現実だと思ってましたからね。
あぁ、世界の真の黒幕に勝利した後、ちゃんと“外の世界”に出られたんだなぁと。
なのでこのシーンでは凄い涙が止まりませんでした。
だってこの後どうなるかなんてわかりきっているじゃないですか。

ぜくす (34)

先に逝く者、残される者。
結局振り回すだけ振り回して想いをはっきり口にする事も無く、
キスすらしないまま、自己満足の中で命を落としたゼクスにかける、
万感を込めたノワールの呟きが胸を打ちます。
ホント、酷い男。

そしてシャンタオェ………。
この子の予想外の登場が無ければ切ないながらも綺麗な幕引きだったものを。
数秒前まで「バカップル爆発しろ」とか思っていたのに、
それが淡い夢幻だとわかって切ない気持ちにさせられた上、
最後に招かれざる訪問者の出現で地獄の始まりっていうね。
救いが無いって言うレベルじゃありません。
ちなみにシャンタオの呼びかけにレインとナイヴスは不参加を表明してます。
彼等も彼等で戸惑った事でしょうよ。
そもそも外見が変わる意味がわかりませんし。

これを見てからだと、
追加EDの方でハンター組と賞金首組が仲良く和気藹藹と喧嘩しまくる横で、
シャンタオは心の中でハンター組の事憎んでいたのかなーなんて思ってしまって、
色々と哀しくなります。

りわーど (1)

さて、ここからは完全クリアした人へのおまけモード。
冒頭から不穏な警告文が出ますが、ここで引き返す輩はいません。
………まぁどうなるのかと思って、初回は引き返す選択肢を選んでみましたけど、
本当にタイトル画面まで戻されただけっていう虚しさを味わいました。

りわーど (2)

司会進行を務めるのはこの2人。
本編で思ったよりも出番が無かった可哀想な2人、との事ですが、
そんなに出番が無かった様には思えませんけど。
ナイヴスは本編とさほど変わりがありませんが、
エルの方は本編とは打って変わってリミッター解除されてます。
色々とストレスが溜まっていたんですねぇ、おいたわしや。
ちなみにここでも引き返すかどうか選択肢が出ますけど、
勿論前へ進むのみ。

りわーど (3)

りわーど (4)

りわーど (5)

りわーど (6)

りわーど (7)りわーど (9)りわーど (12)

りわーど (10)

りわーど (13)

基本的には本番を終えた各キャラ達へインタビューする、
楽屋トークを紹介していく体裁でコーナーは進行。
ついさっき格好良く死んだばかりのゼクスから始まって、
結構適当な順番で適当な質問を容赦なくぶつけていきます。
裏話も沢山聞けますしね。

りわーど (8)

りわーど (11)

エルが尖り過ぎなツッコミで対象者の精神ポイントを削りまくりですが、
その割にミニキャラが非常に愛らしくて、
スタッフの愛が非常に感じられる美味しいおまけモードとなっておりますね。

りわーど (14)

最後には完全に想定外の、CA達へのインタビューまで収録。
レインのクルーガーがメチャメチャ幼い女の子だったり、
アシュラが意外と常識人だったり、オルカも思ってたよりは普通だったり。
これを踏まえて本編をもう一度プレイし直すと、
また新しい楽しみ方が出来そうな、そんな素敵コンテンツでした。

りわーど (15)

というわけでこれにて全てのプログラムが無事に終了。
ノワールやネロもインタビューして欲しかったですが、
下手な発言したら場が荒れますからね、仕方ないか。

本作は乙女ゲーらしい乙女ゲーと言ったらいいのか、
良い感じに胸の奥の奥が鳴り響く素敵な作品でした。
やーこれはやって良かったです、
冗長な物語を忌避して、テンポよく重い選択を突きつけられて、
その極限状態の中で吊り橋効果的に生まれる愛情。

あんまり褒めている文章に思えないかもしれませんが、
ゲームとしてはこれが正しい在り方かと思います。
糖度が足りないよーって思うキャラや、もっと幸せなEDをくれよーってキャラや、
色々と思うところは無くも無いですが、
良くも悪くも綺麗にまとまった物語だと感じました。
金額分以上に楽しませてもらった実感もあるので、今はただ一言、
「御馳走様でした」、これで十分。

ではでは、他の記事群が一段落したらまた適当に別のゲームのお話を開始します。
一先ず本シリーズはこれにて終幕。
『アーメンノワール』に関わった関係各位への感謝を込めて、
ありがとうございました、次回もまた宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>


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  1. 2013/10/23(水) 02:50:33 |
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