


























ゲームの最も序盤、オープニングムービーが流れるまでの、
要するにイントロダクション部分をアニメ化しているこの映像作品。
考えれば面白い試みですよね、このままTVアニメ化してくれないかしら。
登場するメインキャラは3人だけで、尺も短いので世界観までは至らずとも、
キャラの魅力、作品の雰囲気くらいは伝わる良い内容だと思います。
この冒頭部分もゲーム通り、遺跡を調査に来た二人組が、
突然の雷に襲われて崩落する遺跡からの脱出を試み、
そのまま崩れゆく足場に飲み込まれて万有引力体感ツアーを楽しむ流れ。
アクションといい、作画といい、オープニングムービーと同レベルのクオリティ、
観ているだけでテンションが上がってきますよ、うきうき。
微妙な作画部分がなくもないですが、コマ送りでもしない限り気にならないレベル。
























本作の主人公スレイ(CV:木村良平さん)と親友のミクリオ(CV:逢坂良太さん)。
スレイは少年というよりは青年といっていい年齢と外見ですが、
中身は冒険に憧れる純粋培養な夢見る少年ハートの持ち主。
ミクリオはそんな無邪気なスレイのお目付け役兼突っ込み役みたいなノリでしょうか。
”猪突猛進な突撃隊長”と”沈着冷静な参謀”みたいな関係といえばいいのか。
いうてスレイも別に馬鹿ってわけじゃないですけどね。
スタンとリオンのコンビをもっと大人にした感じ。
この蜘蛛もゲームだと物凄い小さい、只の雑魚敵なんですけどね、
アニメだと何故か巨大化してまるでこの遺跡の主みたいな様相を呈しています。
こんな巨大生物の攻撃を正面から受け止められるとは、ミクリオも何気に凄いなぁ。
どうみてもスレイが肉体派でミクリオが頭脳派なんですが。
でも最近の頭脳派は知勇兼備が主流っぽいですし、不思議でもないか。















そして本作のヒロイン、アリーシャ(CV:茅野愛衣さん)は騎士姫様。
初登場時は眠り姫だったり、目覚めたら見知らぬ男が目の前にいて怯えたり、
武器が手元に無くて焦ってたら目の前の男が武器を拾って返してくれて虚を突かれたり。
個人的には良い印象を抱いているヒロインなんですが、如何せん扱いがなぁ・・・・・・。
未プレイの人もネット上で散々叩かれているので知っていてもおかしくないですが、
いやホント、フォローの言葉が出てこないくらい謎仕様です。
「TOR」のクレアとは立場が違うっていうのにね、あっちは最初から非戦闘員でしたから。
ちなみにここでミクリオがアリーシャ姫に対して妙な態度を取っていますが、
その意味は後ほど分かります、正直初見で気付くのは難しいと思うのですが、如何でしょう。
特に先にゲームをプレイした人は気付きにくさ二割増し。
私はゲーム初見時、全然気付いてなかったです、はずかしー。






























雲海の中を通る様な高地にある天族達の住む村。
ここでようやく、先程のアリーシャ姫との出会いのシーンでの、
ミクリオの妙な行動の説明がつくというか、理解が及ぶわけですよ。
答えが分かってから見直してみれば、成程確かになぁという感じなのですが。
「天族は人間には知覚出来ない」
単純なんですが、それを台詞無しで表現するって、改めて考えると難しいですよね。
天族側も非常に微妙な表情をしていますが、それでもアリーシャ姫を邪険に扱わず、
労わりながら優しく見守る姿勢は流石、スレイを育てた人々だという感じ。

































一緒にお料理したり、お裁縫したり。
この辺りもゲーム本編よりもアニメの方が流れ的に優れていますね、
夜中の事とかはゲームだとスキットくらいでしか補完出来ないので、
髪を下している状態の、単衣姿のアリーシャ姫なんてのはここだけの限定商品。
その後のウリボア狩りや革をなめしての道具作成シーン等、
ゲームだと移動なんかの手間があってテンポ悪かった部分が、
映像化に際して小気味の良い演出に纏められているのは高評価です。
スレイとミクリオの、お互いを分かりあっている感がやばい。




































聖域に侵入したルナール戦。
本編でもいまいち存在意義が分からない敵キャラですが、
これまた映像化に当たって気持ち悪さがここまで増すとは素晴らしい限りですね。
天族をムシャムシャ食って体力回復するシーンはゲームだと本当に淡泊なので、
このアップの表情と音で生理的な嫌悪感が多少は改善されている感。
それにしても本当に映像綺麗ですよね、戦闘シーンも鮮やかです。
ミクリオの水の天響術なんて静止画でもこの流麗さですから、感動もの。
先程もちらっと言いましたか、このアニメは実は録画だけで昨年末には視聴せず、
ゲーム発売後、序盤プレイ後にこうしてみているので、
ゲーム本編の記憶と連動させながら観ることが出来て楽しかったです。
























たーまやー。
この言葉をずっと繰り返してしていますが、本当に綺麗ですよアニメ版。
ほぼほぼ円盤クオリティな感じがします、いや、それは流石に言いすぎですか。
でもまぁ円盤で出されても文句が出ないくらいにはクオリティ保たれてます。
こんな粋な演出はそれこそゲーム本編では無かったですから、
そういう意味でも見てよかったと思える幻想的なシーンだったりしますです。
というか何故ゲーム本編には無かったんでしょう、
ムービーでこのまま挿入すれば別に手間も何もかからなかったろうに。
あれ、ゲーム本編だとルナール戦後、どういう流れで翌朝でしたっけ・・・・・・?
鳥頭なので記憶が既に曖昧。





































導師の夜明け。
親友と二人、鮮やかな旅立ちですね。
ちなみにこの辺りの映像はそのままゲーム本編でも流れます、そこからのOP。
アニメ版としてもここがキリではありますが、ゲーム本編的にもここまでがプロローグ、
ここからは自由にフィールドを走り回っての冒険の始まりです。
この続きは是非ともゲーム本編で。
色々とネットでは酷い評価を受けていますが、そこはそれとして、ね。
ありがとうございました。
次回からは通常通りのゲームプレイ日記を始めていきます。
お時間ございましたら宜しくお願い致します。
では、失礼します(*'ω'*)