原作でも稲葉推しの私ですが、
これは流石に即死でした。
正直「ココロコ」の感想書かなかったのは、
“稲葉=みゆきち”が合ってないなぁというのがあったのですが。
くそぅ、可愛いじゃねぇか!
ホントあの市来さんドッキリ問題さえなければ,
ここまで荒れることも無かったのに。
完全に黒歴史ですよね、原作者が可哀想。

さて本題。
1話20分くらいを観るのに、
記事のツッコみ書きながら画像撮りながらで大体2時間。
画像貼ったり文字を校正がてら加工したりで1時間。
うーん、何と言う人生の時間の無駄遣い。
好きでやっている事だから有意義な無駄遣いですけどね。
それでは不思議な不思議なエピソード4。
時間軸はどんどん過去へとさかのぼります。
宜しければ続きからご覧ください。





今日はお日様の下で、
妖精さん達とのんびりピクニックから開幕。
お菓子大好き妖精さんは、お菓子が作れる人間さんが大好きな様です。
「人間さん人間さんー」
「はい?」
「お菓子作れる人間さんがもっといるといいですがー」
「私が沢山いたら良かったんですけどねー」
「それ、不可能ではないですー」
「え?」
「「「クローン!!!」」」
「ダメ」
倫理的にアウト。
というわけで、今回はクローンのお話だそうですよ。
これまた微妙に危険なネタを持ってきた。




その帰り道に見かけた変な犬っぽいの。
これがあんな恐ろしい事態に繋がろうとは………、
いやまぁ正直わかってましたけどね。

お祖父さんの助手のお迎えを命令されたピンクちゃん。
知らない人が慣れ親しんだ空間に入ってくるのは厭ですが、
お祖父さんの命令には逆らえません。

せめてもの悪足掻き。
駄賃になんかよこせよ、あ、そういえば時計壊れたんだった。
そんなやりとりを経て貰ったのがコレ。
「ありがとうござい………ません。何ですかコレ」
「腕日時計だ」




「それはだな、ずっと昔さる女性から貰ったものだ。
とても美しい女性だった」
「それはお祖母さんの事ですか」
「いや、違う」
「不潔」
「何故そうなる。清潔だ、潔白だ」
おぉ。
そういう年頃の娘の様な感覚がピンクちゃんにあった事に軽く驚き。
そういえば両親は何してんですかね、ピンクちゃんの。
死別の様な暗さは感じないから、単に別の場所で暮らしてるだけかしら。

「人間さーん」
「はいはい、何ですか?」
「コレ、御差し上げー」
うーん、癒される。
そんな生易しい存在では無いというのは判っているのですが。
この顔と声と行動がズルいんですよ。



「味しませんよ、コレ」
「味、入れますー?」
不穏な言葉。
こうなってくると妖精さんのこの表情と声が、
途端に不安を掻きたててくるからズルい。
クローンバナナって事か。
「次は味付きですー」



そう言って去って行った妖精さんを目で追うと、
草叢の中で何やらスポーツに興じている妖精さんたちのシルエット。
もう何ていうかボールの形が嫌な予感全開。



と、具体的な光景を目にする前に、
通りがかったお祖父さんに見咎められて、
現実へと引き戻された私。
お祖父さんが受け取りに行くと言ってたチャリは、
自転車では無くてチャリオットだったようです。
ツッコんだら負け。
「楽しそうな人生で何よりです」



約束の待ち合わせ場所に、
実に1時間遅れでやってきたピンクちゃん。
声をかけられた美女を助手かと勘違いしますが、
彼女はその助手に付いてきた保護者の様な人らしいです。
で、肝心の助手はフラフラ出歩いて行方知れず。
皆マイペースに生きている世界ですね。
時間に追われる現代社会への皮肉でしょうか。

さて、ここでお喋りしていてもしょうがないと、
2人で手分けして助手を探すことに。
ピンクちゃんは林エリア担当。
というかこれもしかしてエピソード3より更に過去?
助手って多分助手さんだよね。



林の中で出会ったのは、
何だか見覚えのある服に見覚えのある顔に聞き覚えのある声。
意外とこういうのは自分では気付かないものなんですかね。
普通に会話しちゃってます。



林の中に何故か焼き窯。
うん、ホントに何で。
「これも人探しの一環ですよ」
「まさか隠れていたり監禁されていたり………」
「あまつさえ、調理後だったり?」
「………この人、結構黒いですね」
そりゃ貴女自身ですからね。
シュールなのはともかく、
相変らず話が何処へ転がるか予測不能な作品です。



直後、足元に落ちていたバナナの皮で滑って転んで。
気が付いた時には何故か事務所に戻って来ていました。
ドッペルゲンガー付きで。
しかも一瞬視界が揺らいだと思ったら、
次の瞬間にはソレも姿を消していました。
みすてりぃ。


記憶の違和感、そしてまた犬っぽいの。
これはアレか、“胡蝶の夢”的なお話ですか。
自己認識の定義づけの問題ですか。


事務所に入るとお祖父さんから、
助手を迎えに行くように命令されます。
激しくデジャヴ、
お祖父さんの手入れしている銃が拳銃からライフルに進化していますが、
それ以外は概ねさっきと同じ。

時計はループせずに、そのまま私の腕にはまっていました。
うーん、つまりどういうことだってばよ。
夢落ちが一番手っ取り早いんだけど、
それだと大先生に怒られるからな。



再度美女と手分けして助手を探しに出かけ、
途中で妖精さんにバナナを差し入れられて。
あれ、順番おかしくないか?
「どですー?」
「美味しいです」
「じゃ、次からはそれで」
やっぱりお前らの仕業だよねー。
わかってたけどねー。

お祖父さんのチャリを経由して、
林の中で再びドッペルゲンガー。
「そこに居たのは面識のない女性です。
スラリとした身体つきでスッキリとした目元の、
上品そうな女性です」
ナルシーぱないの。
上品は上品でも貴女の場合は慇懃無礼な上品さですからー。
残念。



伊達に修羅場を潜ってきたわけでは無く、
今のこのおかしな状況が妖精さんのせいだと既に理解。
目的が分からないので具体的なアクションを控えているのですが。
ヤツらの動機なんて快楽主義オンリーじゃないの?
犬に気を取られてバナナの皮で転んで。
再びループした先は大草原の真ん中。
あれ、ループじゃねー。



少し歩いた先でドッペルさんと遭遇。
面と向かった矢先にお互いに引っ張られて合体しちゃった。
合体? まぁとりあえずこの場にいるのは1人だけ。
「どーかしたですー?」




妖精さんから三度バナナを薦められた私。
皮をむいて実を口に含んだ瞬間、目の前が一瞬ブラックアウト。
気が付いたら目の前にはやっぱり犬っぽいの。
うーむ、わけわからんちん。



今回はチャリお祖父さんのシーンから再開。
待ち合わせ場所で美女と出逢って、助手さんを探す為に手分けして林へ。
木に時計ってシュール。




まぁこの世には同じ顔の人間が3人いると言いますからね。
何も不思議ではありません、自然な光景です。
はい、というわけでバナナの力でやっぱりループ。
無限ループって、こわ………まぁいいや。



お決まりのルーチンをこなして、
林の奥の竈で三位一体のお菓子作り。
あぁ、そうか。
そういえば元々はピンクちゃんが沢山いれば、
お菓子もっと作れるーみたいなノリでしたね。

違った、全部でピンクちゃん4人いた。
単純にループする度に増えてるのか。
ポケットの中にはビスケットが1つ、ポケットを叩くとビスケットは2つ。
あんな感じかしらね。


「やっぱり貴方達の仕業でしたか」
「とても一言では説明出来ぬですがー」
「お菓子食べたしー」
「出来てるじゃないですか」
うりうり。




そして薦められるがままにまたバナナを食べてしまう、
学習しないピンクちゃん。
意図的に記憶を消されているとかだったら、妖精さん恐るべし。
過去から切り離されているって何でしょうね。
エンドレスエイト的な世界にいるってこと?




助手さんを探さなければという使命感が強ければ強いほど、
ドツボに嵌っていっている気がする。
一体何回ループしたのか、
気が付いたらドッペルさんの数が凄まじいレベルに。
そしてまたバナナ。



「人間さんに御礼をするですー」
「御礼?」
「お腹いっぱい食べたですー」
妖精さんから最新型の、全て元に戻る魔法のバナナを貰います。
結局何でバナナがスイッチなのか良くわかりませんでしたが。
助手さんの髪の毛が黄色だから?



そのままお祖父さんチャリと共に里に戻ってみると、
あらまぁビックリ、犬っぽいのだらけです。
そしてその奥に1人だけ見える人影。
ようやく出てまいりました。


ここで唐突に回想入ります。
何故ならばここから第8話だから。
ご丁寧に何周目の何時か、フリップ付きという親切さ。
助手さんを迎えに行く前に
彼の簡潔な生い立ち、人となりをお祖父さんから聞いておきます。
一言で表すと“不確実”。
それ、人間を評するのに使う形容詞か?


待ち合わせ場所で女医さんと遭遇。
すったもんだの末に、やっぱり手分けして捜索。
女医さん曰く、助手さんは“不明瞭”な人物。
これまた人間そのものを評するには適しそうもない言葉。

「その後の事は省略しますが、
要は出逢って転んでスッ飛んだわけです」
わからんちゅーの。
はい、というわけでとっとと2周目へ。




珍しく待ち合わせの時間に間に合った世界線。
だからといって大して展開は変わりませんでした。
出逢って怒られて転んでスッ飛んでまた怒られて。


はーい3周目。
女医さんに助手さんの特徴を教えてもらおうとしたら、
何だか小難しい顔で小難しい言葉を並べてきました。
不思議ちゃんなのは認めますが、そんなに困る事か。
「純然たる無個性(キリッ」



その後は林の奥の竈で出逢って転んでスッ飛んで。
時間が押してるからパッパといきましょう。
次、4周目ー。



出逢って食べて転んでスッ飛んで。
うん、そうね大体ね。
はーい次、5周目ー。



そんなこんなで最早カンペ係も、
何周目の何時なのかわからないくらいのループを経て。
里の広場でようやくそれらしき人を見付けました。
「もしもし、貴方は助手さんですか?」
「そうだぜ!」
ダウト。
完全に別人じゃねーか、誰だお前。
私の助手さんを返せ。



ハイテンションの暴れっぷりに、
流石のピンクちゃんも抑えきれない不安でお先真っ暗。
でも立場的には助手さんの方が上なので滅多な事は言えない。
よくある事です。




「俺っちの気を引きたかったらもっと肌出さなきゃダメダメ。
胸もさ、無いわけじゃないんだから勿体無ーぜ!」
「む、胸!?」
「もっとこう、バーン!と立体感全開で露出してさ、
『アタイ、今繁殖したいのー』くらい言ってもらいたいな」
「なッ!?」
ショタな見た目に反して中身はセクハラ親父すぎる。
というかピンクちゃんを性的な目で見るな。
ホント、これがどうしてあの可愛い助手さんになるんだか。
摩訶不思議アドベンチャー。

「濡れるぜ?」
「濡れる?」
「繁殖したくなるって事さ」
こいつの登場で雰囲気が一気に俗っぽくなったけど大丈夫か?
相変らず方向性が迷子。
私は楽しいから別にいいんですけど。





正面から正々堂々と鷲掴み。
「うーん、まぁまぁかな。いや、中々?
こいつは結構、お宝?」
「………貴方を訴えます」
「まぁいいや、これからよろしくな、姉ちゃん!」
やんちゃ暴君は強し。



帰り道は助手さんの武勇伝1人語り。
学校で女教師と繁殖行為をしていたのがバレて追い出されたとか、
どんだけ盛ってんだ小僧。
「貴方いくつですか?」
「13歳だぜ」
「………ただただ失語」


突然ピンクちゃんがしている腕日時計に興味津々。
半ば強引に奪っていきます。
あー、この少年もしかしてもしかする?
だとしたら若い頃こんなキャラだったのか。



「お尻触るの止めてくれますか?」
「惚れた」
「惚れてません」
「火遊びする?」
「鎮火します」
スキンシップが積極的にも程がある。
どこをどうやったらこんな種馬な13歳が育つんだ。
この世界にセクハラに対する刑罰が無くてよかったですね。

しかもそのまま通りすがりの女性をナンパして、
助手さんはどこかへ行ってしまいます。
台風のような小僧。



気を取り直して5周目ー。
ピンクちゃん100人態勢でお菓子作りな世界線。
助手さんに腕日時計を奪われて左手が物寂しいピンクちゃんは、
周囲のドッペルさん達の中に、
腕日時計の有る人と無い人がいる事に気付きます。
助手さんが無個性の極致であるならば、
その性格は己の願望の投影とか何とか。
だったらピンクちゃんの集合無意識が望む、
己の助手として相応しい人物像とは。




6周目。
本当に長い長い無限とも思える旅路の果てに、
ようやく君と出会えたキセキ。
「探し物は見つかりましたか?」
「(コクッ)」


自分と言うものを定義できなかった彼は、
自分自身の噂を拾い集めて、それを個性にしようと考えた。
その為の最適な場所が、
彼の噂が最も高まる、あのお茶会だったというわけだそうです。

「おやぁ、お茶会とは何の事でしたっけ?」
「ボケたか」
「言っておきますけど、
記憶って本人が思ってる程確かなものではないんですよ」
「ほー、時論か」
「なんせ。自分が強引に毟り取ったものを、
プレゼントされたーなんて美化しちゃうくらいですからね」
「何の話だ?」
あ、一応予想当たってた。
というかピンクちゃんもちゃんと分かってたんですね。
流石は調停官閣下。



「何と言う犬なのだろうな」
「………タイムパラ“ドッグ”ス」
「「………喋った」」
助手さんの最初にして最後の発言がまさかのダジャレ。
うーん、50点。

そんなわけで、事務局にまた一人新しい仲間が増えたのでした。
めでたしめでたし。
まる。
ありがとうございました<(_ _)>