
実に一週間と30分くらい空中散歩を楽しんでいた“白銀の王”の帰還。
重力の軛からは皆等しく逃げられない筈なのに、それを覆すとは中々やりおる。
というわけで劇場版からこっち、狗朗とネコが探し求め続けた本作の主人公、
伊佐那社が今回から遂に登場となりますよ。
ついでに紫なんかも出てきて相変わらず狗朗大好きでじゃれてきて、
主要キャストが大体舞台の上に上がる、ある意味“始まり”ともいえる第3話。
全13話なのでまだまだこれからが本番・本編ですよ。
それでは宜しければ続きからご覧ください。














高橋名人に喧嘩を売るかの如き格言の扱い方。
緑のクランズマンの幹部、五條スクナは想像以上に薄汚れた部屋で暮らしてるのか。
そこにオウムのコトサカや御芍神紫といった他の幹部の面々も顔を揃えて、
自分達の思惑通りに事が運んでいる現状を言祝ぎます。
鏡台の裏に貼ってある「お触り禁止」の貼り紙がジワジワくる。
家事全般を任されているのか、お掃除中のもう1人の緑のクランズマン、
磐舟天鶏も加わって3人と1匹で非常に庶民的な生活に従事している模様です。
こう見ると緑のクランにはお金が余りないんですかね、可哀想に。
“jungle”がクラン構成に使用しているアプリで課金アイテムを販売すれば、
いくらでもお金が貯まるでしょうに、それをしない理由もあるんでしょうけど。
でもまぁ、3DS持ってるくらいだから困窮はしていないか。
そして最後に出てきたのは誰あろう、第五王権者“緑の王”比水流その人。
予想と違って非常に地味ィーな男性だなぁというのが正直な印象でゴワス。


















アル厨とゲーム厨と化粧厨。
他に負けず劣らず緑のクランも中々個性的な面々が揃ったものです。
オリジナルアプリを利用して無作為に勢力図を広げ、クランを形成している癖に、
その幹部には統一性が全くないってのも皮肉っぽくて面白い話。
そんな緑のクランの主たる、比水から紫へと下された指令は「白銀の排除」。
「狗朗は殺していいが、ネコは生け捕りにして連れて来い」という比水は、
ネコを“アメノミヤビ”と呼び、自分の同胞だと告げますが、まだ意味は不明。
去り際に紫が比水の事を何か妙な呼び方をしましたが、それも聴きとれず。
ともあれ、出撃する狗朗の兄弟子にスクナのおまけまでついて、
今回はまずは“白銀”vs“緑”という構図が浮かび上がります。
しかしスクナはファミコンゲームまでいけちゃうクチか、現代っ子の割にはやるヤツだ。



























白銀のクランのアジトはいつの間にやら“和”を感じさせるモノで溢れまくり。
トーテムポールとか荒鮭とかは絶対に違うと思うのですが、
他ならぬクランズマンがそういうなら、そうなのかもしれませんね。
そして妙にリアルさが激しい魚の描きこみっぷりは、最初実写かと思ったレベル。
やはり和食は落ち着きます、それもきっと社を意識してのメニュー。
一方“吠舞羅”では“jungle”への対応に追われてメンバーは疲弊気味との事。
草薙が“jungle”のアプリに探りを入れて美咲達が賞金首扱いされている事を知りますが、
ここでの問題は美咲が猿比古よりもポイント低いと知ってしまった事実の方。
まぁ、草薙が言う通りなんでしょうね、実際の査定理由としては。
美咲どんまい。
ついでアンナからの頼まれ物で、ネコのパンツを返しに学園島までいく事に。
美咲どんまい。
だからネコはパンツ穿いてなかったのね、納得ですわ。























運命に導かれる様に学園島に集う盤上の駒達。
“白銀”からは狗朗とネコ、“jungle”からは紫とスクナ、“吠舞羅”からは美咲。
そしてついでに“セプター4”からは猿比古と、4色のクランズマンが勢揃い。
紫は狗朗しか眼中にないのでスクナは暇潰しに美咲&猿比古に喧嘩売ります。
今更スクナ達幹部がポイントを稼いで何の意味があるのか謎ですが、
格好いい諸刃のビームサイズを担いでいざ尋常に勝負開始。
狗朗とネコも第二期で初登場の菊理と言葉を交わした後、
紫からのラブレターを受け取り召喚される流れ。
ていうか紫、わざわざこんな可愛い便箋を用意してあるとは芸の細かい事で。
オネェはこういうところのセンスが抜群というのはよくある話。
ちなみにパンチラはありませんでした、残念です。






















































ここではネコも普通にパンツ穿いてますね、美咲の苦労とは一体何だったのか。
劇場版を彷彿とさせる様に激しく切り結ぶ狗朗と紫はやはり狗朗が劣勢。
それでも「社が帰る場所を穢させない」と意気上がる狗朗の剣は、
劇場版で紫に馬鹿にされた時よりかはマシになっているのかな。
ネコの加勢も何するものぞ、淡島とも互角の狗朗を全く寄せ付けない紫は、
もしかしたら王権者に及ぶくらいの実力と評して差し支えないレベルなのかも。
スクナはスクナで、美咲と猿比古を相手に笑みを崩しませんし、
クランズマン同士の力の比較でいえば“jungle”は少数精鋭の気質あり。
同じく少数精鋭であった筈の“白銀”は“緑”の前にあわや壊滅の危機でしたが、
それを覆したのは約40分もの空中落下を経てやってきた我らが主人公。
これで全ての重要人物が盤上に出揃い、今後の展開の激化を予想させます。
“緑の王”も嬉しそうで何より。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>