
覚醒したところで中座して肩透かしを食らわせてくれた“緑の王”比水流。
安心してください、今回はちゃんと彼の真価をお見せしますよ。
一応作戦としては“白銀”“赤”“青”と3人の王権者が迎え撃つはずですが、
予告を見る限りではアンナと一騎打ちをしている風だったのはどういう事か。
3人がかりでも勝てないとされる相手に、新米幼女王権者がどう戦うか。
そして比水の活動限界時間とはいったいどの程度なのか、
それに対するお互いの対策とはどういうものなのか、見どころは沢山。
それでは宜しければ続きからご覧ください。































紫を狙い通りに追い込み、“青の王”と猿比古を除いた、
“赤”と“青”の混成主力部隊で取り囲んだ迎撃組。
流石にここまで戦力を集中されれば紫もどうしようもないのでしょうが、
問題は元気いっぱい溌剌として現場に向かっている“緑の王”比水流。
あらかたのシャッター等は紫が潰してあるとはいえ、
地上75階までくるのは相当に時間がかかる作業だったでしょうに。
せめて70階くらいまで通常状態で上ってきてから覚醒すればいいものを、
何故これみよがしに1階から全速力で駆け上がってきたのやら。
というかこんな状態でエレベーターとか使えるわけがないのに、
どうやって比水は75階まで上ってくるんでしょう。
エレベーターシャフトを垂直に駆け上ってでもくるのかな。
兎に角これにて紫とスクナはお役御免みたいです。
貴方達、本当に先遣隊として戦った意味あったのかしらね。



















軽く10年以上は王権者生活を送っているらしい“緑の王”比水流。
そんな現状最強の王権者の侵攻を受けて、迎撃組も対応開始。
結局スクナと紫が切り開いた進撃ルートは猿比古によって封じられ、
最奥のドレスデン石盤を守護する“青の王”宗像礼司を総大将に、
“赤の王”櫛名アンナと“白銀の王”伊佐那社が防波堤となり迎えます。
攻撃はアンナ、防御は社、それ以外のクランズマンは支援。
若干の齟齬は見受けられますが、そこは宗像の死亡フラグという事で。
兎に角律儀に順路通りに隔壁をぶち抜いて急速度で駆け上がる比水。
予想以上の相手の進撃スピードに違和感を感じる社ですが、
そんな事よりも早く現場にいけ、アンナがヤバいんだから。


























というわけでのんびり屋の“白銀の王”抜きで戦闘を開始した王権者達。
あれだけ落ち着いてゆっくりと言葉を紡いでいた面影は微塵もなく、
まるで人格が切り替わったかのように一言もなく襲い掛かる比水。
その圧倒的な破壊力と速度にクランズマン達は一蹴され、
結局は王権者同士の一騎打ちとなりました、まぁこの辺りは予想通り。
それにしても“雷光”とも言える比水の速度にアンナが追い縋れるとは、
比水が遊んでいるのか、アンナの翼が予想以上に速いのか。
でも2人きりになってからは比水もいつも通りに饒舌に戻りましたね。
互いの譲れないものが交わらない以上、力づくで止めるしかなし。
ていうか今更ですが、先程の淡島さんのお尻の置物感は半端ない。
















“雷獣”と化した力はアンナを圧倒し、比水は追撃を退けて最奥の部屋へ。
が、そこで立ちはだかる最後の砦、宗像のカウンターが綺麗に炸裂。
吹っ飛ばされた比水はようやくその足を止め、戦いは一旦休止となります。
さっきのアンナと比水の戦いの時から傍観していた社も、
ここで比水の電池切れを確認してから偉そうに登場。
見方によってはアンナと宗像を信頼していたとも言えますが、
前衛でアンナと役割分担して防御担当するんじゃなかったのかよ。
しかも結局話は宗像と比水、時々ネコで進行しているので、
社は最初から最後までこの迎撃戦で存在感がないです・・・主人公・・・。


















電池切れの割にはダモクレスの剣はまだ顕現したままなんだなぁ、
何らかの方法で比水が再始動するのかと思っていたら、
実は比水はあくまでも陽動、地ならし係でしかなく、
本命は遅れてやってきた“イワさん”改め磐舟天鶏。
天上に輝くのはあり得ない筈の5本目のダモクレスの剣。
その主は第六王権者“灰色の王”磐舟天鶏その人でございました、
というのが今回の御柱タワー襲撃事件のオチという恰好。
亡くなった“黄金の王”と、代替わりしたのか不明な“無色の王”を除く、
5人の王権者が一堂に会すとは良い中盤の盛り上がり。
問題はここからどうなるか、ここで石盤奪われるとややこしくなりますが。
それにしても女性の王権者って珍しいものなんですね。
こうしてみるとアンナは本当に希少価値、色々な意味で。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>