
大分時間が経過しましたが、さる5月14日の事でした。
熊本地震における震災地へのボランティア活動に参加してきました。
公的団体での参加というよりは、有志が集まっての行動だったので、
先方にどの程度理解を得られていたのか、正直良く分かってませんが、
これも自分に出来る事の1つであろうと、急遽参加を決めまして。
その時のお話になります。
使用している写真には個人の顔も映っていて迷いましたが、
既に大多数の方へ向けて公表されているモノなので、
ここでの使用による影響力の変化はほぼないだろうという、
個人的判断によって上げております、悪しからずご了承をば。
要するに写真前列中央の白いノースリーブの服を着た女性、
ダレノガレ明美さんがご自身のツイッターで公開しているので、
そういう判断をした次第でございます。
それでは宜しければ続きからご覧下さい。

早朝6時前には集合して、熊本は宇土市へ向けて出発いたしました。
この日は総勢10名(+現地で数名合流)という陣容。
ミニマイクロバスの後方座席半分くらいのスペースに支援物資を積み、
かなりの積載重量で運転しづらい車両を先輩に運転して貰いながら、
ゆっくりと3時間くらいで最初の目的地へ到着いたしました。
ボランティアで赴いているのでロクに写真なんて撮影していませんが、
道中、バスの中から見る景色の中にはブルーシートの青が目立ちます。
外見的な被害だけでなく、当然屋内にも被害があるでしょう。
改めて震災の凄さを思い知る次第です。



宇土市の保健センターでしたかね、そこで最初の作業に入ります。
本日は被災者へ直接届けるものではなくて、
被災地復興に尽力していらっしゃる公的機関関係者への弁当作り。
内容的には若干「?」が浮かびますが、意味のある作業です。
メニューは私達の地元の特産物を活かしたスペシャル丼。
器に盛り付けたご飯に、炒めたもやしを乗せ、
味付けした黒豚を3枚、更にさつまあげを2つ、
仕上げに桜漬を添えて完成する、特製の丼ものとなっております。
その材料、器から何から全て地元の業者様からの寄付品。
私の担当は肉をひたすら数百枚焼く係でした。
途中からモデルのダレノガレ明美さんも合流して一緒に作業。
有名人が自分の隣で作業しているのって不思議な感覚ですが、
意外とミーハー根性って湧きあがらないものです。
被災地ボランティアに来ているので当たり前といえば当たり前。

調理した内の50食は体育館にて仮運営されている、
宇土市役所の職員の方々への差し入れとなりました。
そちらでも、折角だからと市長の計らいで記念撮影。
市役所職員だけでも良かった気がするのですが、
何故か私達も普通に入れて貰いました、ありがとうございます。
見積りの甘さか、予定外の出動があったのか、
若干数に不足が出て応急的な処置もありましたが、
多少なりとも元気を出していただくきっかけになったでしょうか。
ご自身の家庭の事をさて置いて、地域住民の為に尽力する、
市長をはじめ市役所の職員の方々の姿勢には敬意を覚えます。

途中、次に向かう避難所にいらっしゃる方々へ届けるべく、
ダレノガレ明美さんがアイスを300人分購入されました。
その時に併せて私達、当日同道していた面々にも振る舞って頂き、
久し振りのハーゲンダッツに元気を貰った次第です。
まぁ私達の事はいいんですが、最初からそのつもりだったんでしょう。
ダレノガレ明美さんの車列には冷凍車がありましたからね。
何故そんな車種があるのか疑問でしたが、ここでそれも解決。
流石にそれだけ大量のアイスを買う光景は衆目を集めていました。
意外と皆、気付かないものですけどね、ご本人の正体には。

写真では正直全然伝わらないのですが、
道路の歪みや崩落等もかなりの規模でした。
益城町は報道でも再三言われている様に、
特に被害は酷く、ただその中でも粛々と復興は始まっています。
その速度が遅いか速いか、今後どう加速させるか、課題は山積み。
完全復興は何年先になるんでしょうか。
避難所での生活が1日も早く終わる様に願うばかりです。
勿論、出来る事をした上で、ですけれども。



午後は南阿蘇村にやってまいりました。
こちらでは支援物資を届けるのが主な任務だったのですが、
宇土市からだとかなりの時間がかかりましたね。
途中の道路事情もあり、3時間程度かかったでしょうか。
庁舎に隣接している体育館へと物資を運んできましたが、
事前に聞いていた情報に多少の齟齬があったらしく、
結果として物資受け入れ場所はここではありませんでした。
それはそれとして、特に避難所の子供達へ慰安訪問。
子供達が浮かべる笑顔に、何よりも救われた気がします。
ちなみに写真はダレノガレ明美さんの慰安風景ですが、
さりげに私も映っていますよ、前出の集合写真にも勿論いますが。
でっていう。
また5月25日にも熊本へ1日ボランティアに行ってまいります。
この日の体験を活かして、また少しでもより良い活動が出来る様、
力を尽くしてまいります、寝坊しない様にしないとですが。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>