
アーナスとリュリーティスの百合展開、ロイドと有角教授の魂の双子、
そこに支配人とクリストフォロスが加わる男女6人物語。
現状では上記以外のCPの可能性なんて欠片も見えてきませんが、
個人的嗜好で言うとアーナスとクリスの絡みというのが興味あります。
別に物理的、肉体的な絡みではなくてですね、当然の話ですが。
というか果たしてこの作品の薄い本を描こうなんて奇特な方がいるのかしら。
男性向けとして土台にしやすい設定はいくらでも転がっていますから、
二次創作は割と作りやすいですが、需要的にはどうなんじゃろ。
今後の展開次第ですが、個人的にはゲームでの絡みだけで十分そうかな。
後はクリスがどれだけアーナス達に絡む様になるか次第。
期待しておく他ございません。
それでは宜しければ続きからご覧ください。



第3章から第4章へと繋がる幕間。
リュリーティスとの冷戦は継続中でも大して堪えていない様子のKYなアーナスは、
仲直りの方法を探る労力なんて全く考慮せずに支配人からの依頼に着手。
「既に終わった話」と言いながらも依頼してくるあたり未練ありまくりの依頼内容は、
10年前に発生した貴族令嬢の失踪事件の真相究明。
“石の手”という捜査資料も穏やかな名称ではありませんが、
寧ろアーナスが問題視しているのは一緒に紛れていたクリスの仮面の方。
支配人の話を聞いていてもいまいち要領を得ないので、手っ取り早くクリスを捕まえて、
知っている情報を吐かせようとアーナスはルースワール歌劇場へ突進。
有角教授やロイドもそれぞれ自説を展開していますが、真相はどうなのやら。
こういう場合はどちらも外れ、もしくはどちらも当たりかしら。


ちなみに従魔の面々もそれぞれ言葉や表現は違いますが、
アーナスとリュリーティスの仲違いに心を痛めているらしく、
出撃の合間に、口々に早く仲直りする様に提案してきます。
というか主人であるアーナスは兎も角として、リュリーティスも結構従魔から人気。
もしかしたら主人であるアーナスの無意識的な心情が影響しているのかもですが、
今はお互いに意地を張りあっている感じなので、仲直りは先の話かなぁ。
結局根本にある“聖女”の務めを巡る問題が解消されない事には、
お互いの主張が交わる事がなくて話が前に進みっこないですもんねー。
人間関係とは難しいもの。
個人的にはウッドゴレムに癒されて、マインボマーに笑わされました。


前回遭遇して、結局妖魔への裏切りがバレて逃走したクリストフォロスですが、
その姿を追い求めてルースワール歌劇場へ来たものの、
出会ったのは何故か、邪妖がうろつく劇場内で悠々と佇む有角教授やロイド。
有角教授は変態ですけど流石に教授だけあって、研究内容は真面目なので、
こういうやり取りの中だとアーナスがお馬鹿化して可愛いです。
ロイドの方は単なる火事場泥棒の報告なのでスルーで問題なし。
到着した交易品の受け渡しをしてくれるのはありがたいんですが、
わざわざ火事場泥棒先に持ってきてる準備の良さは若干気持ち悪い・・・・・・。
ついでに有角教授の邪妖観察も継続中。


クリストフォロスを追い求めて、例の黒猫の導きに従いアステア下水道へ。
変態メガネーズは周囲で邪妖がどれだけ蠢いていようが通常営業。
良くもまぁ良い歳した大人がこうも同レベルで言い争いが出来るものです。
そこだけは本当に感心します、実の兄弟よりも兄弟らしい2人。
そういえばどちらかが偽者だって話も結局有耶無耶ですが、真相はどうなんだか。
そもそも何故教皇庁が“協力者”の情報を教えないのか意味不明で。
誰に対しての情報漏えいを恐れているのやら、それとも単に話自体が嘘なだけか。
事ここに至るとその可能性の方が高いですよね、
まぁ真相が公開される時はそれ相応の衝撃的な展開を期待するところです。
両方とも敵、とか。

襲われているところを助太刀に入り、ようやくクリスと合流。
かと思ったら襲われた時に仮面を破損したらしく、いつもの腹話術が出来ず、
ここで初めて、素の状態のクリストフォロスとの会話を楽しめます。
今までは高い声が元の人格で、低い声が仮面の人格だと思っていたら、
実はどちらも仮面の人格で、本来の人格は裏に隠れていたでゴザルの巻。
純潔の妖魔といえど、割と普通の女の子な感じが出てて可愛らしい事です。
自分の性格が嫌いなのか、声が嫌いなのか、容姿が嫌いなのか。
自己コンプレックスな女の子を前向きに調教していく物語、美味しいです。
いや、どう転ぶかなんて前文で言っている通り分かりませんけどね。



クリスから教えて貰った隠し部屋にて、事件の手がかりを探るべく捜査開始するも、
結局有益な情報は得られず、仮面の修復を終えて駆け付けたクリスから、
事件の真相を懇切丁寧に説明されて何もしない内に依頼を解決する流れ。
先程、襲われていたところを助けてあげた御礼のつもりなのでしょうか、
純潔の妖魔のくせに義理堅い事です・・・寧ろ、だからこそ、なのかもですが。
その後、ホテルに帰って報告を済ませると、支配人から珍しく感情的な説諭。
支配人の素性というのが少し垣間見えて、好感度も上がったかな。
この人に、この人生あり。
支配人もそうですし、失踪の果てに石化した令嬢もまた然り。
果たしてアーナスとリュリーティスはどの様な結末を迎えるのか、
また1つ考えさせられる物語が提供されて、今後の2人への注目度も上がります。


そういえば夢の中のリュリーティスは、夢の中のアーナスの衣装にツッコミませんね。
内心で興奮してたりすると、見ているこちらとしても大変テンション上がるのですが。
でも夢の中だと嘘は付けないから、その場合はもっと態度に出るか。
にしても初めて見た時はアレでしたが、こんな恰好も気付けば慣れてしまってます。
改めて冷静に視姦してみると酷いなんてレベルじゃないのに、人間って凄い。
で、まぁ早速本日体験した、令嬢失踪事件から学んだ教訓について吟味。
とはいえ感情を理性で抑えるのは簡単ではなく、想いの強さ故に苦しむアーナス。
そんな彼女にリュリーティスも何も言えず、こちらも苦悩は深まるばかり。
何処までいっても明るい未来が見えない2人の旅路は、今後も苦難の道。
物語もあとどのくらい続くんでしょうねぇ、そろそろ引っ張るのも限界じゃないかしら。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>