
遂に最終回ー!
夕子さんともこれにてお別れですよー!
原作はまだまだ続いていますけどねー!
たーまやー!
違うかー!
うなー!

はい。
記念という事で、今までのサブタイまとめ。
いやぁ、壮観ですよね。
右を向いても夕子さん、左を向いても夕子さん。
前門の夕子さん、後門の夕子さん。
夕子さんに入らずんば夕子さんを得ず。
夕子先生の次回作にご期待ください。
というわけで本題。
本題も何も最終回ですよ、ラストバトルですよ、感動のフィナーレですよ。
2人の物語は、永遠に続いていく。
そんな感じでどうかお願いします。
それでは時間と心に余裕のある方は続きからどうぞ。

誰だお前は。
一瞬本気でそう思いましたが、いつの間にか季節が移り変わって冬になりましたね。
雪景色ってここ数年見た覚えがないです。
いや、そんな事も無いんですっけ、去年東京雪降りましたっけね。
鳥頭の私の記憶力なんてこの程度です。


季節が移る間に怪異調査部の部室も封鎖、
というか旧校舎自体が封鎖された様ですが。
そんな事より霧江さんのフード姿の可愛さが異常です。
封鎖理由は、部室の地下から発見された夕子さんの白骨。
それに加えての祭事用の祠の存在。
いや、そもそも何で今まで学校側が気付かなかったのかが不思議なくらい。



何でしょう、前回で影夕子を受け入れたからか、
いつにも増して夕子さんが可愛いです。
まぁ懸案事項を解決して最初の頃の無邪気な夕子さんに戻っただけか。
願わくばこれが最後の灯火になりません様に。

2人の愛の交換日記。
ほらー、やっぱり見られちゃったじゃん。
だから言ったのにー。
これは恥ずかしい、特に「さわりたいです」はかなりヤバい。

サブタイトルコール。
一番右の夕子さんが怖いんですけど。
その目だれの目気になる目。

遺体が見つかって、お葬式がしめやかに執り行われたそうです。
貞一くんとか霧江さんは一体どんな気持ちで出席したのでしょう。
ある意味故人の親しかった友人ではあるのですが、会場的には赤の他人ですよね。
や、霧江さんにとっては大叔母なので思いきり身内ですけど。


「貞一くん、デートしよ!」
空気を読めバカップル。
折角しんみりと思いを馳せるシーンだったのに。


置いてけぼりの霧江さん完全に空気。
最後まで扱いが酷い…ヒロインの1人な筈なのに…。
「いいよもう、お前ら爆発しろ!」

デート開始です。
夕子さんは学校の敷地から出る事が出来ないので、
結局いつもとあまり大差ないのですけどね。




かと思いきや、感情豊かになった事で今までと全然違う反応を見せる夕子さん。
まさか胸を揉んで引っ叩かれる日が来ようとは………。
ヤック・デカルチャー。




頬っぺたを全力て往復ビンタされて悦ぶドMの貞一くん。
この満面の笑みが変態の証明です。
彼氏の特殊性癖に夕子さんも十惑いを隠せません。
………なんて事は無く、普通にデート満喫中。
ここまでは特に変わった事はございません事よ。



おい、位置が逆だろ。
男性の膝枕ってあんまり気持ち良くないと思うのですが、
貞一くんの膝で寝ているという行為自体が嬉しいのでしょうね、夕子さんは。
恋人同士の行動って、感情補正に依るところが大ですし。
「撫で撫でしてー」




お昼ご飯は勿論愛妻弁当。
見事に真っ黄色です。
見渡す限りの卵畑。



「やっと…貞一くんに出汁巻き卵を『あーん」出来た………」
謎の感動。
泣くほど嬉しかったんですね。
彼女として、ここはどうしても譲れないポイントだったのでしょう。
そのために犠牲になったももえの卵焼き達には可哀想な事ですが。


お返しの『あーん』。
くそ、このバカップルどもめー。
誰もいないからって好き放題やりやがってー。
いいからとっとと爆発しろー。



はい、まぁ前回ラストから分かっていた事ではありますが。
遂に“終わり”の始まりです。
ここではこの一瞬だけだったので、
幸い貞一くんは事の深刻さに気付かなかったようですが。




デートは続くよ何処までも。
ここでアグレッシブに攻めに転じる貞一くん。
ここまでは単純に良い話。

「ありがとう、貞一くん。今までありがとう」
今更ですが、この大きなリボン可愛いですよね。
何だか幼い感じがして新鮮です。
リボンっていうかマフラーみたいですけど。



「そして、さようなら」
先程までのラブラブな空気はどこへやら、
突然の別れの言葉に驚き過ぎて寧ろ面白い顔になってしまった貞一くん。
「貞一くん、別れましょう」




自分は消えてしまう、と。
シャドウ夕子と再び1つになった事で、
現世に留まる原動力となっていた“想い”に区切りがついてしまった、と。
もうこの世に思い残すことは無くなった、と。




消滅を受け入れる夕子さんと、受け入れられない貞一くん。
これは元々決まっていた別れだと微笑む夕子さんと、
何か一緒にいられる方法がある筈だと足掻く貞一くん。
「僕は別れたくありません、そんなのは絶対に嫌です!」

「出来る事、思い付く事、全て試したわ。………でもッ!」
向こうが透けて見える程に存在が薄れてきている夕子さん。
貞一くんの気持ちは嬉しいけれど、
その想いを受け入れてしまうと、顔を見てしまうと、
決心が鈍ってしまうから。

「諦めて、貞一くん」
「絶対に諦めません」
ここで諦めたら、2人の物語が終わってしまう。
そんなの夕子さんだって本当は望んでなんていない筈なのに。
受け入れたフリをして、微笑んで。
過去を追体験した時、孤独な夕子さんを見ているしかなかった自分。
今度こそ何とかしてみせる。



「離して」
「離しません」
好きだから離れようとする。
好きだから離すまいとする。
胸に抱く想いは同じなのに。




想いが同じだからこそ、落ち着くところに落ち着くわけで。
というわけで校内デート再び。
愛の勝利です。
遂に2人の愛の巣、怪異調査部部室へと。
次第に声も途切れ途切れにしか聞こえない状態になり、
“その時”が近い事を2人に報せます。
澄み切った月光の下、2人の最後の会話。
挿入歌「レクイエム」
BGMで流れるこの曲がまた反則です。


「…はい」


「そうですか」


「謝る事なんて無いですよ」


「………はい」


「…ッ、はい!」


「泣くわけないじゃないですか」


「約束します」


「夕子さんの心残りになるような事はしません」





「……………」


「………夕子さん」


「それで………、安心出来るんですか?」


「それで………、心残り無く逝けるんですか?」


「そうですか………。それじゃ僕は、夕子さんの事を…忘れます」

「時間はかかると思うけど、すぐには無理だと思うけど。
いつまでも未練に思ったりしません」

「夕子さんの事、忘れて…新しい人と、出逢って…!」

「これまで通りの生活をして、これからの生き方をして、
頑張って生きます………!」


「………ッ!」


「…ッ! 夕子さん!」

「行かないで、まだ逝かないでッ!」





ここまでしんみりと深く泣いたのは本当に久しぶりです。
演出が神でした。
ただただ見入り、魅入らされるばかり。
感情は落ち着いているように感じられるのに、こんなに静かに涙するなんて。
このシーンの存在だけで、このアニメを観られて良かったと、
そう誰に対しても断言出来るくらい、切なくも素敵でした。
こうして記事書いて、画像を順番に貼っているだけでも、
滂沱と言っていいくらい涙が出てきましたもの。


さようなら、夕子さん。




季節は巡って、新しい春がやってきました。
旧校舎の封鎖も解かれて、
あの日以来、再び部室に戻ってきた貞一くん。
夕子さんとの最後の約束通り、前向きに生きているようです。
それだけでもきっと救われる話。



「ただいま」
ご都合主義万歳。
やっぱり最後はハッピーエンドですよね。
何となく暗示だけで済ませる感じの終わりもアリではありますが、
こういう理屈抜きの幸せエンドの方が観ていて良い気分になれます。



最後に交わした熱いキッスが心残りで成仏出来なかったとか何とか。
まぁ細けぇ事はいいんだよ。
愛の力は偉大だって事です結論。

原作者エンドカードで〆。
こういった原作ありきのアニメだと、
どうしても原作派とアニメ派の対立みたいな構図が生まれてしまいますが。
私個人の感想としてはアニメは原作とは別物というのは認めた上で、
どちらも遜色なく面白かったというものです。
原作が最終的にどういった形で幕を閉じるのかは勿論わかりませんが、
少なくともアニメのこの終わり方は、多少の強引さはありますけれども、
そんな事も殆ど気にならないくらい良いモノであったと、そう思います。
スタッフ始め関係各者の方々、お疲れ様でした。
とっても楽しくて笑って泣けました。
そしてここまで記事をご覧いただいた方々、ありがとうございました<(_ _)>
願わくば2人の物語がこれからもずっと続いていきますように。
では。