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「ダンガンロンパ」プレイ日記 “IF”と“ゼロ”

2012.11.02(21:00) 386

「TOX2」遂に発売ー!
具体的な記事は予定通り明日からとして、
今日は徹夜レベルで黙々とプレイし続けます。
目指せスキット&サブイベ一周目でコンプ(無理)。
でもまあ気持ち的にはどういう方向で臨みますよ。
前回だってサブイベのトロフィー1周目で獲れましたしね。
そのくらい行ったり来たり戻ったりで全力を尽くします。

たいよーのにしにしおいしんまつり2013

どうです、この字の下手っぷり。
私はシャーペンでしかまともに字が綺麗に書けない病気なのです。
何でしょうね、抵抗とか摩擦係数とか、そんな理由なんですかね。
割かし自分でも良くわかりません。

というわけで久しぶりのアナログ同人誌通販ですよ。
郵振使っているから微妙にデジタルですが。
定額小為替とか宛名シール同封とか、ああいうのが真のアナログ。
そっちにすればよかったかなぁ。



さて本題。
厳密には片方はプレイ日記とは言えませんが。
「スーパーダンガンロンパ2」のクリア特典である、
本編では真っ当な出番も無く殺された戦刃むくろが活躍する「ダンガンロンパ IF」。
そして本編ではあまり語られなかった“希望ヶ峰学園市場最大最悪の絶望的事件”、
その具体的な真相に少しだけ迫れる「ダンガンロンパ ゼロ」。

以上2つの感想的なものを以て本シリーズ記事を一旦終了といたします。
画像が大きいのは仕様なので諦めて画面スクロールをお願いします。
小説と言うものは並べて縦長なのですよ。
それでは宜しければ続きからご覧ください。

<ダンガンロンパ ゼロ>
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さて、というわけでまずは「ダンガンロンパ」の前日譚。
“希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件”の少し後、
まだ苗木達も普通に学園生活を送っている頃の裏話になります。
メインとなるのは苗木達78期生の先輩である77期生の面々。

「1」というよりも寧ろ「2」に向けての伏線と言うか、予習と言うか。
そういった位置付けの物語になります。
登場人物紹介も巻末にありますので、ざざっと紹介。

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本作の主人公。
“超高校級の???”。
入学後に謎の奇病にかかり、酷く忘れっぽい性質を獲得してしまった娘。
その為に起こった出来事を書き込んで忘れないように、常にノートを携帯している。
その治療の為に一緒にいる松田夜助に惚れこんでおり、
その思考を究極的に突き詰めていくと、
『松田夜助が手に入るならば世界が滅んでも良い』にまで行きつくレベル。

そんな彼女の前に突然現れた江ノ島盾子と名乗る女生徒。
それに引き摺られるように集まってくる他の“超高校級”達。
松田夜助を世界の中心と考える彼女を中心に巻き起こる事件の数々。
果たしてその意味とは、そして彼女の記憶力が減衰した本当の理由とは。

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本作のヒロイン。
“超高校級の神経学者”。
記憶機能に異常をきたした音無涼子の主治医として、
彼女に屈折した愛情を向ける捻くれ男子。

自分は彼女を苛め嬲るクセに、
他の男が彼女に何かちょっかいをかけると全力で潰しにかかる独占欲の強さ。
だがしかしその行動の裏には常に不審が付き纏う。
一体彼は何を知っているのか、そして例の事件にどのように関わっているのか。
真相は鉄面皮の奥に隠されて窺い知ることは出来ない。

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本作のマスコット。
“超高校級の諜報員”。
あまりの存在感の無さに、戦刃むくろですらその気配を捉える事が難しいという、
よくよく考えると恐るべき資質を持ったスパイ。
自分の特性を活かして女性の部屋やお風呂場、女子更衣室などにも正々堂々と侵入して、
盗聴器なんかを仕掛けるのもお茶の子さいさいという、見た目に反したキャラ設定。

性的な方面にも精力的で、
音無涼子に協力する見返りとして肉体関係を要求するなど、
人間的にはあんまり認められない残念な子。
己の才能を他者に認めさせるチャンスだと事件の裏を探っていくのですが………。

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本作の残念。
“超高校級の軍人”。
本編では素で喋った事が全く無いので、実質これが初登場と言えなくもない。

苗木くんに特別な感情を抱いているとか、それ以上に妹ラブとか。
やる事為す事全てが残念なお姉ちゃん。
しかしてその戦闘能力は、大神さくらの出番が無い本作では無双級で、
後述の斑井相手に単身武器無しで圧倒してしまう程。

ちなみにかなりのレベルの貧乳娘。
妹は相当なものを持っているだけに、神様もわかってらっしゃると思わず拍手。
どこまでも哀れな“超高校級の残念”。

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本作の表向きの敵。
“超高校級のボディーガード”。
“希望ヶ峰史上最大最悪の事件”の犠牲となった生徒会の生き残りの一人で、
散って逝った仲間達の復讐の為に、事件の真相を追い求めて暗躍します。

倒しても倒してもすぐに復活してくる不死身の能力で、
音無涼子や戦刃むくろの前に立ちはだかります。
外見こそ爬虫類っぽいというか悪役っぽいですけど、
流石に生徒会メンバーの1人だけあって根はかなり良い人。
というか主要登場人物の中で唯一、純粋に良い人。

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本作の理事長。
“超高校級の探偵”の父親。
厳密には本編でもちゃんと生前の姿が出て来ているのですが、
当初私がその事に気付いていなくて記事に載せるの忘れていたり。

あの娘にしてこの父あり、と言わんばかりの美形親父なのも勿論として、
その内面は予想通りの親馬鹿っぷり。
隠し部屋に写真を飾るくらいですからね、推して知るべしではありましたが。
今回の事件に際して実の娘に調査を依頼しますが、
それすらも娘と面と向かって喋る為、そんな意図が幾分か見え隠れする様な気がします。

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本作のやられ役。
“超高校級の絶望”の犠牲者。
心配しなくても確か全員死にますので、特に覚えていなくても何の問題もありません。
じーちゃんズ。



さて、本編のストーリーラインは実はあんまり語る事無いんですけれども。
だだだーっと挿絵に合わせて印象的なシーンを語っていけば、
何となく雰囲気も掴めるんじゃないかと言う淡い期待。
そんな感じでいってみましょー。

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「……遅刻だ。ブスのクセに遅いってどういうことだよ。
 それにブスのクセに声が大きいってのもどういうことだ。
 大体、ブスのクセに刃物を怖がるってのもおかしいだろ」
「いきなりブス連呼とか、そんな差別発言してるとクレームがくるよ?」
「……クレームってどこからだよ。全日本ブス協会とかか?
 むしろ、その協会の存在自体が差別だろ。
 あ、そうか。お前もその妙な協会の一員なんだろ。だからそんなに怒ってるんだよな?」
「ち、違うよ! だって私はブスじゃないもん!」
「……そうだな、確かにお前はブスじゃない。むしろ、どブスだからな」
「どブス!」


開幕いきなりの罵詈雑言。
これが音無涼子と松田夜助の日常。

「……落ちこぼれ? 出来そこない?
 言っておくけど、あいつをバカにしていいのは俺だけだ。
 それ以外のヤツには、あいつをバカにする権利なんてないんだよ」


自分が苛めるのは良いけれど、他人に虐められるのは絶対に許さないという、
超絶暴君松田夜助の本性。
気持ちは凄くよくわかりますけどね。
どこで顔を合わせてもこの2人は大体こんな感じ。
喧嘩するほど仲が良い………のとは違いますが、まぁ仲良いです。

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「ほら、報酬の話しがまだだったよね?」
「えっ、報酬取るの!?」
「あははっ、安心してよ。そんな大したものを貰う訳じゃないからさ」
「えっと……じゃあなんだろ……」
「あのね、ちょっとヤラせて欲しいんだよね」
「ヤラ……え、何?」
「いや……だからさ、ヤラせてって言ったんだけど」
「あっ、そっか、そっか! 性的な意味じゃなくてね?
 ごめんごめん、勘違いしちゃったよ。
 だって大したものじゃないって言ってたもんね?」
「お姉ちゃんって自分の体にそんなに価値があると思ってたんだねっ!」
「なんか両方の意味でショックだよ!」


ちなみにキャラ紹介のイラストからもわかるかとは思いますが。
音無涼子は実際に男受けするような体の持ち主だそうです。
忘れっぽいからちょっと悪戯してもすぐに忘れちゃうから後腐れないし。
そういう意味では松田夜助があそこまで神経質になるのも、むべなるかな。

この神代優兎も学園の他の“超高校級”同様、己の才能に縛られた存在で、
だからこそ彼は事件の真相を探らなければいけなかったし、
そうしない事は自己の否定にさえ繋がる。
才能というものは幸なのか不幸なのか、その最たるキャラとして描かれています。

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「その件だって直接彼らから聞いた訳じゃない。自分で調べた結果なんだ」
「……あなたが自分で調べたの?」
「別におかしなことではないだろう。その気になれば、それくらいはできるさ。
 私にだって探偵一家の血が流れ……」
「やめて! ……………変な冗談は言わないで」
「……悪かった」

まるで全身を搦め捕るようなその視線、探偵一族の目。
実の娘からそんな畏怖すべき目を向けられた霧切仁は、
だが、ひっそりと口の端を緩めていた。

(さすがは霧切一族の逸材だ!)
(なんて素晴らしい才能だ!)

「……何がおかしいの?」
「いや、感心しただけだよ。
 こんな短時間で、私の『カムクライズルを捜してくれ』という依頼から、
 希望ヶ峰学園市場最大最悪の事件の存在を突き止め、
 さらに、その事件の犯人がカムクライズルだと言い当てるとな……さすがだよ」


親馬鹿ですね。
見た目はかなりハイレベルなイケメンなのに、中身は娘が可愛くて仕方ない普通の父親。
霧切家を出た背景には余人の与り知らぬ理由があるようですが、
それが語られる事はもう無いのでしょうね。

一族の在り方を忌避しながらも、誰よりも一族らしい響子さんを讃美する。
その相反する心理を本当に解明するには、母親の死の情報が欠けています。
これがもしかしたら親子の最期の対話だったのかもしれませんね、結果的には。



次は挿絵も無いので文章オンリー。

「……夜助くん、どうして隠れてたの?」
「うるさい」
「……他の人に泣いてるとこ見られたくなかったの?」
「殴るぞっ!」
「夜助くんは女の子殴らないもん」
「お前みたいに性格が悪くてブサイクな女は別なのっ!」
「な、泣かない……よっ……」
「泣きそうになってるじゃんか!」
「泣かないもんっ! だって本当に泣きたいのは夜助くんの方だもんっ!」
「な、何言ってんだよっ! 僕は泣きたくなんか……」
「どうして強がるの?」
「強がってなんかないって!」
「……別に私の前では強がんなくてもいいのに……。
 性格も悪くてブライクな女の子なんかに気を使わなくてもいいのに……」
「………………」
「それに、私は泣いてる夜助くんを見たらもっと好きになれるのに……」
「お前、気持ち悪いよ……」
「気持ち悪くてもいいもん。だって決めたんだもん。
 これからは夜助くんが勝くれたりしても、私はずっと傍にいるからね。もう逃げらんないんだよ」
「そういうのストーカーって言うんだぞ」
「ストーカーじゃないよ。恋人だよ」
「いつ恋人になったんだよ。勝手に決めんなよ」
「とにかくずっと一緒なの! ね、ずっと一緒にいるんだから……。
 別に恥ずかしがったりしなくていいんだよ。泣きたかったら、いつでも泣いていいんだよ」
「お前って……変なヤツだよな……」
「えへへっ、諦めた?」
「……馬鹿にしたりしないか?」
「馬鹿になんかしないよ」
「……慰めたりしないか?」
「慰めなんかしないよ」
「……他のヤツに言ったりしない?」
「友達いないもん」
「僕も友達いない……それに家族もいなくなっちゃったよ」

そこで松田夜助は生まれて初めて、人前で涙を流した。


幼い頃の思い出。
松田夜助が彼女に囚われてしまった瞬間。
例えどんな困難がともなおうとも、絶対に彼女を守ると決めた瞬間。

ちなみに何があったかと言うと、
松田夜助の母親が脳の病気で息子の事を認識できなくなった上に死亡して、
それ以来家に引き篭もって出て来ない事を心配して、どうにか連れ出した際のやり取り。

母親のそんな死がきっかけで松田夜助は神経学者の道を歩み、
そんな彼に彼女は、例え記憶を無くしてずっと一緒にいるし、
本当に記憶を無くしてもその時は松田夜助が直してくれるよね、と微笑みかけた。
セピア色の思い出話。

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「俺は最初から体を張ることだけを期待されて生徒会に選ばれたんだ。
 だからこその“超高校級のボディーガード”なんだよ。
 俺が生徒会の為にできるのは、今も昔もこれからも“守る”ことだけだ。
 それなのに……いざって時に、俺は身体を張る権利さえ与えられなかった。
 ……今の俺が守れるのは生徒会の尊厳だけだ。
 生徒会はやられっ放しじゃ終わらない……俺がそれを見せつけてやる。だからこその復讐だ」


そう言って事件に関わりがあると思いこんでいる音無涼子をつけ狙う斑井。
それに対し、備えもった超分析力で斑井の思考をトレースし、魔手から逃れる音無涼子。
彼女の先読みは“超高校級の心理学者”とでも言えるレベルで、
斑井から未来予知能力者かと危機感を抱かれる程だったのです。

普通に考えたら主人公が秘められた自分の真の力に覚醒的な展開ですが、
本当のトコはもうちょっと複雑な裏事情が。
ともあれ、斑井自体の戦闘能力が一般人を超越していないからこそ、
戦闘能力の無い音無涼子でもどうにか出来たわけですけど。

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「だったら俺の覚悟を見せてやるよ。終わりだ」
「……それ違う」
「い、戦刃さんっ!」

音無涼子が見捨てた苗木誠を、音も無く現れて助け出す戦刃むくろ。

「あ、ありがとう、戦刃さん! 本当にありがとう!」
「クラスメイト助けただけだから……」
「あ……でもさ、戦刃さんはどうしてこんな所にいたの?」
「えっと……それは……たまたま?」
「……戦刃さん、相変らずだね」


だがその程度では終われない斑井がその真の姿を晒して襲いかかってくる。
それを事も無げに、何の危なげもなくいなしていく戦刃むくろ。

「斑井兄弟……斑井一式から斑井八式までの八つ子で、
 それを知る仲間からは“超高校級の多胎児”と呼ばれることもある……。
 八つ子ならではの意思疎通を活かしたチームワークこそが、
“超高校級のボディーガード”としての斑井兄弟の最大の才能」


偶然出会った苗木誠を人質に取られ、事件について知っている事を喋れと迫られる音無涼子。
定番の流れではありますが、それに対して音無涼子が返した応えは、
苗木誠を見捨てて自分だけ逃げるという選択。
主人公としてあるまじき。

その舐めた態度に激昂した斑井が苗木誠の頭蓋を潰そうとしたところで、
助けに入ったのは偶然近くを通った戦刃むくろだったと。
これも“超高校級の幸運”の恩恵か。
ともあれ戦闘中は勇ましい戦闘機械と化す戦刃むくろが、
非戦当時には純朴でおどおどした少女の早変わりするのがとても素敵。

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“事件”の犯人にして“超高校級の希望”カムクライズル。
戦刃むくろからもたらされた情報に従い、
彼の隠遁先である旧校舎へ向かった音無涼子と神代優兎。
内部へ侵入した神代は松田夜助に不意をうたれて殺され、
その松田も記憶の戻り始めた音無涼子に突如刺されてしまいます。

「そもそも、希望ヶ峰各園史上最大最悪の事件は、
 単なる大量殺人とか、そんな単純な事件じゃない……。
 あれは江ノ島盾子によって仕組まれた“コロシアイ”だったんだよ。
 江ノ島は密室となった旧校舎に“生徒会”と“超高校級の希望”を閉じ込め、
 その十五人が殺し合うように色んな罠を仕掛けたんだ。
 あいつはどうすれば全員が疑心暗鬼になって、殺し合うようになるのか……。
 まるで、それを試しているみたいだった。
 江ノ島はそんな殺し合いを予備学科の連中に見せつけたんだ……。
 この学園を象徴する“生徒会”と“超高校級の希望”たちが絶望に染まって、
 醜く殺し合う姿を、まざまざと見せつけたんだよ」


ようやく“希望ヶ峰史上最大最悪の事件”の具体的な内容が少しだけ明らかに。
実際にはもう少し詳細も描かれていましたが、
それは苗木たちが強いられた様なゲーム的なものでは無く、ただ単純な殺し合い。
校則も無ければ『学級裁判』も無い、殺して生き残った者勝ちの世界。

そしてその映像を観て義憤ぶったデモを繰り返す予備学科生達。
学園運営の、才能の研究の為の費用捻出の為の金蔓として集められた、
何の才能も無い一般生徒達の暴徒化。
それが“人類史上最大最悪の絶望的事件”に繋がって行くのですが。
それはまた別の話。

「俺は江ノ島にずっと騙されていたんだ……ずっと、ずっとだ……。
 それでも俺はあいつを放っておけなかった……。
 俺ならあいつを救えると思っていた……そう思わされていたんだ。
 俺はあいつを守る為に……あいつ自身を隠そうとした。
 それだけじゃない……俺はあいつの為に人まで殺したんだ。
 事件の真相を知っていた村雨早春を口封じの為に殺したんだ。
 そこの神代優兎だってそうだ……江ノ島を守る為には、
 そいつらを生かしておくことはできなかった、だから……殺した……」
「そ、そんなに大事なの……?
 江ノ島盾子は……松田くんにとって……そ、そこまで大事な人なの……?」
「大事だ」


というわけでさっきの思い出話の女の子は、
音無涼子じゃなくて江ノ島盾子だったっていう。
盾子、恐ろしい子。
なんとなれば、松田夜助の母親を原因不明の病気にして殺したのは、
他ならぬ江ノ島盾子ですからね。
ちっちゃな頃から悪ガキでー。

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「姉妹だとか血が繋がってるとか……そんなの、あの子には関係ないんだ……。
 あの子が見ているのは絶望だけだもん……他人の絶望、自分の絶望、それだけなんだもん……」
「な、何それ……滅茶苦茶だよ……」
「あの子は本当に滅茶苦茶で……絶望的なほど、最低で最悪な妹だけど……。
 だからこそ放って置けないんだ。だからこそ私が手伝ってあげなきゃ駄目なんだ。
 だって、あの子を理解してあげられるのは私だけなんだもん」


恍惚とした表情で妹について熱く語る戦刃むくろ。
でも実際に妹と一緒にいる時の彼女といえば。


「アンタってバカなの?
 ねぇ、何テンション上げちゃってんの? そんな格好してるのを誰かに見られたらどうすんの?
ねぇ、どう責任取るの? て言うか責任取れんの?」
「ご、ごめん……なさい……」
「しかも、あんまし似てねーし! はっちゃけすぎじゃね?
 つーか、アタシってそんなバカっぽい? ねぇ、バカっぽいの?」
「え、でも私は盾子ちゃんの書いた台詞通りに……」
「ふーん、言われたことしかできないんだ……ねぇ、お姉ちゃんって本気のバカでしょ?」
「ご、ごめんなさい……本当に……っ!」
「つーか、相変らずヒンソーな体だな! 
 軍人とかやってる暇あるなら、もっと男に揉まれてデカくしとけっつーんだよ!」
「ご、ごめんなさい……もう怒んないでよ……」


かーわーいーいー。
残念な姉、略して残姉なむくろさん。
妹ラブの余り、妹の言う事には絶対服従。
その割には不満とか満載で事ある毎に口答えして怒られて。
それすらも悦んでいる様に見える変態さんです。
彼女の活躍は「ダンガンロンパ IF」で嫌と言う程見られますよ。

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記憶の制御も実験。
戦刃の変装も実験。
高校生たちにコロシアイをさせたのも、その映像をそれ以外の人間に見せつけることで、
絶望を広めたのも……それもまた実験。
それこそが江ノ島盾子にとっての“希望ヶ峰学園市場最大最悪の事件”だったのだ。


オチは結構序盤からバレバレだったですけれども。
逆に考えると松田夜助の思い出の中の女の子がロリ江ノ島だったと考えると、
何とも言えない気持ちになります。
あれが全て松田夜助を良い様に操る為の演技だったのだとしたら、
末恐ろしいとかそんなレベルじゃ済まないですよね。

いやまぁ本人的には演技じゃなくて全て本心なんでしょうけれど。
だとしても見据えている先が絶望一色な時点で何のフォローにもなりません。
松田夜助もまた不幸な身の上。

江ノ島が学園の取り調べを受ける際、立ち会ったのは松田夜助。
その後に江ノ島自身の依頼で彼女の記憶を消したのも松田夜助。
記憶が戻りそうになると先回りして処置していたのも松田夜助。
全てが江ノ島の思惑通りだとして、彼女を信じ続けた松田夜助。
彼は果たして幸せだったのか、不幸だったのか。
そんな事は誰にもわかりません。

あ、中央が切れているので判り辛いですが、
この絵がそのままモノクマのデザインの元になっているんですよね。
口の形とか。
妙なところに拘るものです、江ノ島さんも。




<ダンガンロンパ IF>

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あらましを端的に説明しますと、
本編序盤で江ノ島(偽)がグングニルの槍でモノクマに殺された場面。
ひょんな事がきっかけで記憶操作が解除されかけていた苗木が、
咄嗟に江ノ島(偽)を庇って代わりに瀕死の重傷を負うという、
表題通りの『IF』ストーリー展開。

打ち合わせと違い自分を殺そうとしていた妹。
無愛想でいつも孤独だった自分に初めて笑いかけてくれた同級生。
その狭間で歪んだ愛情の天秤が揺れる戦刃むくろは、
“超高校級の絶望”を離脱して、皆と共に学園を脱出する事を決意するのでした。
愛する妹に絶望を与える為に。

戦刃むくろの残念っぷりと可愛さがこれでもかと詰め込まれたお話。
本編ではフルフェイスだとか死体爆破だとか、
色々と間違ったイメージ付けをされてしまった可哀想な彼女ですが、
これを読めばその真の魅力に惚れこむこと間違いなし。

苗木を庇った事で作戦変更したモノクマ。
戦刃と苗木こそが皆をここに監禁したテロリストだと糾弾し、
記憶の戻りかけていた苗木が庇う際に「戦刃さん!」と叫んだこと、
戦刃の右手に有名は傭兵集団のタトゥーがある事、
あれこれ理由を並べて追い詰めていきます。

苗木は“超高校級の幸運”のお陰か即死は免れたものの、
急いで手当しないと助かる見込みのない瀕死の重症。
ここに置いていっても十神に拷問されて命を落とす可能性が高いと判断し、
何とか保健室へ連れて行って応急処置を施そうとするのですが、
そんな彼女の前に立ちはだかるのが霊長類最強のオーガ。

火器を持ってようやく互角に叩ける強者相手に不利を悟った戦刃は、
隙をついて腐川へと駆け寄り、ジェノサイダーを無理矢理目覚めさせます。
起きたばかりのジェノサイダーは切り刻み甲斐のある苗木が、
いきなり美学も何も無く串刺しにされているのに激昂。
オーガがジェノサイダーに気を奪われている隙に、
戦刃は苗木を連れて保健室へと搬送する事に成功したのでした。

保健室でのモノクマとのやり取りで、
完全に江ノ島から飽きられた戦刃は彼女と決別。
モノクマを爆発させずに機能停止させるという超人っぷりを発揮し始めます。
容体の安定した苗木を霧切に預け、
ついでに冷静な彼女に全ての真相を話して判断を委ね、
この学園の全てのカメラとモノクマを破壊して江ノ島の計画を叩き潰し、
彼女に絶望を、苗木に希望を与える為に孤独な戦いに身を投じるのです。

対するはモノクマ100体に学園備え付けの重火器。
迎え撃つは“超高校級の軍人”、
傭兵部隊フェンリルにおいて尚傷を負った事の無い戦いの申し子。
希望ヶ峰第78期生にして元・“超高校級の絶望”戦刃むくろ。

純粋な戦闘能力では戦刃に分があれども、
相手は超分析力を誇る真・“超高校級の絶望”江ノ島盾子。
戦刃を精神的に揺さぶり、その隙をついてモノクマの爪が喉元に届こうとした瞬間。
割って入ってきたのは大型バイクを駆った大和田紋土。
バイクを何処から持ってきたかは気にしたら負け。

奇跡的に生還した苗木の言葉、誰も知る筈の無い皆の秘密。
生涯のライバルにして初恋相手の名や、
暴力団関係の女の子を脅して追われる羽目になった事や、
その言葉と苗木の備える説得力が彼らに真相を信じさせる事となって、
こうして15人の“超高校級”は結束をした。

そんな彼らに江ノ島盾子が提案した『卒業試験』。
それをオーガとの超人連携で見事にクリアした戦刃むくろは、
皆と共に晴れて学園からの卒業を迎えるのだった、
それがエピローグの最後に載せた卒業ムービーの真実。

そんなわけで「ダンガンロンパ IF」でした。
兎にも角にも戦刃むくろの可愛さ。
相変らず正統派ヒロインなオーガの可憐さ。
それらがヒシヒシと感じられる素晴らしい外伝でした。
画が全く無いのが悲しい限りですけどね。



アンソロ1

アンソロの方で一番テンション上がったのはコレ。
あざといけれど霧切さんの“超高校級のブルマ姿”に惹かれずにはいられませんでした。
苗木くんはやっぱり“超高校級の不幸”がお似合いですよね。



最後におまけモード収録イラストあれこれ。

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広告用のイラストあれこれ。
一番下の列中央はさくらさんの想い人、ケンイチロウさん。
その1つ右隣は“超高校級の植物学者”色葉田田田(しきば さんた)。
例の5Fの植物園のモノクマフラワーの製作者。

設定1設定2設定3設定4設定5設定6
設定7設定8設定9設定10設定11設定12設定13
設定14設定15設定16設定17設定18設定19

設定画あれこれ。
絶望姉妹の胸囲の格差が酷い事になってる。
セレスティアなんとかさんのレースの設定とか、
見ていると優雅な気分になれるよね。

全身1全身2全身3全身4全身5全身6全身7全身8
全身9全身10全身11全身12全身13全身14全身15全身16

全身図あれこれ。
足元とか普段見えないところが見えると、何だか新鮮に感じる。
これで後は戦刃むくろの全身図もあったらなぁ。

他1

ドット絵。
当初は全員にお仕置きの機会が用意されていたのかな。
これで後は戦刃むく(ry

販促3
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販促21販促22販促23
販促18販促19
販促20販促24
販促25販促27

後は色々な販促とか広告とか本の描きおろしとか。
モノクマ初期案の人体模型の気持ち悪さが異常。
さくらさんの若かりし頃の絵とか見たかったですけどね、美少女の。
今だってセーラームーンも裸足で逃げ出すくらい美少女ですけど。



そんなわけでこれにて全て終了になります。
全部で丁度30記事くらいになりましたかね。
長い間お付き合い下さりありがとうございました。

「2」の記事の開始まで少しお時間をいただきますが、
どうぞ気を長くしてお待ちいただければ幸いです。
最後にその「2」のOPだけ置いておきましょう。
こちらも素晴らしいゲームですので、
気が向いたら購入してプレイしてみては如何でしょうか。



男女の扱いの差が酷い。
ではでは、また会う日まで。
失礼いたします<(_ _)>

がっちの言葉戯び


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コメント
お疲れ様でした!

ゼロは買おうか迷っていたので、これ見て買おうかなぁ…とw

本当に助かりました!

グダグダコメントしても面白くないので最後に一言二言

ダンガンロンパ2楽しみにしています。
霧切さんのお仕置きの時の絶望顔がたまりませんw

では、お疲れ様でした!

あと、霧切さんは私の嫁です
【2012/11/02 21:04】 | キャベル #- | [edit]
こんばんはー。
ゼロは、通常のラノベくらいの値段だったらお薦めなんですけれどね、
どうしても値段がネックになって微妙に判断に迷いますw

ただ、これを読んでいるのと読んでいないのとでは「2」プレイ時の印象が全然違ったので、
個人的には読んでよかったなぁという感じでした。
霧切さんは可愛いんですけどねー。
私には腐川さんがいますので、どうぞどうぞ差し上げますw

まぁ、アナザーEDでは両者とも死んでますけどー^^;
「2」はいつでしょうね、けっこう先になりそうです。
気楽にお待ちくださいませ。
ここまで長々ご覧いただきありがとうございました<(_ _)>
【2012/11/03 01:37】 | がっち #- | [edit]
お疲れ様でした。
なかなか全部は読めず、コメントできずにいました。すみません。
なにはともあれ、本当にお疲れ様です。
かなりのボリュームに圧倒されてしまいましたよ。
非常に読み応えがありました。
どのキャラがと言われるとかなり難しいのですが・・・腐川さんがよかったような気がします。
多分今頃はテイルズに一生懸命なのでしょうね。
おとうさんもこれから北斗に一生懸命になろうと思います。
どうもありがとうございました。
また次回も楽しみに待っています。
【2012/11/03 23:37】 | ヒデ王 #- | [edit]
こんばんはー。

いえいえ、こちらこそ最近お邪魔できずに申し訳ありません。
御推察の通り、どうにかとっととクリアして予定の目途を立てたくて、
現在は何にも優先して「TOX2」プレイ中です。

「ダンガンロンパ」は長かったですけれど、それにしても面白かったです。
どのキャラも立ってて味が合って。
惜しむらくはキャラによって序盤で退場してしまって登場頻度に差が出たのが………。
仕方ないですけどね、ゲームの内容上。
「2」もそんな感じですし。
「TOX2」が終わったら「2」の記事もまた頑張ります。

長々とご覧くださってありがとうございました。
落ち着いたらまたお邪魔させていただきます<(_ _)>
【2012/11/04 22:46】 | がっち #- | [edit]
こういう動画って公式で禁止されてなかったっけ?
【2012/12/15 02:42】 | 通りすがりの殺人鬼 #- | [edit]
こんにちはー。
そうですね、メーカー様によって線引き、
というか暗黙の境界線をそれぞれ独自に設けている様で、
バンナムさんの公式HPをザザッと眺めた時には明文化はされていませんでした。

勿論ゲーム内の映像音楽無断使用自体が法に触れる、
もしくは触れる危険があるのは重々承知の上で当ブログはこういう形を取っております。
勝手ながら公式にYOUTUBEから注意を受ける、もしくは検挙されるまでは、
スタンスは変わらないかと思われます。

改めて文章として具体化すると自分勝手な論ですね。
この問題に関しては何ら弁解の余地を持ち合わせていません。
当方のアップした動画群が明らかに度を越していると判断された場合は、
お手数ですがYOUTUBE上の報告コマンドから指摘をお願いいたします。
ありがとうございました<(_ _)>
【2012/12/15 10:53】 | がっち #- | [edit]
ダンガンロンパの公式サイトに明文化されてますよ・・・

ダンガンロンパとダンガンロンパ2のプレイ動画公開は1章しか許されてませんよ。
しかも、IFにいたっては小説の内容を全部公開してるのと同じじゃないですか?
RPGとかならともかくこういうストーリーが大事な推理ゲームはプレイ動画公開されるだけでも
問題だと思いますよ
【2012/12/15 21:21】 | 通りすがりの殺人鬼 #- | [edit]
こんばんはー。

失礼しました、『ダンガンロンパ』の話でしたか。
どうしても管理画面からだと、
どの記事に付けられたコメントなのか分かり辛いので誤認していました。

今私も確認してきましたが、仰る通り自粛を呼びかけていますね。
投稿前に他の方が同じ内容の動画を上げているのを確認したので、
深く考えずに記事を作成していました。

取り急ぎプライバシー設定で対応しました。
記事そのものについてはまた考えてみたいと思います。
今夜はブログサービスのサーバーエラーで過去記事編集がエラー出てしまいますので。

ありがとうございました<(_ _)>

> ダンガンロンパの公式サイトに明文化されてますよ・・・
>
> ダンガンロンパとダンガンロンパ2のプレイ動画公開は1章しか許されてませんよ。
> しかも、IFにいたっては小説の内容を全部公開してるのと同じじゃないですか?
> RPGとかならともかくこういうストーリーが大事な推理ゲームはプレイ動画公開されるだけでも
> 問題だと思いますよ
【2012/12/16 00:56】 | がっち #- | [edit]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2013/04/23 23:12】 | # | [edit]
>>割って入ってきたのは大型バイクを駆った大和田紋土。
バイクを何処から持ってきたかは気にしたら負け。

IF内で大和田が奪ったであろうことが描写してありますよー
【2013/07/05 23:36】 | 通りすがりの殺人鬼 #- | [edit]
こんばんはー。

おっと、そうでしたっけ?w
やばい、真面目に読んでいない、
というか思い出しながらあやふやに書いた事がバレてしまいます^^;

アニメもついに始まりましたし、移植も決まりましたし、
『ダンガンロンパ』の熱も更に高まる2013後半となるのでしょうか。
アニメ、こけないといいですねー。

ありがとうございました<(_ _)>

【2013/07/06 02:11】 | がっち #- | [edit]
そんな彼らに江ノ島盾子が提案した『卒業試験』。
それをオーガとの超人連携で見事にクリアした戦刃むくろは、
皆と共に晴れて学園からの卒業を迎えるのだった、
それがエピローグの最後に載せた卒業ムービーの真実。

この卒業ムービーってどこで流れる物でしたっけ?
全作クリアしてますけど、思い出せない……
【2016/08/05 16:10】 | 通りすがりの殺人鬼 #- | [edit]
こんにちは、返信が大変遅くなり申し訳ございません。

件の卒業ムービーは、確かギャラリー購入でのま視聴できるものではなかったでしょうか?
私自身も何分大分過去にプレイした関係上、
はっきりとは覚えておらずに記憶があやふやで、
確答にならず大変申し訳ございません。
【2016/08/25 15:24】 | がっち #- | [edit]
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