























果たしてこれを視聴する視聴者層の誰が喜ぶのか、
いや私は大喜びですが、三人娘の入浴シーンから開始です。
乙女ゲームの主人公って、基本的に貧乳な気がするんですが、何故でしょう。
二次元特有の爆乳がいなくて現実的なラインだから、小さく見えるだけかな。
これが逆の立場だったら、男性主人公が短小ばかりって事になるので、
そう考えるともっと女性主人公も巨乳な子が多くていいと思うんですが。
こはるは駆の事で、七海は暁人の事で、深琴は朔也の事で溜め息の連続。
そんな悩める少女達に仕切りの向こうの一月からもたらされたあみだくじ。
それは例の学芸会での配役の抽選でした。
暗い雰囲気を馬鹿やって吹き飛ばせ。
















夢か、現か。
気が付けばこはる、深琴、七海の3人は、
あみたくじで決まった通りの衣装姿で怪しい森の中にいました。
それぞれ白雪姫、シンデレラ、赤ずきんかな。
一月の特異能力により、夢の中に囚われた3人のお姫様は、
夢の世界から脱出する為にそれぞれの大切な人を探し出す冒険に出かけます。
まぁ割と配役は適材適所感がありますが、そうか、七海は赤ずきんか。
完全に狼を殺せる系の赤ずきんだコレ。

















まずは白雪姫のこはるから。
王子様役の正宗が出現して、こはるに求婚し、城へと連行しようとします。
完全に一月の面白い様に性格が書き換えられてますね、哀れなり。
続いて赤ずきんの七海。
原作通りに悪い狼を退治しようとする逞しい赤ずきんの前に、
狼よりも危険な猟師役のロンとお婆ちゃん役の平士が現れますが、
腕に覚えがある赤ずきんは助力を断り、単身狼に挑戦する道を選びます。
そしてシンデレラの深琴。
彼女は人型を取り戻した一月にエスコートされて暗い森を進みます。
さしずめ、一月が魔女役といったところでしょうか。
着飾った一月の格好良さに意表を突かれたのか、
さしたる抵抗もなく手を取られて惚ける深琴にチョロイン疑惑が発生します。
これだからツンデレは。



























7人の小人ならぬ、7匹のヒヨコさん。
その中の1匹が千里か、かたや王子様の正宗と大違いですね、
しかもヒヨコさんになっても結局不遇な身の上は変わらないらしく、
心優しい白雪姫こはるに連れられて、一行は、さて何処へ行くのやら。
そして殺る気満々で失踪する赤ずきん七海は、
夢の中ですら現実を受け入れず尖る狼少年、暁人と遭遇。
そのケモナー歓喜の出で立ちに乙女心を刺激された七海は、
どうせ夢の中だからいいよね、と自分を納得させて、狼に襲い掛かります。
その肉食系の行動に驚き逃げ出す狼少年、恐るべしケモナーの底力。
さらに月夜を歩くシンデレラ深琴は一月にエスコートされていい雰囲気。
まぁようやく騙されている事に気づいた深琴が一月を追い払い、
そのどさくさでガラスの靴が行方不明になり、更にぼっちになりました。
果たして、この先深琴の前に現れるのは朔也か、夏彦か。
他の子はさておいて、この子が一番心配です。













交差する運命の道。
小人改めヒヨコさんの家に連れてこられたこはるの所へ七海が現れ、
狼を見つけて一目散に追いかけていきます。
完全に狩る側と狩られる側が逆転している恐ろしい世界。
しかもこの世界の狼はお婆ちゃんを食べたわけでもないので完全に無実です。
その二人の仲睦まじい様子にこはるが呆気にとられていると、
今度は深琴が顔を出して、無くしたガラスの靴の行方を訊いてきます。
現場を探さず、こんな離れた小屋で聞き込みをして、何の意味があるのか。
行動力にあふれた仲間達の様子に、ほたるも感心しきり。

















再び場面は切り替わって、狼を付け狙う赤ずきんから。
幼少期、何も分からず言われるがままに千里の記憶を改竄し、
暁人との兄弟の絆を壊してしまった咎を思い出し、自省する七海。
そこへ現れたのはいつの間に狼少年を廃業したのか、マジトーンの暁人。
七海の罪を責め立て、命を以て贖う様にのしかかってきますが、
さて、これを助けるのは役立たずの猟師か、それとも。
そして他の子に負けず劣らずアグレッシブな白雪姫は、
自分に毒林檎を渡してくる魔女を探しに率先して行動を起こします。
とっとと魔女を探し出して毒林檎を貰って食べれば、王子様に会える筈だと、
恐ろしいまでの積極性で見つけ出した魔女はやはり駆でした。
厳密には魔女の持つ毒林檎役という、かなりシュールな配役ですが、
自虐に走る駆は自分の役どころに謎の納得と共感を覚えている模様。
夢の中まできて、面倒くさい性格。
































「僕は、一番大切な女の子を守って死ぬ」
そう幼い頃に秘密を打ち明けてくれた幼馴染がガラスの靴を持つ王子様。
舞踏会まで辿り着いた深琴は、初めて素直な気持ちで朔也を求めます。
まぁ、実際にはそれは一月が映し出した、深琴の願望らしいですが、
ともあれ、夏彦が変な茶々を入れる展開にならなくて本当に良かった。
ただ、その光景を傍から見ている朔也の認識はまた違うのは当然で、
うーん、一月の余計な気遣いが嵐を巻き起こしそうな予感。
ともあれ大切な人をきちんと見つける事が出来た深琴は、
三人娘の中で脱出一番乗りを達成します。
そして狼少年に助けられた七海もまた、目を覚まします。
その夢の終わり際、自分の都合の良い展開に自嘲する七海に、
狼少年は、俺は俺の意思で行動している、という旨の言葉を残して退場。
それは非常に素敵な言葉で七海は救われたんでしょうが、
逆に言えば先程一月と深琴の抱擁を目撃した朔也も夢の存在じゃなくなるので、
余計に今後の現実生活に不安を残して私は気が気でありません。














さぁ、最後の一人、こはる。
こちらは他の二人と違って心に後ろめたい想いとか過去がないので、
割かし素直に言葉を届けて、口付けまで滞りなく進みました。
いいですねぇ、順調に階段を上っている達成感があって。
次回は夏彦が再び襲撃してきますし、深琴陣営は戦々恐々ですよ。
今度こそ内通者が誰だか判明するのか、それは一月か、正宗か。
まぁ兎に角、心を強く持って生きて、朔也。

ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>