
“7人目”は一体誰なのか。
それを暴き出す為に集まった7人がお互いの話を語り合った結果、
最有力容疑者として挙げられたのは地上最強の男、アドレット。
搦め手ばかりで決定力に欠けるので、実は真っ当な戦闘能力としては最弱っぽい、
そんな主人公がこの危機的な状況をどのようにして引っくり返して、
そして真犯人を暴いていくのか、それとも本当にアドレットが“7人目”なのか。
めくるめく魅惑の犯人捜し、本格的に始まり始まり。
それでは宜しければ続きからご覧ください。





















ハンスのにより、最有力容疑者となったアドレット。
「神殿に入れたのがアドレットだけなら、アドレットが犯人である」という論は正論過ぎる正論で、
それを崩す為には「彼以外の人間が神殿に入れる経路がある」事を証明しないといけません。
ちょっと日本語がアレですが、兎も角必死に自分以外に犯人がいる可能性を示そうと、
思いついたことを片っ端から論じるアドレットですが、そんな苦し紛れも、
モーラやフレミー達に冷静に潰され、ハンスやチャモは殺る気満々でにじり寄る恐怖。
しかしそれを止めたのもやはり場を取り仕切るモーラの一声でした。
そしてナッシェタニアもまた、こちらは完全に感情論に見えますが、同じく場の雰囲気を制止。
あれだけ短い道中で、ここまでの信頼を寄せるとはチョロインというべきですが、
それも裏があるのかなぁ、うーん。


















ナッシェタニアの矛先はフレミーへと向きますが、当の本人は何処吹く風。
まぁこの程度でデレられても困ります、フレミーには寧ろ分かりやすいデレなんて不要ですし。
で、そんな外野の雑音をどう捉えているのか、引き続き悪あがきを続けるアドレットに、
容赦なく現状を突き付け、皆の判断を仰ぐハンスとモーラ。
反論の余地を許さない分かりやすい論陣にナッシェタニアすら庇いきれる限界を超え、
しかし問答無用をよしとはせず、前述の通りにこの場の全員の判断を仰ぎ決を採ります。
ハンスは即時抹殺、ナッシェタニアは感情的処遇保留、ゴルドフは消極的な意見保留、
チャモは即時拷問、モーラは理性的処遇保留、フレミーは判断放棄という流れ。
ナッシェタニアから理不尽な八つ当たりをされたゴルドフ可哀想に。
こう見えてまだ16歳なんだから、あんまり苛めないであげましょう、





























愛する主君から精神的な虐待を受けて、思春期の複雑な純情は変な方向に暴走。
それを契機にハンスも動き、更にそれを受けてアドレットも抗戦の構え。
脱出の為の人質に何故フレミーを選んだのか、先程の意見陳述の結果なのか、
ともあれ、針毒で昏睡させたフレミーの命を盾に脱出路をこじ開け、
その中でも一悶着あり、ハンスの投擲で重傷を負いながらもアドレットは何とか離脱。
しかしこれで完全にフレミー以外の5人を敵に回し、これから獣狩りが始まります。
果たしてこの状況下で、どのようにして自身の無実と真犯人の糾弾を為すのか。
そして誘拐されたフレミーが目を覚ました際に、どのような反応をするのやら。
本当に昏睡しているのか怪しいところではありますけどね。


















ちゃんと昏睡の毒は効いている様で一安心。
しかしまぁ、ハンスの投げナイフにも毒が塗られていたのか、
それとも単純に出血による眩暈か、神経を傷つけた事による能力低下か、
何にしても自身での応急処置をする事も出来ず、倒れ伏してしまいます。
追手への対策も当然不十分の中、果たしてどうなるかと思いましたが、
幸いにもハンスやモ-ラら追跡組は日没までにアドレットを発見出来ず、神殿へ帰還。
紋章の状態で他の勇者の生存が確認出来る様らしく、それも良い方に作用したか。
加えてこういうゲリラ戦ではアドレットの能力が最大限に発揮される事への警戒も。
こうなってくると、フレミーがどちらの側に立つのか、それが運命を左右する予感。
























共に昏睡を続けるアドレットとフレミー。
深く沈み込む意識の中、アドレットの幼少時代が回想されます。
てっきり先に目覚めたフレミーがアドレットを何らかの気まぐれで介抱するとか、
追手の目から隠してくれるとかを想像していたんですが、普通に昏睡継続とは。
というか「フレミーももうすぐ目覚める」とか言ってた割に、全然じゃないですか。
ともあれ、回想の中では兄貴分みたいな少年、ライナーとアドレットの母親の姿が。
お母さん、優しそうで若くて超美人ですね、なんということでしょう。
そんな幸せな光景から一転、全てを失い強くなる道を選んだアドレットの幼少期。
お師匠様のむちゃくちゃな論理とスパルタな仕打ちにも負けず、
地上最強を目指した凡庸な少年の、運命の転機となった時代の光景です。
お師匠様の理不尽さが半端なさ過ぎて小気味よいレベル。












チューブトップを外してアドレットの傷口に当ててるのかと思って興奮した馬鹿は私です。
それにしても、やはりこういう展開ですよね、うんうん、そうでなくては困ります。
別にフレミーもアドレットが無罪だと信じているわけでもなく、99%犯人だと思うと宣言。
それでも残り1%の可能性も無碍にせず、対応した結果なのだとか。
アドレットの軽口にも付き合わずいつもの塩対応は継続中ですが、
事ここに至ってはフレミーのこの何も変わらない対応こそが最高のデレに思える不思議。
というかナイフは急所を外れていたので大事には至らなかったらしいですが、
果たしてハンスは投擲する際、急所を狙ったのか、それともわざと外したのか。

















寒さを仕草で訴えるフレミーの為に火を起こそうとして失敗した挙句、
呆れた顔のフレミーに火を起こされてしまって立つ瀬がないアドレットの図。
“火薬”の聖者でしたか、何もないところから火薬を生み出し点火するとは、
聖者の力とは応用がきいて便利そうな代物ですよね、代償もなさそうだし。
しかしまぁ、火に照らされて久し振りに落ち着いた事もあって、改めて思いますが、
フレミーの衣装は本当にエロいですねぇ、ちゃんと穿いているんですかね。
若干泣き言が入るアドレットに対して、同情も慰撫もせずに淡々と切って捨てる、
そのフレミーの態度を見ていると、理由はどうあれ人質に彼女を選んだのは大正解。
お蔭で落ち着いて状況整理も出来るってもんです、先程の応急処置も含めて感謝。














誰が真犯人か、それを絞る為に全員の実行可能性を改めて検証する2人。
まぁ情報が大して集まっていない現状ではロクな推理も推察も出来ないのですが、
その中でアドレットが示した新たな仮説は複数犯という可能性の示唆。
勇者達に紛れ込んだ“7人目”と、結界を作動させた“8人目”。
そしてそんな手の込んだ事をした理由は“地上最強の男”を犯人にして排除する為。
これまでもツンドラ警報は度々発令されてきましたが、このアドレットの説を聞いた時の、
フレミーの最高潮に呆れた感情を滲ませた対応は最高でしたね。
まぁ兎に角、冗談ばかりでもないらしく、明日からの行動目的は“8人目”の捜索。
フレミーへの助力請願は当然の様に却下されましたが、
他の5人に引き渡すわけでもなく中立を保ってくれるだけで十分よね。
それにこの苦境、逆境の極地でも絶対に前向きに笑い続けるアドレットの異常さに、
フレミーが出会ってから初めて、個人的興味に基づく質問を出してきましたし。
うーむ、純粋な瞳がとってもキュートでございます、というところで今回はここまで。






ナッシェタニアからバトンを受けまして、ここからエンディングを担当しますはフレミー嬢。
歌も当然悠木さんですね、まぁそれはそれとしていいのですが。
ナッシェタニアのエンディングアニメーションと比べると色々と興味深い差異があって、
益々キャラへの愛が偏っていくのを感じる今日この頃であります。
果たして、アドレットの提唱する“複数犯”説は真か、偽か。
ありがとうございました、次回も宜しくお願い致します。
失礼します<(_ _)>