

件の野良猫の在りし日の姿。
一昨日の夜を境に全く姿を見せなくなりました。
どうなったんでしょうね。

そんなわけで第8話。
リズベットを使い捨てて再びヒロインはアスナ姫に戻ります。
リズの事を思うと素直に楽しめないのですが。
でもそれはリズの望むところでは無いと思うので、
心を強く持ってアスナ姫攻略に乗り出せキリト。
遂にようやくリアル放映に追いついて1記事1話に戻ります。
今までの雑な記事よりは丁寧に喋れるのではないでしょうか。
宜しければ続きよりお付き合いくださいませ。





いきなり青トカゲとの激しいバトルから開幕。
流石に最前線の敵は一刀両断とはいかず、
さりとて攻撃をただの一度も喰らう事無く。
アクション依存が強いゲームなのか、回避特化装備なのか。
ソロだからどっちもあり得るなぁ。
にしても相変らずこういう戦闘演出は色々と拘っていて観ていて楽しいです。


これまでの事、そしてこれからの事。
どこかで観ているはずのGMミストバーン。
色々なものに想いを馳せて、キリトは更に上を目指します。
開始からそろそろ2年、残る回想は27階。




帰りの森の中で偶然出会った兎のお肉。
どうも相当のレアモンスターのレアドロップのようで、
買い取りを依頼されたエギルも驚愕で手がガクブル。
金に困っているわけじゃ無いんだし、
自分で食ったらいいじゃんと奨めるエギルに、
そんな高度な料理スキルを持った知り合いがいないとキリト。
フラグ乙。

フラグ即回収。
何だか顔色の悪い、明らかに胡散臭い、
もっとはっきり言えば凄い敵っぽいおっさんと同伴で、
僕らのヒロイン、アスナ姫がシュシュッと登場。


「シェフ捕獲」
「な、なによ………」
ナチュラルにボディタッチを入れるあたり、
天然とは恐ろしいものです。
後ろで顔色の悪いおっさんが露骨に顔をしかめていますが、
何でしょう、姫の信者か何かでしょうか。

「珍しいな」
「生きてるかどうか確認しに来てあげたんじゃない」
キリトのツッコミ通り、フレンドリストから確認出来るでしょうに。
わざわざ顔が見たくて直接足を運んだのでしょ。
素直にそう言えば、後ろの顔色悪いおっさんの機嫌が更に悪化して面白いのに。


「今料理スキルの熟練度、どの辺?」
「ふふーん、先週コンプリートしたわ、凄いでしょ?」
やはりアスナ姫も女の子。
まぁ節約とか強い効果の料理を作るために上げたみたいな、
実用性重視な動機かもですけれど。
将来の新婚生活を考えると大変宜しい。
というか結婚マダー?





「こ、これ、ラグーラビット!?」
「取引だ、コイツを料理してくれたら一口食わせてやる」
F6600">「は・ん・ぶ・ん!」
「………あ、あぁ」
「えへへ、やったぁ!」
意外とケチんぼなキリト。
そしていつもの如く尻に敷かれるキリト。
剣幕に押されているのか、顔が近い事に動揺しているのか。
素直な笑顔で喜ぶ姫が可愛いよね。



料理場所を探して移動。
さっきから顔色の悪いおっさん完全スルーなんですが。
「今回だけ、食材に免じて私の部屋を提供してあげなくもないけど」
「………ッ!?」
アスナ姫積極的ー。
そしてキリト動揺しすぎ。
今までの他のヒロイン達には殆どこんな態度取らなかったのに。
やはり特別か。



「今日はもう大丈夫です、お疲れ様」
「アスナ様、こんな素性の知れないヤツをご自宅に伴うなど………」
お、顔色の悪いおっさん喋った。
ていうか遊佐さあああああああああああああああん。
姫の言葉を直訳すると、
“お部屋デートの邪魔だからとっとと帰れ”って事ですね。
顔色の悪いおっさんションボリ。
キリトを見る時と顔色の悪いおっさんを見る時の、
アスナ姫の視線の温度差とか表情の柔らかさの違いが堪りません。
ひゅー。




こんな小僧に劣っていると言われて不満顔の顔色の悪いおっさん。
レベルもそうですけど、とりあえず顔は完全に負けていますよね。
鼻息荒くアスナ姫に訴えますが、
彼氏の悪口を言われてカチンと来たアスナ姫は、
そのまま顔色の悪いおっさんを置いてキリトを引き摺って去って行きます。
顔色の悪いおっさんの暗躍フラグ。




「ふーん、広いし、人は少ないし、解放感あるなー」
「なら、キリト君も引越せば?」
「金が圧倒的に足りません」
同棲したらいいじゃない、っていう事ですよね要はこの会話は。
いいからとっとと結婚しちゃいなよYOU。
ここなら多少大きな声を出してもご近所にバレやしないし。




遂に侵入、我らが姫の部屋。
緊張でガッチガチのキリトが初心で可愛いのです。
私服姿の姫の姿に見惚れたりしたりして、青春の香り。
アスナ姫と居る時だけは実年齢通りの少年に見えます。
それはアスナ姫も同様ですけど。
つまりお似合いって事ですよね。
早く結婚しろ。

この漫画のマンモス肉みたいなのが例の食材。
………あの兎よりも明らかに大きい気がしますが、
遠近法の魔力と言うヤツでしょうか。
気にしたら負け。
キリトも一応着替えていますが、
ぶっちゃけ全身黒のまんまなので印象殆ど変りません。
ファッション適当なオタクかお前は。




料理がシチューに決まったところで早速開始。
とは言ってもゲームの料理なので、
コマンド入力したらサクサク進んで途中の工程はすぐに終了。
エプロン姿が見れないのが残念でなりません。
あと手持無沙汰に調理風景を眺めているキリトが、
何だかそれっぽくてちょっと笑った。
ぶっちゃけ邪魔ですけど、何故か見ていたくなるんですよね。
幸せを感じるというか。


「今まで頑張って生き残ってて良かったー」
「そうだな」
料理の味にご満悦のカップル。
食後の余韻を楽しみながらも、
この世界での生活に慣れている自分達の姿を顧みます。


「でも、アタシは帰りたい。だって、あっちでやり残した事、一杯あるから」
「………そうだな」
ここでの生活が楽しい事と、帰りたい事は別物。
アスナ姫は何処まで行っても自分を見失わない。
何かそれを支えるものがあるのでしょうか。
ざわざわ。


「ん? あぁ、やめて」
「………? 何だよ?」
「今までそういう顔をした人から何度か結婚を申し込まれたわ」
「…なッ!?」
むむむ、勝手に気配を読まれて勝手に牽制球が飛んできた。
突然の死刑宣告に動揺の色がマックスなキリト。
これ冗談に見せかけた本音とかなのかなー。

「ぷっ、その様子じゃ他に仲の良い子とかいないでしょ?」
いたよ!
前回思いっ切りいたよ!!
でもアンタのせいで終わったんだよ!!!




と、そんな冗談はさておき、真面目な話。
ダンジョンも70層を越えて佳境に入り、
改めてギルドに入る気は無いのかと問いかけるアスナ姫。
仲間は邪魔になるだけだと切り捨てるキリトに、
突然ナイフを突きつけて迫ります。
「………わかったよ、アスナは例外だ」
「………そう」
満足しちゃった!




というわけで言質を取ったところで、再びデートのお誘いです。
勿論キリトに拒否権無し。
学習しない若者は悪足掻きを試みますが、
姫の無言の圧力の前にぽっきり折れます。

ようやく自分の思い通り事が運んで、
姫はニッコリ満面の笑み。
うーん、女は強し。

こういう事があればまた来ると良いよと誘うアスナ姫に、
あんな高級食材が手に入る事はそうそうないよとボヤくキリト。
それに対して姫は普通の素材だって腕次第だわ、と。
つまり適当に用事作ってまた遊びに来いよっていう事ですね。
仲の宜しい事で。



デート当日。
待ち合わせの時間に遅れている相手を待ちくたびれてボヤき中。
と、思ったら突如ゲートから飛び出してきて抱き着いてくる待ち人。
珍しくラッキースケベきたか。




いくら状況が掴めないからと言って、
10秒くらいに渡って姫の御胸を揉み続ける廃神様。
今までで一番酷い顔を晒しています。
よくやったキリト。




何もわからないまま吹っ飛ばされて、
何もわからないまま睨まれて。
揉んだ方も揉まれた方も災難。



あ、気付いた。
まぁ知らなかったからと言って罪が消えるわけではありませんけど。
むしろより重い。
「………やぁ、おはようアスナ」
動揺の余り、誤魔化し方もかなり酷い。
もう少し捻れ。



てっきり制裁が待ち構えているかと思ったら、
慌ててキリトの影にそそくさと隠れるアスナ姫。
なんとなーく予想はついていましたが、
顔色の悪いおっさんにストーキングされているようです。

「私の任務はアスナ様の護衛です。それには当然、ご自宅の監視も………」
「含まれないわよ、バカッ!」
任務にかこつけて変態行為を正当化する顔色の悪いおっさん。
普通に安全のため、とか言って着替えとかお風呂も覗いてそう。
顔からして変態ですものね、この人。



強引に連行しようとする悪の魔の手から、
姫を守る為に割って入る黒の騎士。
「悪いな、お前さんのところの副団長は、今日は俺の貸切なんだ」
相も変わらずこういう台詞をサラッと言える。
隣でアスナ姫の好感度がキュンキュン上がる音がしますよ。


「ふざけるなっ! お前如き雑魚プレイヤーにアスナ様の護衛が務まるか!」
「アンタよりは務まるよ」
一歩も引かないキリトまじイケメン。
隣でアスナが変態を見る目つきで無言の同意をしています。
いい加減自分がピエロである事に気付けばいいのに。
これだから顔色の悪いおっさんは………。


そこまで言うなら実力を見せろとデュエルスタンバイ。
顔色の悪いおっさん、キリトの強さ知らないのでしょうか。
躊躇するキリトの背中を押すのはアスナ姫。
変態には容赦しません。




武器破壊で後腐れないように片付けたつもりでしょうが、
そんな気遣いはこういう手合いには逆効果だと分かってません。
周囲に実力差をまざまざと見せつけてプライドずったずた。
若さですね。


その後の悪足掻きもアスナ姫自身に妨げられて、顔色の悪いおっさん顔真っ赤。
ていうか顔真っ黒。
これは荒れる予感しかしません。


ちなみにデュエルを観戦していた殺人ギルドのメンバーがいますけど。
これは何の伏線かしら。
そういえばずっと気になっていたんですが、
キバオウは一体何処行ったんでしょうね。
意外と道を踏み外してこういうギルドにいるのもあり得るかなーと。


自分が攻略最優先で規律を押し付けている事が、
ああいう歪みを生む原因となっている。
分かってはいたけれども事実として突きつけられると、やっぱりションボリ。
大体そんな感じだそうです。


「逆にアスナみたいな人がいなかったら、攻略ももっとずっと遅れてたよ」
予想外のキリトのフォローに呆気にとられてぽけーっと見返す姫。
キリトはこういうヤツですよ、お姫様。
女性にはとことん優しいヒーロー。


「だからアスナも、俺みたいないい加減なのとPT組んで息抜きしたって、
誰にも文句言われる筋合い無い………と思う」
「………まぁ、ありがとうと言っておくわ」
強引な結論ですが要はもっとアスナ姫とデートしたいって事かしら。
やー積極的ー。
姫もその言葉に何か感じるところがあったのか、
さっきまでの暗い雰囲気をすっかり振り払ってデートに出発。




デート先で骸骨さんとダンスを踊るアスナ姫。
その余りの華麗さにぽけーっと見惚れるキリト。
毎回この戦闘シーンの切り取り方が素敵で楽しみにしてます。
にしても姫格好良い。
サービスアニメじゃないからスカートはちゃんとお仕事しています。
更にその前に控えるマントさんも手抜き無し。




キリトも流石にこれには舌を巻いて、
アスナ姫クラスの手練れとなら、戦闘が凄く安定すると感心しきり。
息の合ったコンビネーションで骸骨さんご臨終です。


うっかり調子よく進んだせいで、
フロアボスの部屋まで辿り着いてしまいました。
流石に緊張してキリトの判断を仰ぐアスナ姫。
無意識にキリトの腕のところを掴んでるのがかーわーいーいー。

「ボスモンスターは、その守護する部屋から絶対に出ない。
ドアを開けるだけなら大丈夫だ」
「そ、そうだね………」
フラグフラグ、完全にフラグ。
さて、流石にこの2人が死ぬ事は無いとして、
果たしてどういう展開になるのか。
時間的に続きは次回っぽいので考えましょう。



転移結晶も準備万端。
意を決して扉を抜けた先にはバフォメットみたいな何か。
名前からして、魔眼持ちっぽいよ。
そういえば視覚的に美味しい、
装備強制解除技持ちの魔物とかいないんですかね
何となく思っただけで、時に意味は無いですけど。

というわけで次回「青眼の悪魔」に続きます。
色々と伏線を張る回、だったかな今回。
これが次回以降どう膨らんでいくのか楽しみにしていましょう。
ご覧いただきありがとうございました<(_ _)>