
結局前回は眷属のわんこが突撃してきただけで月浪兄弟の姿はなく、
気が付けばもう最終話直前というクライマックスモード。
吸血鬼の力が一番弱まる夜に、狼の遠吠えが鳴り響く。
とはいえ、あんな見た目が貧相なわんこにやられるとは、
夜の世界の勢力図というのも中々良く分かりませんね。
ナイト・ウォーカーとしては吸血鬼はかなり高位な印象ですが、
この世界では思った程でもないのかもしれません。
ともあれ、逆巻vs無神という構図から吸血鬼vsわんこへと変わるのか、
落としどころが何処になるのか、期待です。
それでは宜しければ続きからご覧ください。










アズサが命からがら逃げだしてきた風な装いだったので、
てっきり他の兄弟もソレ相応の深手を負っているのかと思っていたら、
どうやら長兄のルキ以外は殆ど怪我もなく、元気な様子。
唯一、アズサを庇ったルキだけは割と重傷っぽい雰囲気ですが、
回想で見る限りはわんこが飛びかかってきてから正面に入り込んでますよね。
その圧倒的なスピード差を演出出来る程の身体能力がありながら、
何故その牙は避けずに無防備に食らったのか、理解に苦しみます。
きっと大人の事情があったんでしょうね、台本通りに動くのが役者ですし。

















ショタ無神兄弟の可愛さは異常。
ショタ逆巻兄弟の可愛さも中々の破壊力がありましたが、
こちらは4人仲睦まじく、しかも現在に至るまで関係が壊れず継続してて。
素直な少年時代の輝きが眩くて見ていて非常に癒されます。
1人で突っ走り、ユイちゃんを勝手に帰宅させた事に反発してたとはいえ、
こうして口々にルキを心配してる辺り、絆の深さは本物。
まぁその割には誰も看病せずに、敵の侵入に警戒もせずに
1人ベッドにルキを放置しているのは如何かと思いますがね。
前回、思いっきり不意を突かれて奇襲うけたのに。





ユイちゃんも2つの屋敷を往復して忙しい事で。
それにしても未だに無神兄弟が自分達の屋敷に居座ってるという事は、
襲ってきた月浪の眷属は全部撃退したって事ですよね、重傷も負わずに。
その割にルキはあんな体たらくにいるという事は、
戦闘能力に関して、コウやユーマに比べてルキは貧弱なのでしょう。
アズサも微妙なところですが、初撃は不意を突かれたという事で。
そんな弱々しいルキですが、心配するユイちゃんに対してはあくまで強気。
かと思いきや、突然イジけた様な泣き言を口にしだして、
終いには開き直ったかの様に自虐に走る痛々しい無神の長兄。
というか無神兄弟がボロ負けしたのは月食云々のせいかと思ってたのに、
思いっきり月光が差し込んでるって事は、素で負けたのか。
これはいよいよもって衰退が顕著になってきて辛いところです。










そんな弱り切った心に差し込む、月の光とユイちゃんの言葉。
今までの流れが何だったのかと思うくらいに、
ここで唐突に恋愛ゲームっぽい雰囲気が始まります。
そういえば原作は恋愛ゲームでしたっけ、初めて思い出しましたけど。
ユイちゃんも散々嬲られたのに相変わらず恍けた事で。
でもその根拠不明の慈愛がルキの心を解かし、篭絡して。
吸血鬼が本気の愛おしさと共に及ぶ吸血行為は、
対象に全く痛みを与えないのでしょうか、ユイちゃん全然嫌がってないし。
それとも破瓜の痛みの様に、幸せな痛みとして心に刻まれるのか。

「滅亡という名の」「粛裁の始まりだ」
何にしてもこれで無神兄弟との関係はなし崩し的に纏められて、
後は無神兄弟と逆巻兄弟の間の関係性と、
第3勢力で勝手に大暴れしている月浪兄弟の処遇をどうするかだけです。
最終話、どうなるんでしょうね。
無神兄弟からのビデオレターが果たして届くのか。
第1期の最後ではアレのお蔭で世間が大騒ぎになりましたから。
是非とも今回も素敵な演出を期待しております。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>