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「悲鳴伝」感想なんて

2012.06.16(13:50) 224

皆さん、本日6月16日が何の日か知っていますか。
そうです、「図書館戦争」劇場版の公開日なんです。

劇場版
劇場版「図書館戦争」革命の翼

え、観に行ったのかって?
あっはっは。
私は一人っ子なので、楽しみは後に取って置くタイプなんですよー!!!

えぇ、うん、はい。
ごめんなさい、今日気付きました
公開日云々ではなくて、劇場版があるという事も今日知りました。
何という情弱
今を私で悲しみを満載で枕を涙で大洪水。
そんな心持ちですよドちくしょー



さて本題ですよ。
「悲鳴伝」の感想ですよ。
つい先ほど読み終わったですよ。

読んでいる途中から判ってはいましたが、終わり方はやはりそういう感じですよね。
うん。
何だか「化物語」よりは「戯言」シリーズな感じ。
というわけで感想です。
感想っていう程格好良いものでもなくて、単なるお喋りですよ。
時間も無かったので簡潔にまとめようとしたら、良くわからないものが出来上がったでゴザル。

発売してからもうすぐ2ヶ月。
最初の「大いなる悲鳴」まで4ヶ月。
空々空の英雄譚開始まで11ヶ月。
二度目の「大いなる悲鳴」まで2年。

新たな英雄譚はもう始まっている!
………なんてね。

さて。
作品全体を通して言うならば、主人公をはじめとする登場人物の心理描写過多
あとは伏線とも呼べないような、先回りで展開示唆する地の文が多かったですよね。

最初は単なる思考誘導かとも思いましたが、
それにしてもあからさま過ぎて逆に違うんじゃないかと。
お陰様で良くも悪くも感情の振れ幅が狭まったというか、淡々と読み進められたというか。
それこそが作者が読者に施した精神ブロック剤なのかも知れませんけどね。

最終的に怪人とは何かヒーローとは何か
大いなる悲鳴とは何か
それによって亡くなった人と生き残った人の差は何なのか
そこらへんは全く明言されないままに終わってしまいましたが。

いつもながら私はキャラ読みなので、基本的に各キャラ毎にお喋りしていきます。
悪しからずーでございます。

<空々空(そらから くう)>
本作の主人公
13歳にしてその思考の特異性を認められ、地球を倒すヒーローとして駆り出された少年。
その際に家族や学校の級友、携帯電話に登録されている関係者全てを皆殺しにされているが、
その程度の事では全く動じず、家族を殺した直接の下手人である剣藤さんとの同棲生活を送る事に。

全ての物事をどこか他人事のように、ブラウン管を通して観たかのように淡白に捉える思考回路。
起こった、体験した物事の軽重を計る事が出来ず、その異常性を自覚しているがために、
必要以上に普通に振る舞おうと苦労している面倒な子。

ハイテクアイテムは『グロテスク』
透明人間になれるボディスーツ
1人では着られないというある意味致命的な欠点がある上に稼働時間もお世辞にも長いとは言えず、
更には姿を消して敵に忍び寄り暗殺するという、ヒーロー像とはかけ離れたコンセプト
そういう意味でアニメ化は難しい。
出来なくはないけど。

作中ではとにかくその人間性というか感受性が特異に語られていますが。
それは別段、異常性という程でも無くて、人間誰しも持っている資質だと思います。
その大小は個人差があれど。
現実を変に自分の脳内で都合の良いように色付けする事無く、あるがままを受け入れる資質。
感情移入がかなりしやすい主人公だったなぁ、というのが一番の印象。

そんな彼も、様々な事件や環境を経験して少しづすつ変わっていったように見えますが。
実際のところは中身は最初から最後までブレる事は無かったか。
成長らしきものを遂げたように見えて、或いは表層上は遂げたのかもしれませんが。
それは成長でもなければ、ただの変化でもなかったのかなと。
だからこそ英雄足り得たのだと、思わずにはいられません。

そんな彼も剣藤さんに対しては合理的では無い、不思議な行動をとっていたわけですが。
『狼ちゃん』が死んだ事を隠そうとしたり、幼稚園での嘘であったり、抱き枕の提案であったり。
地の文を信じるならばそれも別に彼の人間性から逸脱していない、合理的な判断になるのですが。
それをどう解釈するかは読者次第

家族を殺した剣藤さんに、最後まで「ありがとう」を言わなかった少年。
家族を殺した剣藤さんに、最期の最後で「ありがとう」と言えた少年。

あれこそ本当に、何の打算も思惑も無い、彼の心の声だったように思えます。
そう考えるならば、やはり彼はこの物語を通して成長したという事になるのか。
色々な未解決の謎と同様に、それもまた謎です。

誰かのヒーローにはなれても正義の味方にはなれない。
そんな言葉をどこかで聞いたような気がしますが。
意味は違えども彼はきっとそういう存在なのでしょう。

「嫌だ」
花屋ちゃんの誘いを断ったこの台詞。
最後の「ありがとうございます」と並んで好きな台詞です。
花屋ちゃんを殺すための策略の1つなのでしょうけれど、
わざと花屋ちゃんの台詞を遮ってまで言ったこの一言は感情の込められたものだと思いたいです。
実際がどうであれ、ね。

剣藤さんを喪った後、彼が地球撲滅軍に戻って地球と戦う道を再び歩んだのかどうか。
それはまた別のお話

<剣藤犬个(けんどう けんか)>
ヒロインその1
『寸刻み』の二つ名を持つ、機動室の戦士。
剣道着に竹刀袋と、名は体を表す、の通りの剣道少女然とした女子高生。
空々くんの家族を切り刻んで殺害した、いわば仇とも呼べる相手

序盤の印象は頭の螺子が3~4本ぶっ飛んだ、おっとり剣道少女だったのが、
実は結構、この作品にしてはかなりまともな神経の持ち主で、
強い使命感から妙な風に歪んで見えただけの素直な少女だったという。
空々くんとのファーストキスにもかなりのショックを受けていましたしね。

まともな神経だったが故に脆く、
『狼ちゃん』や空々くんなど、精神的拠り所を求めてしまう弱さがあったり。
万が一の場合の空々くんの始末という密命を帯びて、彼と同棲することになるのですが、
その過程で結構普通の女の子然とした様子を垣間見せるようになっていって、
良かったような悪かったような。

結局同棲生活が上手く行ったせいで、空々くんに執着する花屋ちゃんから邪魔者認定されて、
地球撲滅軍から抹殺指令を下されたわけですし。
まぁ剣藤さんに空々くんと同棲生活するように命じたのが花屋ちゃんなので、
剣藤さんがどうこう以前に、あまりにも理不尽な展開ではありますが。
最期は花屋ちゃんから空々くんを守って死亡。
南無。

「地球の悲鳴が聞こえない」特性を買われて地球撲滅軍にスカウトされた経歴を持ち、
だがしかし「大いなる悲鳴」を未然に防げなかった事から、
「失敗したヒーロー」の烙印を周囲から押されてしまった不幸な娘。
結局何故そんな特性を持っていたのか、どういう風に失敗したのかは語られず仕舞い。

ハイテクアイテムは『破壊丸』
バッテリー駆動の全自動肉斬り包丁改め大太刀
以降に出てくるハイテクアイテムもそうですが、
やっぱり地球防衛軍支給の品々のコンセプトには多少以上に違和感を感じずにはいられません。
地球打倒、怪人退治を掲げている裏に、別の意図が透けて見える様な。

昔から心に暗いものを抱えていた剣藤さん。
空々くんと知り合ってからもしばらくは価値観のまるで違う異星人の様な風情でしたが。
そんな彼女が普通の女の子で、普通に見えた花屋ちゃんが歪んでいたのは皮肉というか。

死ぬのは結構早い段階でわかっていましたが、
ただまぁ、最期は本当に普通の恋する女の子になれたのが救いか。
最期の最後で、そらからくんは彼女にとってのヒーローになってくれたのだから。

そらからくんは彼女にとってのヒーローであり、
そしてそらからくんを守って死んだ彼女も彼にとっての立派なヒーローであった。
彼女の人生は歪んで曲がって一度折れて、無理矢理繋ぎ合わせてそれでも脆くて。
それでも外れる事無くその道を全力で走り続けたそのゴールがあの死に様、死に場所だったのなら、
彼女は幸せだったと言っていいのではないでしょうか。
詭弁ですけどね。

<花屋瀟(はなや しょう)>
ヒロインその2
『蒟蒻』の二つ名を持つ、機動室副室長にして創設メンバー。
明朗快活で捌けた1つ年上の幼馴染とは世を忍ぶ仮の姿
その正体は空々くんに歪んだ執着を向けるヤンデレ風味の純粋過ぎる女子中学生。
少年野球で空々くんと仲良くするチームメイトをバットでぶん殴るとか、どんだけ。

自分で仕向けた状況に嫉妬して、対象を全力で排除してしまうあたり支離滅裂の極みですが、
本人的には全然普通に筋が通った事らしく、
燃え滾る恋心というよりも独占欲という名の妄執に駆り立てられ、
持ちうる全ての力を以て邪魔者を排除していきます。

空々くんとの間に強い絆があるのは間違いことで、
お互いツーカーとも言える程に理解し合っているのですが、
あにはからんや、悲しきは恋に盲目になってしまったという事なのか、
最期の最後で空々くんを読み違えて殺されてしまいました。
南無。

ただまぁ、剣藤さん同様、空々くんを守って死んだという事実は、
彼女にとって救いになるのではないかと思わなくも無いです。
全ては空々くんの計算通りであっても。

ハイテクアイテムは『見えない剣』
その名のとおり見えない剣
射程の事を考えると本当に剣だったのか非常に怪しいですが。

便利そうですが、一旦落っことすと自分でも場所わからなくなるんですよね、多分。
牛乳とかペンキを撒いたら見付けられるでしょうけど。
普段どうやって管理しているのでしょう。
謎です。

リアルにいたら全力で遠慮させていただきますが、
物語の登場人物としては相当好きです。
自分の発言と自分の行動の齟齬に全く気付かずに突っ走るあたり、
愛すべき存在かと思いますですよ。

感情が理屈よりも優先する花屋ちゃんと、
感情が希薄で理屈で足場を固めないと動く事のできない空々くん。

本当に、性質というか在り方としてはお似合いなんですけどね。
自分が同棲相手に立候補しなかったのは、副室長という肩書故か、
想い人といきなり同棲する事に女子中学生の乙女心が耐えられなかったのか。

空々くんとの馴れ初めの話も聞いてみたかった気もしますが、
そこらへんも考え出すと色々とおかしな点が浮かんできますので、
知らぬが花、なのでしょうか。

<左在存(ひだり ざいぞん)>
ヒロインその3
『犬歯』の二つ名を持つ、機動室預かりにして剣藤さんのペット。
その二つ名はあんまりだと、剣藤さんからは『狼ちゃん』と呼ばれ鉄の檻の中で飼われてます。
ご飯は1日2回、ドックフードに牛乳をかけたもの。

その実態は普通の人間の少女
不明室の実験で犬の擬態能力が発現し、空々くん以外の人間には犬として認識されてるわけで。
非人道的と言えばこれこそ非人道的ですが、
本人はこんな環境に追いやった不明室、ひいては地球撲滅軍を憎んではいるものの、
飼い主である剣藤さんの事は本気で気に入っていたというか尊敬していたようで、
そこらへんはまだギリギリ救われる話。

その過酷な人生に由来するのか、生来のものなのか、
重度のギャンブル中毒で、普通の小学生並みに自分の命や人生を簡単にベットしたがる、
自分以外をどうでもいいと思う空々くんと、自分すらどうでもいいと思う在存ちゃん。
これはこれで良いコンビになれるチャンスはあったようにも思えます。

ハイテクアイテムは『共鳴環』
側にいる人間の気持ちを読みとる事が出来る首輪で、凄い有用そうな割には、
いや寧ろ有用そうだからこそ最期の最後まで出番が無かった哀しいアイテム。

空々くんのヒーロー人生を急転回させる引き金の役を担った、
冒頭の飢皿木先生と並ぶ位の重要キャラ。
というか彼の娘なわけですが。
親娘揃って頑張りました。

最期は空々くんのおかげで、確固とした『俺』として死ねたから良かった。
とも言えるのかもしれませんが。
いやきっとそうだったのでしょうね。
苦しむ暇も無く『火達磨』の攻撃で一瞬にして殺されたのも、ある意味幸せか。
南無。

彼女と空々くんのやり取りは、短いものでしたが好きでした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

<牡蠣垣閂(かきがき かんぬき)>
『茶飲み話』の二つ名を持つ、第九機動室室長。
この作品には珍しい、数少ない大人の1人
エンジンの音から車種を当てる様な変態で、花屋ちゃんや剣藤さんを可愛がるロリコン
空々くんは男の子だから問題無かったそうで、ショタっ気は無い模様。

単なる冗談めかしたロリコンでは無くて、
どうも本気でロリコンだった旨が剣藤さんの決別の言葉あたりから感じられたのですが。
それが本当だとするなら牡蠣垣もヤバいし、花屋ちゃんも結構ヤバいです。

ハイテクアイテムは『紅茶』
飲んだ者の存在感を薄くするとかいう、
凄いんだか凄くないんだかわからない代物です。
そうで無くても室長が前線に出る事はあまり無さそうなので、益々もって用途不明

序盤の地の文で危険性云々言われていましたが、実際のところどうだったのでしょう。
全てが牡蠣垣の描いたシナリオ通りだった、と言えなくも無いです。
逆に誰かが裏で糸を引いていないと、こうも上手く物事が運ぶか、という気が。
証拠も何も無いので、全く持って単なる推測の域を出ませんけれど。

結局序盤以降はほとんど出番が無かったので、情報が少なすぎました。
一番良くわからなかった人物ですね、本作で。
地球と戦っている、そこだけは真実のように思えましたが、果たして。

<落雁ギリー(らくがん ぎりー)>
『再開発』の二つ名を持つ、開発室の広報担当。
スーツ姿のパリッとした女性で、本作登場人物中でも珍しい、
というか実際に出てきた唯一の大人の女性
精神的にも非常にまともで、他の人物がアレな分、好感度は相当高めですが。
この人も妙な裏があったりするんですかねー。

あまり深く物語に関わらなかったのが幸いして、生き残る事が出来ました
戦闘要員でもないですしね。
めでたしめでたし。

<瀬伐井鉈美(せきれい なたみ)>
『恋愛相談』の二つ名を持つ、機動室の戦士。
結局何でそんな二つ名が付けられているのか、謎のままお亡くなりになりましたが。
印象的に結構大学生くらいのお姉さんを想像していましたが、
剣藤さんと同世代という事は高校生くらいなんですよね。

武闘派の剣藤さんに対して頭脳派、というかお色気派とでもいうのでしょうか。
女の武器を十二分に使ってあれこれ諜報活動とか折衝活動とかしている風でしたが。
剣藤さんとは犬猿の仲、というより同性に嫌われそうな良い性格してります。
他人が苦しむのを見て悦に入る、女王様タイプ

ハイテクアイテムは『切断王』
自動追尾機能のある手斧
目標設定が不要で、投げるだけで勝手に対象に当たるとかいう適当極まりない武器
持ち手から脳波を解析して狙っている対象を把握するのか、
投げた方向にいる生物に勝手にホーミングしていくのか。

結構美人さんな雰囲気が醸し出されていましたが、
空々くんに脳天唐竹割を喰らって、更には頭部も剣藤さんに真っ二つにされて。
凄惨な最期を遂げられました。
嫌いな人じゃなかっただけに早過ぎる退場が悲しかったです。
南無。

<氷上法被(ひがみ はっぴ)>
『火達磨』の二つ名を持つ機動室の戦士。
誰よりも強く、誰よりも嫌われていて、
そして誰よりも大雑把な性格をしている困ったちゃん

ハイテクアイテムは『炎血』
体内に流れている超高温の人工血液を使って火の球撃ち出したり火柱発生させたり、
果ては雨雲除去する程の灼熱地獄を現出出来たりとチート過ぎる能力を持っているのですが、
空々くんに踊らされて敢え無く戦闘不能にされて舞台から退場した、なんちゃって最強くん
『狼ちゃん』を手違いでうっかり殺してしまった憎いあんちくしょうでもあります

ついでに空々くんのセカンドキスの相手にして、
空々くんが自分から行った、という意味ではファーストキスの相手とも言えます。
おめでとう、氷上さん

死んではいなかったはずですが、地球撲滅軍という組織の性格を考えると、
殺されるか実験体にされてますよね、きっと。
南無。

気分屋過ぎて友達にはなりたくないタイプですが、
遠くから見ている分には非常に面白そうな人物でした。
出番が少なくて可哀想にも思えますが、
こんな奴が出張っていたら空々くんの出番が無くなってしまいますからね。
ある意味死んで当然噛ませ犬、です。

<了城娯也(りょうじょう ごや)>
『脇見運転』少し大きい文字の二つ名を持つ、機動室の運転手さん。
与えられたハイテクアイテム『刑車両』ともども、謎に包まれたまま、退場してしまいました。
南無。

カーチェイス時に剣藤さんが「追いつかれたら終わり」的な事を言っていたので、
バットモービルみたいに色々な仕掛けが満載の車両なのでしょう。
でも近接戦しか出来ない感じ。
「寸鉄殺人」みたいに、いつか彼の謎が明らかになる日が………来るわけないですね。

<飢皿木鰻(きさらぎ うなぎ)>
空々くんや花屋ちゃんの人生に多大な影響を与えた、ともすれば人生を狂わせたとも言える、
スクールカウンセラーのおじ様。
地球撲滅軍に協力しているのは奥さんの事があるから、なのでしょうか。
離婚して親権まで奪われた愛娘が、あろう事か実験体として『犬』にされていて、
しかもその事実を娘が死んでから知らされるという、中々救いの無い御方です。

凄い年配の人を想像していたんですが、娘が9歳という事はまだ30代くらいだったんですかね。
物腰といい、思考回路といい、成熟した大人を感じさせる数少ない人物でした。
というか大人が絶対的に少ない作品ですからね。
そもそも規模の割には登場人物が少ないっていう話か。

正直言うとこの人だけは本当に死んで欲しくなかったです。
剣藤さんにしろ花屋ちゃんにしろ、その他機動室所属の戦士達にしろ、
他の登場人物は死んだら死んだで勿体無いという気持ちは大なり小なりあれども、
死んで欲しくないとまでは思わなかったものですが。

彼のせいで空々くんにしろ花屋ちゃんにしろ、自分の異常性を前面に押し出すようになって、
彼のおかげで空々くんにしろ花屋ちゃんにしろ、自分らしく生きる事が出来たのですから。
作中で自嘲していましたが、医者として親としては駄目だったかもしれませんが、
人間としては決して駄目なんかじゃなかったと私は思います。
南無。



とまぁ、そういうわけで。
ああいう形で終わってしまって、続きが読みたいような、そうでもないような。
結局この作品は何だったのか。
また他の人の感想記事をフラフラ巡回してからまた色々と考えてみますが、
やっぱり全てが狂言なんじゃないのかとも思います。

少なくとも地球防衛軍は個人レベル、
或いは部署レベルでは地球打倒を目標にしているのかもしれないけれど、、
組織全体としてはどうなのか、とか。
競合勢力とかも全て根っこでは繋がっていて、
盛大な科学進歩ゲームを展開しているんじゃないかとか。

不明室の存在からして、どこぞの学園都市じゃないですが、巨大な実験をしているみたいな。
ハイテクアイテムが使用者を選ばない半無差別虐殺アイテムなのも、
疑問過ぎるんですよね。

怪人も結局のところ勝手にこじつけていただけとか。
現実にゴーグルで怪人を見て目が潰れた人の存在も明記されていませんし。
ともすれば空々くんの“目”もでっち上げられた希少能力なんじゃないかとか。

でも現に“地球”と名乗る幼児が出て来て、それだけが全てを曖昧なまま保っているんですよね。
彼の登場の仕方、そして退場の仕方。
あれは科学云々では無く、本当の超常現象にも思えましたが。
それすらも曖昧。
もしかしたら不明室あたりが仕掛けたホログラフィーによる偽“地球”かもしれませんし。

というわけで。
ここまで長々と語ってきてなんですが、
この作品に対する最終的な感想は「よくわからない」という事で1つ。
キャラ読みする私的には物語の行く末はどうでもいいので、
それが最終結論で全然問題ないです。

そんな感じでした。
ではでは、駄文にお付き合いくださった皆様、
ゴメンナサイです。
そしてありがとうございました<(_ _)>


また時間が出来たら落書きでもしてみましょう。
では。

がっちの言葉戯び


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コメント
最後に「ありがとう」って言えた…6話の花屋が帰った後に言った「ありがとう」はカウントしないのかな?
【2012/08/20 00:18】 | けー #- | [edit]
こんにちはーコメントありがとうございます。
はい、思いきり言ってましたね^^;
読み終わった後、しばらくしてから特に読み返さず勢いでそれっぽく書き上げた内容なので、
そういった誤りをご指摘いただけると助かります<(_ _)>

というわけで、件の一文は無かったことにするという事で。
こちらの方で修正という形にいたします。
本文を訂正するとコメント内容がどこを指すのかわからなくなりそうですので。

ありがとうございました<(_ _)>
【2012/08/20 02:33】 | がっち #- | [edit]
花屋に言ったありがとうと剣藤に言ったありがとうは意味が違うと思う
空々君はあくまで剣藤さんにありがとうを言わないっていう線引きをしていたわけで、その空々君が剣藤さんにありがとうを言ったことに意味があるんじゃないかな
【2017/12/09 13:17】 | 通りすがりの殺人鬼 #- | [edit]
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