
久し振りの記事になってしまって非常に申し訳ないところです。
これも年末仕様という事でご容赦ください。
取り急ぎは話の流れを思い出すところから始めるわけですが、
確かユイちゃんが逆巻家に戻ってきて、
逆巻兄弟が家族会議をして、無神兄弟が覚悟を決めて、
何かそんな感じでしたかね、もうお話も終盤ですし。
さて、終わるまでに一回はカナトにまともな出番がありますように。
それでは宜しければ続きからご覧ください。





「吸われてる時のアンタの顔、誘ってるみたいだな」
全くもってその通りとしか言いようがない感想と共に、
開幕いきなり血を吸われている我らがユイちゃん。
はて、こんな終わり方でしたっけ前回、全然覚えていませんが。
ともあれこれで逆巻家にも順調に血を吸われ続け、
後、吸われてないのはカナトくらいのものですよね。
ここのシーンはシュウの容赦ない言葉攻めが冴え渡ります。
こんな台詞と表情が出せるキャラだったんですね、
普段の要介護系の雰囲気からは中々想像出来ない気持ちよさ。
流石はトップクラスの人気を誇る長兄様でございます。









逆巻家に連れ戻されたユイちゃんが逆巻兄弟に仲良く吸われている頃、
“イヴ”を失った無神屋敷では連日のお通夜状態。
ユイちゃんがいない事も当然問題視はしていますが、
ルキの変調を心配する声が共通しているのは感動ものです。
他の作品ならいざ知らず、この作品でこんな家族愛を見る事になろうとは。
逆巻家では絶対にあり得ない素直な愛情表現に視聴者が戸惑います。
いや、本当に普通の兄弟愛程度なんですけれども、
比較対象が逆巻兄弟なだけで物凄く素晴らしく見える罠。
しかし、そんな素晴らしい彼らには想定外の月浪の魔の手が。
さぁ、唐突ながらも物語が終幕に向けて大きく動き出しましたよ。









「裏切り者・・・」
意外とあっさりその瞬間は訪れましたね。
というわけで逆巻兄弟はおろか、無神兄弟と併せた10人の内、
大トリを務めますは最凶最悪のメンヘラ吸血鬼、逆巻カナト。
いつもの如く、自己中心的な暴君理論でユイちゃんを責め立て、
彼女のありもしない不貞の罪をでっち上げて怒りをぶつけます。
この、ユイちゃんの心底怯えている表情がまた格別の味です。
吸血とか関係なくこの表情を引き出せるのはカナトならでは。
まぁ、でも結局は血を吸うんですけどね。
「僕に血を吸われるのが一番いいだろう」と訊く姿がまた子供くさいですが、
それでこそ我らの愛すべき逆巻カナトでございます。












「一緒にいてくれないなら、君を殺せばいいのかな?」
ユイちゃんを取り戻して、満足そうなカナトの時間を邪魔したのは、
無神屋敷から何とか逃げ出して急報を告げるアズサの姿。
ここに逆巻家と無神家、両家の不思議ちゃん同士が顔を合わせ。
ただまぁ、カナトもアアズサもユイちゃんしか見てないので、
全てのしわ寄せはユイちゃんに帰結してしまうというのが辛いところ。
これもヒロインの運命でしょうね、自分を選ばない様子のユイちゃんに、
織田信長精神を発揮して心機一転、殺してしまおうとするカナト。
ユイちゃんが危機的状況なんだから直接的な妨害行動を取ればいいのに、
何故かそれを見たアズサは冷静な足取りでテディの火葬を敢行。
予め知っていたんですね、カナトの習性というか特徴を。
お蔭で甚大な精神的ダメージを受けたカナトは暖炉の前で泣き叫ぶのみ。
吸血鬼の身体能力なら回収も簡単に思えますけれども、
やっぱり火は吸血鬼の弱点なんでしょうかねぇ。

「ふふ、全部飲み干してあげます・・・」
この表情、この声、やはりカナトは素晴らしい逸材です。
まぁこれで殆ど出番は終わりなんでしょうけれども、
テディをアズサに焼却された事で終盤にワンチャンの可能性が。
もしくはメンタルダウンしてこのまま棺桶直行もあり得ますけれど、
出来ればもう一回くらいは元気な姿のカナトが見られますように。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>